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主に中学生、高校生を対象とした国際理解教育を、職業として行う場合、学校の先生になる以外にどのような選択肢があるでしょうか?
ちなみに私は年齢は32歳、学歴は大卒、主な職歴はNGOの駐在員としてバングラデシュに6年間おりました。
以上、どうぞよろしくお願い致します。

A 回答 (7件)

>教職を避ける理由につきましては、先生に求められる役割の中で国際理解教育は決して大きくはなさそうだな、という点が挙げられます。



私の高校時代の現代国語の先生は太平洋戦争でも悲惨なフィリピン戦線で従軍していたかたでした。折に触れて、テレビでは聞けないような戦争体験を通じて感じたことを、インパクトのある短い言葉で語ってくださったのが印象的で、今も知識とメンタリティーの両方の面で役に立っています。また、そうやって苦労なさったせいなのか、持ち前の人間観察力があったのか、何かにつけて、ちょっと違った見方をするのを恐れず、上手に生徒を導くすべをお持ちで、その先生がいらっしゃらなかったら、私は志望大学を諦めざるを得なかったかもしれない、という場面もありました。

「国際理解」をどうとらえるかにもよりますが、現役高校生の親としても感じるのは、教師の人生経験が豊かなほどその教師の教える素質は高まる、ということです。もちろん、大それた人生経験でなくていいのですが、日々の経験をどう活かすかを心得ている先生は説得力があります。

結局、学校の勉強というのは本来、その科目をどう実社会に結びつけるかということですので、情感や社会情勢を学ぶ国語や社会はもちろんのこと、理科や数学でも、教師の経験はにじみ出ますし、中高の段階なら、教師が科目を離れて生徒の人生相談にのることも多々あります。

教職に少しでも興味がおありなら、私立・公立、さらには定時制やサポート校も含めて検討なさってはどうでしょう。尚、教職に就かれたとして、うまく学校内で国際交流関係の部活動や事業などを立ち上げたりできれば、かなり理想的なのではないかと思います。
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この回答へのお礼

再度丁寧なお返事を下さり、ありがとうございました。

「自分が先生になる」とは全くこれまで想像もしなかったことですので、まさに目から鱗でした。

先生は生徒と接する以上は科目を問わず、また授業の内外で先生の人生経験がにじみ出るものだ、というucok様のお話しを伺い、大変感心してしまいました。「国際理解」という看板がないからダメだ、というのではなく、先生になった自分の心掛け、伝えたいという気持ち次第で大きく可能性は開かれるものなのだ、と理解致しました。また、学校内で国際交流関係の活動を立ち上げるということも楽しそうですね。

社会人から先生になるという道について、これから調べてみたいと思います。本当にどうもありがとうございました。

お礼日時:2007/08/31 21:13

既に解決しているのであれば無視してください。

まず、なぜ「中高生を対象の国際理解教育を職業と」なさりたいのですか。特に、なぜ大学生や小学生や十代でなく中高生なのか。また、教職を避けたい理由は何かおありになるのでしょうか。

例えば、何らかの形で中高生と常に関わっていたいなら、「国際交流」に絞らずにYMCAなどの青少年グループの運営に携わればいいし、何らかの形で国際理解に常に携わっていたいのだけれど、とりわけ中高生に関心がある、という感じなら、第三セクター的なNPOやNGOで報酬を得つつ、その組織の事業の一環として、出張授業やボランティア体験学習など、中高生を対象としたプログラムを定期的におこなうといいと思います。貿易などのかたわら、教育事業も行なう、といった方法もあるでしょう。いろいろと選択肢はあると思いますが、目的によって手段は大きく異なります。

一方で、中高生も忙しいです(大学生、小学生、十代という枠、に比べても忙しいので、前述の質問に至りました)。一年を通じて年がら年中、国際交流に携わっているわけにいかないので、逆に考えれば、あなたの収入も中高生に絞っていると増えません。ただ、日本の中高生の“閑散期”には海外の中高生に目を向ける、といった手段も考えられます。

いずれにせよ、NGO経験がおありならご存知でしょうが、事業はニーズがないと発展・維持が難しいですよね。つまり、「私は、あなたたちのために、こんな器を用意してみました。どうぞ、この器にお入りください」と言っても、なかなか相手は入りにきてくれない。しかし、たまたまあなたが関わった事業に参加した人が「私たちのために、こんな器があったらいいのに」と言い、「では私が、その器を用意しましょう」となれば、彼らは器に入ってきてくれますよね。できるだけ縦社会でなく、横社会で考えると、運営・維持がしやすくなると思います。もちろん、強力なパトロンでもいれば別ですが。

尚、個人的には「国際交流=語学」や「○人vs△人」という概念に賛成しかねます。強いて授業科目で言うと「社会」であり、強いて人種をテーマにするなら「国籍や人種を排した交流」ですよね。
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この回答へのお礼

とても丁寧なお返事を下さり、どうもありがとうございました。

主に中高生に対して教職以外の立場から、と質問させて頂いたのはどちらも個人的な理由ですが、教職を避ける理由につきましては、先生に求められる役割の中で国際理解教育は決して大きくはなさそうだな、という点が挙げられます。

中高生が忙しい点、縦社会より横社会という視点、海外の中高生など様々な対象など、色々教えて下さりありがとうございました。これから更に考えていく際の参考にさせて頂きます。

また、国際理解の概念についてのお考えは私も同感です。「国籍や人種を排した交流」も、楽しくて仕方ありません!

お礼日時:2007/08/29 21:44

#1です。

バングラデシュなんですね。勘違いしてました。

言語理解と言っても英語に限定したわけではないです。学校の教師になるなら
英語教育しかできません、という意味です。その上さらに受験英語という足かせがつきます、と。
バングラデシュではベンガル語が公用語のようですが、
やはり言語教育=英語が日本では圧倒的に一般的かと思われます。


国際交流の塾についてですが、東京に確か一軒あったと思います。
(以前テレビで特集を組んであったのを見た記憶があります。)
あながち無謀な事でもない気もしますが、やはり立地や周囲の環境など
考慮することも多いし(在日外国人が多い地域でないと生徒が集まらない。)
ご希望の中高生への教育は達成出来ないかと思いまして、
NPO職員が妥当な所だろうと結論を出しました。

でんじろう先生のように自己プロデュースであそこまで売れるのは難しいでしょう。
お年も考えますと、そろそろ地に足つけなきゃ、という頃合いだと察しますし。
(個人的意見なら、今はインターネットという最強の武器が誰でも使える時代ですので、
やり方次第ではいくらでもどうにでも出来ると思います。
HP作成も、宣伝も今は本当に簡単になっています。お金を掛けずにいくらでも集客出来ますし。)
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この回答へのお礼

お返事に対して更に回答を送って下さり、どうもありがとうございました。

言語理解の件、丁寧な説明をありがとうございました。おかげさまで、すっきり理解することができました。確かにベンガル語を題材に行っていくのは難しいですよね。

私の年齢に関してはおっしゃる通りで、既婚であることもあり(子どもはいませんが)、悩んでおります。夢や理想を追うことと、経済基盤を確立させることとの兼ね合いをどうするべきか、なかなか難しいところです。

#4でgwkaakun様がおっしゃられたでんじろう先生のように自ら職業を作ってしまうということも惹かれる一方で、地に足をつけることも考えると大変かなと思ってしまうのです。しかし、もし自己プロデュースをがんばっていこうとするなら、Piece-full様がおっしゃるインターネットは非常に重要なツールになりそうですね。できるだけ選択肢を狭めずに考えていく上で参考にさせて頂きたいと思います。また、国際交流の塾についても是非調べてみます。どうもありがとうございました。

お礼日時:2007/08/26 19:24

ただ、「国際理解=言語教育」に限定した物言いになりましたが、そうじゃないんだったら、



例えば、他国の株を中心として経済事情を、出張授業として一般中学校・高校だけじゃなく、少年院や児童自立支援施設、児童養護施設で「社会人講師」として臨時講師するとか、あるいはあなたが見聞した国際情勢を話す機会をあなた自身が作れるのであれば、何も先生という立場じゃなくても出来ると思います。

職業がなければ、でんじろうのように自分で職業にするというのも一つの手ですよ。あとはあなた自身の売り方でしょうね。私には到底出来ませんがねぇ…
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この回答へのお礼

gwkaakun様へのお返事に対してまた回答を頂き、どうもありがとうございました。

自分から動いて、話す機会を作る、ということは考えが及ばなかったことでした。そういうこともありなのですね、と感心してしまいました。おっしゃる通り、簡単にできることではなさそうですが、これから更に考えていく際参考にさせて頂きたいと思います。どうもありがとうございました。

お礼日時:2007/08/26 18:56

1.塾の先生をやる


2.外国語教室の先生をやる
3.予備校講師になる
4.外国語のビデオ講師になる

この四つしかないと思います。「中高生対象」というのが選択の幅を狭めていると思います。外すことを考えないといけないと思いますよ。
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この回答へのお礼

お返事どうもありがとうございました!

ANo.1でのPiece-full様のご回答に対する返答で申し上げましたが、私は言語教育(英語教育?)が国際理解教育の一部であるということも知らず、驚いてしまったところでした。
gwkaakun様のご回答は、この言語教育という点からのものですね。ひとくちに「先生」と言っても、様々な立場があり得るのですね。自分の理解の浅さを思い知らされました。
参考にさせて頂きたいと思います。どうもありがとうございました。

お礼日時:2007/08/25 00:09

「職業として行う」ならば「教員以外にない」というお答えになると思います。



教育行政は、「いかに予算をかけずに世論の批判をかわすか」という方針ですから、環境教育にしても、国際理解教育にしても、専門家をやとうという発想がありません。
教員に形式的な研修を課して、あとは「個人の努力でがんばれ」というスタンスです。

教員はきわめて多くの指導の中のひとつとして国際理解教育に取り組むだけですが、現実的には、それしかチャンスはないと言って良いと思います。
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この回答へのお礼

お返事どうもありがとうございました!

NPOという立場だと生業とするには難しいのでは、という、ANo.1でのPiece-full様のご回答を頂いた後に拝見致しましたが、「なるほど、やっぱりそうなのかぁ」と考えてしまいました。

先生になるのがベストだけど、「個人の努力でがんばれ」というのが現状なのですね。参考にさせて頂きたいと思います。どうもありがとうございました。

お礼日時:2007/08/25 00:04

学校や地域会館(児童館や公民館など)で国際理解教育を公演している団体に所属するなど。


そういう場合ほとんどがNPOなので職業として生業に出来るかどうかは怪しいですが。

国際理解教育とは具体的にはどういうものでしょうか?
上に上げたNPOでは国際ボランティア活動の推進から言語理解、文化交流まで
色々とジャンルがあります。

学校の教師になると、言語理解という国際理解教育すら出来ないでしょうね。
受験英語を教えることを求められますし、それに応えられない教師は悪い評判が立ち、
必要とされなくなっていきます。

「色々な国の子どもたちと触れ合いましょう!」という趣旨なら、
在日外国人と日本人の交流塾みたいなものが出来そうですね。
日本人は相手の文化を、相手は日本の文化をそれぞれ学べるよう上手くカリキュラムを組めればの話ですが。
うまくいくのは本当に一握りかと思いますが。
(幼年期は案外そういう塾は人気がありますが(英会話や国際理解に繋がるとして好む親が多い。)
中高生となると、受験やその他のことに興味を持って行かれるので、難しいと思います。)

バングラディシュに赴任されていた経験を生かすとなると、やはり講演中心の団体職員になるのが
妥当な所かと思います。

この回答への補足

ちなみに、BANGLADESHというあの国の名前は、「バングラデシュ」といいます。
時には「バングラディッシュ」と誤記されることもありますが、お皿じゃあありません。

補足日時:2007/08/24 23:54
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この回答へのお礼

早速どうもありがとうございました!

なぁるほど、「言語理解」というものが国際理解教育の柱のひとつなのですね。しかもこの場合、「外国語=英語」的な見方をされているのですね・・・。

外国人と日本人の交流塾というものが、非常に興味深く思われますが、現実的には、NPOの職員が妥当とのことですね。参考にさせて頂きたいと思います。どうもありがとうございました。

お礼日時:2007/08/24 23:53

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