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また質問失礼します。
FireWire1814にオプティカルケーブルで接続して音楽を聴きたいのですが、どのスピーカーが良いか悩んでおります。
MA-15DはMA-20Dに比べて高いですが、間違いかもしれませんがMA-15Dは24ビット192に対応なのに対しMA-20Dは24ビット92。
だからFireWire1814を生かしきれない?etc.
詳しい方どうかご教授願います。
↓買おうと考えているもの

MA-20D
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MA-15D
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MS40 Digital Monitor Speakers
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A 回答 (2件)

その節はどうも。



>> MA-15Dは24ビット192に対応なのに対しMA-20Dは24ビット92。
だからFireWire1814を生かしきれない? //

FireWire 1814のデジタル入出力は、最高96kHzまでのサンプリングレートにしか対応していません。より正確には、以下のようになります。

S/PDIF(同軸デジタル入出力):44.1kHz, 48kHz, 88.2kHz, 96kHz
S/PDIF(光デジタル入出力):44.1kHz, 48kHz
ADAT(光デジタル入出力):44.1kHz, 48kHz または 88.2kHz, 96kHz

以下のURLから、FireWire 1814の日本語マニュアルがダウンロードできますから、入手の上、59ページを参照して下さい。
http://www.m-audio.jp/index.php?do=support.contact

(ちなみに、S/PDIFとは、「ソニー(S)とフィリップス(P)が作ったデジタル(D)接続のインターフェイス(IF)」の略で、民生用のオーディオ機器に一般に付いているデジタル入出力の規格。ADATとは、主にプロの世界で使われているデジタル入出力の規格で、S/PDIFと同じ端子を使う。)

つまり、MA-15DでもMA-20Dでも、FireWire 1814のデジタル接続では96kHzまでのサンプリングレートでしか使えません。

もう少し説明すると、FireWire 1814で24bit/192kHz対応となっているのは、アナログ入力1/2と、全てのアナログ出力のみです(マニュアルで確認して下さい)。

これは、どういうことかというと、「FireWire 1814がA/D変換(アナログ入力から入ってきた音をデジタルに変換し、コンピュータに送る)するときは、24bit/192kHzの分解能で処理できる」という意味です。出力の場合は、「デジタル信号をアナログにするとき(D/A変換)は、24bit/192kHzの分解能でアナログ化できる」という意味です。

つまり、「デジタル <-> アナログ」の変換過程でのみ、24bit/192kHzの精度を発揮できるということです。

ビットレートやサンプリングレートを見るとき、それが「デジタル <-> アナログの変換精度」のことを意味しているのか、「デジタル接続の規格」のことを意味しているのか、注意して読む必要があります。

また、MA-15DとMA-20Dとで、前者の方が後者より高くなっているのは、単にサウンドハウスの事情によるものでしょう。前者の方が高性能というわけではなく、Edirol(Roland)のモデル設定では後者の方が上位機種であり、一般には後者の方が高額で販売されています。

規格上は、そして理屈上は、サンプリングレートが96kHzより192kHzの方が高音質になります。しかし、その差は、素人がパッと聞いて即断できるほどのものではなく、いずれにせよCDに比べればはるかに高音質です。

また、スピーカー(のユニット)自体の性能も重要で、192kHz対応の廉価なスピーカーよりは、96kHzまでしか対応していない高価なスピーカーの方が良く、それよりもアナログ接続の最高級のスピーカーの方がさらに良いでしょう。「スピーカーのスピーカーとしての性能」と、「D/Aコンバータの性能(というよりは規格)」とは、別物として考えなければなりません。

結論的には、MA-15DでもMA-20Dでも、あるいはBehringer MS40(これは聴いたことがありません)でも、それぞれの「スピーカーとしての」性能以上の差はありません。また、デジタル接続にこだわるよりも、「スピーカーとして」音の良いものを探した方が、最終的には良い音で聴けるでしょう。
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この回答へのお礼

前回共々、非常に的確で詳しい説明本当にありがとうございます!!
質問したことと同時にもやもやしていた部分も解決されました。
デジタル接続が一番いいものと思っていました・・・。
MA-20DとMA-15D・・・どちらを選んでどの接続にしたら一番良いと思いますでしょうか?
Yorkminsterさんの回答を頂けると幸いです。

お礼日時:2007/08/27 17:52

>> MA-20DとMA-15D・・・どちらを選んでどの接続にしたら一番良いと思いますでしょうか? //



それは、その他の接続状況などにもよるかと思います。

いずれのスピーカーも、アナログ/デジタルどちらの接続方法にも対応しており、またボリュームも操作しやすい位置にあるので、どのような繋ぎ方でも対応できます。

一般に、アクティブ型のモニタースピーカーでは、ボリュームやトーンコントロールは背面にあって、日常的には操作しません。それらは固定しておき、ミキサーやオーディオI/Fの側で調整することになっています。MA-15D等は、ライトユーザや初心者にも使いやすい用に、つまみ類を前面に配置しているのでしょう。

他方、FireWire 1814では、デジタル出力の音量を調整することはできません。対して、アナログ出力の音量は、マニュアルP.11の13番で示されているロータリーエンコーダで可変できます。

しかし、このロータリーエンコーダには、それ以外の機能を割り当てることも可能です。

つまり、FireWire 1814のデジタル入出力をフルに活用するなら、ロータリーエンコーダには標準通りアナログ出力の音量調整を割り当てておき、MA-15D等を一般的なモニタースピーカーと同じように接続することが考えられます。

これに対して、ロータリーエンコーダを別の用途で使った方が便利という場合には、アナログ接続でもデジタル接続でも、MA-15D等は自前で音量調整することが容易なので、さらに自由な接続が可能です(ロータリーエンコーダに音量以外の機能を割り当て、デジタル入出力もフルに使うならアナログ接続、デジタル入出力は余らせておくならデジタル接続も可能)。

デジタル接続とアナログ接続のどちらが音質面で良いかというのは、微妙です。信号の忠実な伝送という意味ではデジタルの方が良いですが、アナログに変換するという機能に関しては、チップやアナログ回路の音質がモロに影響するからです。また、アナログ接続の場合の音質の変化もあります。この辺りは不確定要素が多いので、実際に試してみるしかないでしょう。

MA-15DとMA-20Dとでどちらが良いかというのも、けっこう微妙です。いずれも悪い製品ではないと思いますが、本格的なモニタースピーカーと比べるとコンシューマ向け製品の名残が多く感じられます。MA-20Dの方が、ウーファーが大きく、アンプの出力も大きい分余裕があるように思いますが、MA-15DとMA-20Dの数1,000円の差を考えるならMA-15Dでも十分で、本質的に大差はないと思います。それ以上の音を求めるならペア5万円くらいのモニタースピーカーにした方が、違いがハッキリと分かるように思います(逆にいえば、MA-15Dに数1,000円上乗せしてMA-20Dにしても、いまいち恩恵がない気がするという意味です)。
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この回答へのお礼

Yorkminsterさん回答ありがとうございます!!
PCの前で頷きながら読ませていただきました^^
非常に参考になりました。m(_ _ ")m
微妙な差だということですのでデザインなどでも決めようと思います。
本当にありがとうございました!!

お礼日時:2007/08/28 10:23

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