プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

以前、中国人・韓国人・台湾人の友人と議論していました。

韓国人(パク)「日本発祥の文化って何がある?」
私 「仮名だね。日本民族の古典には万葉集がある。」
韓国人(パク)「仮名?仮名は中国文化の漢字を元に作られらんだよ。漢字を元にしているから、仮名は中国文化だ。
ハングルは漢字など参考にしないで、韓国人が独自で作った。ハングルは誇るべき朝鮮文化だ。
ハングルは世界一優秀な文字だ。(←これが口癖)」

私「醤油は16世紀に和歌山県(紀州)で発明された日本独自の調味料だよ。」
中国人(プーチン)「醤油はおよそ3000年前の中国で発祥したんだよ。醤油は中国発祥だ。」

【醤油のルーツ】
http://www.yamasa.com/soydoc/history/history01.h …
http://www.kikkoman.co.jp/soyworld/museum/rekish …


↑の「醤油は中国発祥」の意見を要約すると
「日本の醤油のルーツは醤(ひしお)であり、醤(ひしお)は中国発祥だ。」
と書いています。

中国から醤(ひしお)を輸入していたから、醤油は中国発祥だという説です。
だが、醤(ひしお)らしきものは、日本でも製塩が始まった弥生時代には、すでに作られていたようです。
つまり、醤(ひしお)は中国発祥ではなく、製塩が始まったアジア各地で醤(ひしお)は発見されています。

仮に、醤(ひしお)が中国発祥だとしても、それが日本の醤油のルーツだと言えるのでしょうか?
当時の醤(ひしお)は材料別に、「魚醤(うおびしお)」「肉醤(ししびしお)」「草醤(くさびしお)」「穀醤(こくびしお)」の四種類に大別され、その中でも米・小麦・大豆などを原料とした「穀醤(こくびしお)」が、しょうゆやみその原型と考えられています。
また、当時の中心的な醤は、魚介類を主な原料とした「魚醤(うおびしお)」と考えられており、現在も秋田に残っている「しょっつる」や、香川県の「いかなごしょうゆ」、能登地方の「魚汁(いしる)」なども魚醤が原型になっていると言われています。

従って、先に日本が「魚醤(うおびしお)」を作ったら、タイのナンプラー(魚醤)は日本発祥になるのか?
もっと遡って、タイのナンプラー(魚醤)は中国発祥になるのか?
醤(ひしお)らしきものは、日本でも弥生時代にすでに作られていますが、中国の方が先に作っています。
つまり、中国が一番最初に醤(ひしお)を作れば、世界に知られた日本発の Soy sauceも、タイのナンプラー(魚醤)も中国発祥になるのでしょうか?
日本の醤油は中国発祥でしょうか?


また“仮名”についても同じです。
韓国人(パク)は「仮名は日本文化ではない。」と言っています。
確かに仮名は漢字をくずして作られたものです。
中国から醤(ひしお)を輸入して、そこから日本独自の「醤油」を作ったのと似ている過程です。


“仮名”と“醤油”は日本発祥の文化ですか?
“仮名”と“醤油”は日本発祥の文化ではないのすか?
文化起源の境目はどこでしょうか?
どこまでが中国発祥の文化で、どこからが日本発祥の文化になるのか?
よろしくお願いします。

A 回答 (5件)

少なくとも素焼きの土器である縄文土器は、発見されているもので言えば日本のものが世界最古級です。


その論法から言えば「焼き物の発祥地は日本である」と言えるでしょう。(実際は、各地でそれぞれに発展したもの)
文化・文明というのはお互いに影響し合って生まれ発展していくものですからこのような議論そのものは歴史学的には不毛です。
韓国では政治的な理由や儒教文化の影響もあって「自国の文化が一番」と考えている人が少なからずいるようです。中国に至っては「中華思想」が伝統ですから....そういう思想に凝り固まっている人に反論しても無駄かと思われます(^^;)。
朝鮮文化だってハングル語以外はほとんどが中国文化の影響で発展したのではないかと思うのですが....。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

素焼きの土器で発見されているものは、日本の縄文土器が世界最古級なんですか!
「焼き物の発祥地は日本」になってしまいますね。
でも、これを言っても中国人・韓国人は納得しないでしょう。(タメ息)
ありがとうございました。

お礼日時:2007/09/10 18:22

興味深い問題ですね。

ご質問にあるような議論ができること自体、東アジアの文化が密接に関わっていたことを示していると思います。

醤油の起源を求めるのは難しいと思います。これまでのご回答にあるようにある調味料が作り出される際には先行する似た別の調味料を参考にするでしょうから、そのルーツをたどって行くと記録(文献)が残っていない時代に入ってしまうでしょう。文字による記録では中国が日本や韓国と比べて圧倒的に古い時代からあります。考古学的な証拠をも考慮するとなると容易ではないですね。

仮名は教科書の説明にあるように漢字をもとに、カタカナはその一部をとって、ひらがなはその崩した字体(草書体)をもとに日本で作られたものです。「漢字をもとに」ということをどの程度重視するかにもよりますが、中国文化圏のなかで考案された文字(女真文字・西夏文字など)は、漢字から何らかの影響を受けているものがほとんどです。(ハングルは例外的)

むしろ日本人としては、中国文化圏の中で考案された独自の文字の多くが現在は使われていない(解読されていない文字さえある)のに対し、かな文字は絶えることなくずっと使われ続けていて、日本語の記録や文学を支えてきたことや高い識字率に貢献したことを誇りに思いたいところです。だからといって「かな文字は世界に冠たるわが国の発明である」と外国人にことさらに自慢することでもないでしょう。漢字を考案した中国の先人とかなを考案した日本の先人の両方に心の中で敬意を払えばそれで十分だと思います。当分は日本語の表記に漢字かな混じり文を使い続けるでしょうから。

要するに東アジアの文化については、どこまでが中国の影響でどこからがその国のものかという境界が決めにくく、無理に線を引くとかえって様々な問題が生じてきそうです。黒から白まで境目がなく連続的に変化する水墨画のような世界で、黒と白の境界を定めるようなものではないでしょうか。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

そうですね。
仮名も醤油も日本独自の文化だと気が付きました。
ありがとうございます。

お礼日時:2007/09/10 18:47

かな文字も醤油も、「中国発祥で日本アレンジ」ということでいいのではないのでしょうか。



どんなものであれ、自国が発祥地であること自体を誇ったり、アレンジであることに引け目を感じるのは、ナンセンスだと思います。

現在世界を席巻しつつある英語の文字(ラテン文字)は、イギリス発祥でもローマ発祥でもなく、つきつめていけば古代エジプトのヒエログリフです。
だからといってもしエジプト人が「英語の文字はエジプト発祥」と自慢したら、滑稽でしょう。(実際にそんな話を聞いたことはありませんが)

私は発祥地がどこであれ、多くの人に有益かどうかの方が重要なのではと思います。

-----------------------------
かな文字は中国の漢字が源流ですが、かな文字ができたおかげで日本文学は飛躍的に発展しました。中国にも日本文学のファンは少なくありません。

唐辛子は日本から朝鮮半島に伝わりましたが、当時の朝鮮人は唐辛子でキムチを味付け・保存するということを思いつき、キムチの味が深まりました。日本のスーパーでも普通にキムチは売られているくらい、キムチは日本で普及しました。

醤油は中国に端を発しますが、日本人が工夫を重ねて作った醤油は現在、soy sauseという名前で欧米諸国で好評です。

韓国映画「私の頭の中の消しゴム」はもともと日本のドラマが原作ですが、映画は原作ドラマ以上に日本で話題となりました。
-----------------------------

オリジナルであれアレンジであれ、「どちらが良いのか/有益なのか/面白いのか」が重要であり、自分自身が発明したわけでもないのに自国のものを「発祥だ」と主張することに、私は意味を感じません。

中国発祥の醤油を日本人が引け目に思うのはナンセンスだし、中国人がそれを揶揄するのも意味はありません。
キムチの唐辛子が日本から伝わったことについて日本人が感謝を強要するのはナンセンスだし、ローカル文字にとどまっているハングルを「自国発祥」と韓国人が外部に自慢することも、無意味です。

要は「源流はともかく、それアレンジ品が今どうなのか」ということが大切だと思います。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

日本人は独自にアレンジするのが得意ですね。
車なども日本車は世界的に有名ですし。
古来よりのアレンジの系譜が繋がっているんでしょうか。
ありがとうございました。

お礼日時:2007/09/10 18:44

平仮名についていえば、中国人にかかれば「そもそも漢字がなければ平仮名だって生まれてなかったんだから漢字のパクリだ」といわれてしまいます。

なにしろ中国人のすごいところは「日本は漢字を使っているので文字化された知的財産は全て中国のパクリだ」と主張できることです。普通の日本人なら恥ずかしくていえないところですが、臆面もなく主張できるのが中国人の強みです。
そもそも日本の律令国家も中国の制度をそのまんまパクっ・・・フィーチャーしたものですし、平安京だの平城京だのも全部中国の都市をリスペクトしたオマージュなわけです。まだ韓国人の多くは気付いていませんが、奈良の大仏なんかは半島から来た技術者がいなければ到底完成できませんでした。大仏様は「日本人のオーナーにより、半島の技術者の指導のもと日本人労働者が作った」ものなのです。
ほとんどの中国からの技術その他はルートとしては朝鮮半島を介してやってきてるのですから「朝鮮人によって教えられた」と強弁できなくもないです。

ただし、我々日本人には強みがあります。他の方も回答されていますが、ありとあらゆる韓国料理に欠かせない唐辛子は秀吉の朝鮮出兵と共に日本から伝わりました。そのため、始めは唐辛子は「日本人が朝鮮人を殺すために持ち込んだ毒草だ」と決して口にしなかったそうですよ。ちなみに、キムチの歴史はもっと古く唐辛子が伝わったことによって唐辛子を入れることになりました。実は唐辛子なしのキムチもありまして、これは「水キムチ」と呼ばれるそうです。なんでも北朝鮮では唐辛子が手に入らないので水キムチが一般的なんだとか。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

反論するわけではありませんが、勘違いしてらっしゃるので。

>日本の律令国家も中国の制度をそのまんまパク
日本の律令制度は日本流にアレンジしていますよ。
中国の朱子学思想をそのまま取り入れた後醍醐天皇は政治に失敗しています。

>奈良の大仏なんかは半島から来た技術者
日本には世界最大の古墳を作る技術があり、中国大陸から直接来た中国人も多かったので、日本人はすぐに技術を吸収しました。
朝鮮人技術者はごく一部であり、それを全てのように勘違いしていますね。
このウソ(誇張)は戦後のに広まりました。

>ほとんどの中国からの技術その他はルートとしては朝鮮半島を介してやってきてる
これも今は少数の意見ですね。
稲作・製鉄技術・漢字など、直接、中国大陸から伝わったという説が有力です。
つまり、朝鮮半島は経由していない。
倭人は楚人の末裔という説が有力です。
中国人研究者と日本人研究者の共同発表の論文を読みました。

お礼日時:2007/09/10 18:35

> “仮名”と“醤油”は日本発祥の文化ですか?



ベース中国文明にあるのかもしれませんが、中国で発展したものではありません。
仮名は日本人が漢字をベースに独自開発した文字です。普及させたのも日本人です。
醤油も日本で独自に発展した調味料であり、その原点は中国にあるのかもしれませんが、全く別物になっており同じ調味料というのには無理があります。

 ハングルですが、オンモンが正しい呼び名です。ハングルという言葉は日本統治下において朝鮮総督府(彼ら風に言わせれば日帝支配者)が卑称では普及しづらいとハングルという名称を与えたものです。論争になったら『お前たちはこの文字をオンモンと言って馬鹿にしてたのを日帝がハングルという名前を付けて普及させてやったんだろ。感謝しろ』と言ってやれば良いのです。
 キムチも秀吉の朝鮮侵略(壬申倭乱)の際に加藤清正たちが持ち込んだ唐辛子を漬物に混ぜるようになって初めて辛いキムチが出来ました。これも言ってやれば良いのです。『秀吉や清正のお陰でいまのキムチが出来上がったのだから感謝しろ』
 なお、『ホンタクに関しては世界広しと言えども韓国にしかない文化だ』と言ってあげればよいのでは?

醤油にしても日本仮名にしても中国には存在しません。それが発祥地だなんて言ったら中国人は世界から馬鹿にされますよ。

ついでに言えば文字は文明ね。
    • good
    • 2
この回答へのお礼

「醤(ひしお)」と「醤油」は全く別の調味料ですね。
それを言えば、一番初めに「調味料」というものを開発した民族は、全ての調味料のルーツになってしまいますね。
ありがとうございました。

お礼日時:2007/09/10 18:19

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!