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ある新聞に閑吟集の
「ただ人は情けあれ 槿(あさがお)の花の上なる露の世に」
とともに「朝顔」の写真が添えてありました。

疑問の1は、朝顔は「ききょう」のことと習いました。
疑問の2は、槿は「むくげ」のことだと思うのですが。

教えてください。

A 回答 (3件)

詩心のない人間で、辞書的な意味しか分からないのですが。



『広辞苑』によりますと、

あさ‐がお【朝顔】‥ガホ
1.……略……
2.(朝咲く花の意とも、朝の容花かおばなの意ともいう) ヒルガオ科の蔓性一年草。熱帯アジアの原産で、日本には中国から渡来し、江戸後期に園芸植物として改良発達した。広くは別種のアメリカアサガオを含める。……中略……。秋の七草にいうアサガオは別植物。しののめぐさ。鏡草。牽牛花。蕣花。
3.キキョウの古名。〈新撰字鏡7〉
4.ムクゲの別称。〈名義抄〉
5.ヒルガオの別称。
……以下略。

とありました。
「アサガオ」とは、「キキョウ」「ムクゲ」「ヒルガオ」をも指す言葉のようです。

また、「槿」については、
〔音〕キン
〔訓〕むくげ・あさがお

とあり、やはり、「アサガオ」と読み、「ムクゲ」とも読むようです。

写真に「朝顔」があったのは、「槿」の意味を考えず、「アサガオ」という音だけで判断したのではないでしょうか。
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goo辞書から抜粋します


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あさがお【朝顔】
・キキョウの異名。[新撰字鏡]
・ムクゲの異名。[名義抄]
・源氏物語の巻名。第二〇帖。【朝顔の花一時(ひととき)】
〔朝顔の花が、咲いてからわずかの時間でしぼむことから〕物事の衰えやすいこと、はかないことのたとえ。槿花(きんか)一日の栄。
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きんか【槿花】
(1)ムクゲの花。朝開いて、夕方にしぼむので、はかない栄華にたとえる。
(2)アサガオの古名。
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むくげ【〈木槿〉/槿】
古くはアサガオと称された。モクゲ。蓮(はちす)。木蓮(きはちす)。
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ききょう【桔梗】
古名、アリノヒフキ・アサガオ・キチコウ。
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上記から、
・昔は「ききょう」の事も「むくげ」の事も「アサガオ」と言っていた。
・「朝顔」も「槿」も「桔梗」も「咲いてわずかな時間でしぼんでしまうはかない花」
という意味を持った言葉として季語(秋)に使われていた。
・朝顔の事を槿花とたとえることもあった。

という事で、「『槿』と書いてあってもこの歌はアサガオの事を言っているのだ」
という解説のつもりで朝顔の写真を使ったとは考えられないでしょうか。
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疑問の2は、槿 … 【アサガオの古名】とのことです。



疑問の1 どうとでもとれます。時代とともに変化しているのでしょう

(4)キキョウの異名。[新撰字鏡]
(5)ムクゲの異名。[名義抄]


辞書ひきましょうね
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