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手作りバター作りをしました。
もしも、マーガリンができれば比較できると思い、
色々調べてみましたが、難しいようです。

どなたか手作りでできる方法を知りませんでしょう。

A 回答 (4件)

食用油脂(脂肪酸)は、水素(H)と炭素(C)と酸素(O)の化合物です。

それぞれの元素の数と結合の形によって、脂肪酸の種類と性質が異なります。
融点が低い脂肪酸からなる動物性の脂は常温では個体ですが、融点が高い脂肪酸からなる植物性の油は常温では液体です(パーム油などの例外を除く)。

マーガリンは、常温液体の植物油に水素を添加することによって硬化させたものです。工業的には大掛かりなプラントで以下のような工程を経て製造されます。
1.原料植物油、乳化剤、着色料などを攪拌機付きの反応釜に入れる。
2.ニッケルなどの金属触媒を原料油に対して0.05~0.20%を投入する。
3.水素圧0.5~0.5kg/cm2を保って140~190℃で反応させ水素を添加する。
4.金属触媒を濾過して取り除き、残った不純物をケイ酸アルミニウムとクエン酸を投入して取り除く。

日本マーガリン工業会のサイトでは、水素添加の工程についてはとくに説明されていません。
http://www.j-margarine.com/kiso/what.html

原理的には高校の化学実験レベルで作れますが、まともに食べられるシロモノができるかどうかは不明です。
http://nels.nii.ac.jp/els/contents_disp.php?id=A …

なお、反応の過程で生成されるトランス脂肪酸が健康上の問題となっていますが、トランス脂肪酸は色々な食品に広く含まれているものです。
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ANo.3の誤記訂正。


「融点が低い・高い」の説明が逆になっていました。失礼しました。
バター、ラード(豚脂)、ヘット(牛脂)などの脂肪酸は融点が高い(低温では溶けない)ので、常温では固体になります。
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この回答へのお礼

御礼が遅くなりました。
前の回答と合わせてお礼のメールをします。

丁寧な回答、参考になりました。

ありがとうございました。

実は、子供と夏休みの自由研究をやっていました。加工油脂とサラダ油の性質の比較をしようと実際に作ったり、できたものを使った料理を通して調べようとしたりしてきました。

塩分や融点などの違いがいろいろな影響を与えることがわかりました。

なお、マーガリンについては、ラードやショートニングを溶かして、食塩や牛乳などを混ぜ、攪拌しながら固めることで解決しました。

トランス脂肪酸の危険性についても、勉強しました。ありがとうございました。

お礼日時:2007/09/02 18:28

マーガリンは、本来固形化しない植物性油脂を化学合成で固形化したものと理解しています。


その感じでは、個人の規模では、先の方が書かれているように、困難でしょうね。
簡単に実現出来るなら、食べるのはともかく、ちょっとやって見たい気もしますが、発癌性など米国でも問題視されてきていますからね。

先の方と同じようにどういう動機で、何を比較したいのか気になります。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

実は、子供と夏休みの自由研究をやっていました。加工油脂とサラダ油の性質の比較をしようと実際に作ったり、できたものを使った料理を通して調べようとしたりしてきました。

塩分や融点などの違いがいろいろな影響を与えることがわかりました。

なお、マーガリンについては、ラードやショートニングを溶かして、食塩や牛乳などを混ぜ、攪拌しながら固めることで解決しました。まがい品ですが・・・。

お礼日時:2007/09/02 18:24

一応本職のコックやってるものです。


>手作りマーガリンの作り方を知りませんか
かなり大規模なプラントが必要になるのでは?

大きく分類して
マーガリン・・・・植物性油脂
バター ・・・・・動物性油脂
になりますが
バターは既におやりになったように生クリームや高脂肪の
牛乳から出来ますよね
しかしマーガリンは
植物性油脂を化学合成によって固め作ります
たしか水素を添加して高圧縮するようだったともいます。
詳しいことは解りませんが
無理ではないでしょうか。

因みに何を比較されるのでしょうか?
目的に興味あります。
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この回答へのお礼

御礼が遅くなり大変申し訳ありませんでした。
コックさんをされているということでもしまた専門的な面からアドバイスいただけますと幸いです。

子供と自由研究を行ってきました。バター、マーガリンなどの加工油脂と、サラダ油などの油を調理を通して、その性質を比較しようと考えました。

ナスの炒め物をしたり、ケーキを焼いたりして出来上がりの比べてみました。

はっきりとした違いはわかりませんでしたが、一応違いがまとまりました。

塩分や凝固(融解)の温度などが結構影響を与えることがわかりました。

参考になりました。ありがとうございました。またお願いします。

お礼日時:2007/09/02 18:17

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