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ブライトブルーシクリッドを育てるためには弱アルカリ性がいいと聞きました水槽の水質をアルカリ性に傾けるにはどのようなことをしたらいいですか?教えてください(>_<) 外掛け式ではありません 調整薬などを使わない方法で教えていただけませんか?

A 回答 (2件)

多くの淡水魚は弱酸性~中性域の軟水で飼育できます。


水道水はpH6.7~pH7.2位、総硬度(GH)3~8位の軟水です。
水道水からカルキを抜くだけで、熱帯魚の飼育水として使用できるわけです。
ところが、ブライトブルーシクリッドなどが棲む、アフリカのマラウィ湖やタンガニーカ湖の水質はpH8.0~8.5のアルカリ性の値を示し、炭酸塩硬度KHは10~15位の値です。
水道水とは全く違う水質に棲むブライトブルーシクリッドを上手く飼育するには、飼育水の水質を弱アルカリ性の硬水に維持しなければなりません。
そこで、水槽の水質をアルカリ性の硬水に維持する方法を、本当にサワリだけご説明します。

マズはじめに、総硬度(GH)炭酸塩硬度(KH)を理解する必要があります。
・総硬度(GH)と言うのは、水中に溶けているカルシウムとマグネシウムの総量を示す指標です。
水道水は3~7くらいの値を示すはずで、これを軟水と言います。
・炭酸塩硬度(KH)と言うのは、炭酸カルシウムと炭酸マグネシウムが水中にどれだけ溶けているかをあらわした指標です。
KH値とpH値は関係があり、KHが上昇するとpHも上昇します。
炭酸塩硬度(KH)には緩衝能力と言うとても重要な働きがあります
これは、水質の急変を抑える作用で、KHの値が低い水質は魚の糞などで瞬時にpH値が低下したりします。
KHの値が適正な値を示していれば、飼育水のpH値は急変しにくくなります。

そして、いよいよpHの調整の話です。
pHを上昇させるには、サンゴ砂を水槽内やフィルターの中に入れてpHや硬度を上昇させるのが一般的です。
しかし、サンゴ砂の量が多すぎたり水換えをさぼると、飼育水pHや硬度が、どんどん上昇しつづける可能性があり、自分の水槽に投入したサンゴ砂の量と時間によるpHの上昇率の関係が分からない(慣れない)うちは危険です。
気づいてみたら魚も棲めないアルカリ性では困ります。
始めは、サンゴ砂は少量に留めておいて、市販のpH上昇剤を用いる方法が、楽でしかも即時に必要とするpH値の水を作ることができてオススメです。
pHの変化率が分かってきたら、徐々に、市販のpH上昇剤からサンゴ砂に変えてゆくのが良いと思います。

市販のpH上昇剤を用いる際の注意点は、先ほど説明しましたとおり、pHだけを目的の数値にしてもKHが低いままの飼育水のpHはすぐにもとの値付近にまで戻ってしまいます。
なお、テトラ社「PH/KHプラス」のように、KHも上昇させてくれる製品もあるので、こちらの方がオススメです。
ブライトブルーシクリッドを飼育する場合は、日ごろからpHと総硬度(GH)、炭酸塩硬度(KH)の3つは必ずチェックするようにしましょう。

PH/KHプラス
http://www.a-forest.jp/product_info.php/cPath/21 …
サンゴ砂
http://www.genryo.co.jp/coalsand.htm
パワーハウスのハードタイプ
http://www.ph-clion.com/product/filtration/produ …
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この回答へのお礼

とてもわかりやすい回答本当にありがとうございます。参考にして育てていきますm(__)m

お礼日時:2007/08/23 10:15

炭酸カルシウムを主成分とする、サンゴ砂や蛎殻をろ材や底床に入れるのが定番の方法でしょう。


当然のことながら、硬度は上がります。

> 調整薬などを使わない方法で教えていただけませんか?

天然の何かを使おうが、薬を使おうが、所詮は化学反応を利用してpHを下げるに過ぎません。
大事なのは、薬を使うか使わないかということではなく、何がどういう原理で作用しているのかを、
ご自身が理解されることでしょう。
そこまで考えないと、簡単に落とし穴にはまります。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。きちんと原理を理解してから飼ってみようと思います。落とし穴にはまらないようがんばります

お礼日時:2007/08/22 22:54

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