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臨床心理士って医師ではないですよね? 国家資格でもないのでしょうか? それなのに、カウンセリングと称して医療機関やクリニックなどで、お金を取って心の治療的な行為をしても問題ないのでしょうか?

A 回答 (3件)

あまりに事実誤認があるようなので、いろいろと。



●カウンセリングは厳密には「医療行為」ではない
 医療領域における臨床心理士の役割は、単なる「話を聴きとる人」
 だけではないんです。話を聴くだけなら臨床心理士以外の人
 (看護士など)でも十分務まりますし、実際、問診として看護士が
 「聴き取り」を行っている病院もあります。
 あえて臨床心理士を置く理由は、本来法律上で健康保険適用外と
 されている心理療法やカウンセリングを、精神疾患に対応した形で
 行える専門家が、臨床心理士以外にいないからです。
 カウンセリングを学んだ医師もいますが、何人もの患者を診るのに
 時間がとれないことと、やはり本来の医療行為である精神医学からの
 アプローチ(投薬、診察・診断)が専門なので、医師と臨床心理士の
 働く領域を便宜上「切り分けて」います。
 外来での治療行為としておいて、カウンセリングを保険適用にする
 病院もありますが、それでも担当するのは臨床心理士ですね。
 そもそもカウンセリングの目的は「治療・診察」ではなく
 患者さんやクライエントの自己解決能力の「促進・支援」が目的です。
 治療的なかかわりの主軸はあくまで医師で、
 臨床心理士は医療でケアしきれない部分の対応になります。

 確かに臨床心理士は民間資格ですが、大学院修了後やっと受験資格が
 もらえるという、教育水準としては最も厳しいレベルにあります。
 しかも更新制の資格なので、一定の研修などを行い自己研鑽に
 つとめないと資格剥奪です。教育課程において、精神科などで
 専門的に臨床実習を行うのも臨床心理士だけですね。
 国家か民間かという問題ではないんです。
 
 ただ、確かに何でもアリの業界になってしまってはいますが、
 水準を高く保つために国家資格化や「医療心理師」という
 新しい資格を模索する動きもあるんですよ。
 
●今のカウンセラーが合わない問題について
 私も病院やカウンセラーを変えたほうがいいとは思います。
 ただしその理由は「誤診」ではなく、「相性」の問題です。
 医師やカウンセラーにも得意分野がありますし、
 こころというあいまいなものにかかわる仕事なので、
 医師・カウンセラーと患者さん(クライエント)との
 信頼関係が大きな影響を及ぼすからですね。
 
 どんな簡単な病気も、信頼関係がお互いに築けないと
 処方された薬の効き方にさえ影響が出てきます。
 お話の限りでは臨床心理士の対応にも問題がありそうなので、
 引き続き信頼できる医師のもとで治療を続けながら、
 医師が「必要だ」と言ったら、今の担当よりちゃんと話を
 聴いてくれる臨床心理士を探すといいでしょう。

 ちなみに余談ですが、精神医学も心理学も発展途上の部分が
 たくさんありますので、10年では疾患や障害そのものに対する
 理解や知識もいまだに大きく変わっています。
 疾患だとされなかったのが、今はそう認められているものもあります。
 例えば、発達障害の概念についての認識が変わってきたのも
 ここ10年くらいですが、例えばADHDを専門とする医療関係者の
 予約は半年先までいっぱいというほど、少数しかいないという
 現状もあるのです。それだけ日本の精神医療も周囲の人の
 認識も遅れている、というのもありますが……。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

やはり、相性なのだと思います。 今の人と合わないので、感情的に”臨床心理士って何!?”と思ってしまったのが、私の未熟さだと思います。 確かに、どんなお医者さんでも、相性が合わなくては直るものも直らないこともあるでしょうね。。

心の問題って、それを抱えてしまった人も、その治療にあたる人にとっても、とても難しい問題ですね。

ありがとうございました。

お礼日時:2007/09/22 22:17

No.1です。



臨床心理士を国家資格にするかどうか、何度もモメたようですが、結局日本医師会、日本精神病院協会、日本精神科診療所協会、日本精神神経学会などが強く反対したため、国家資格じゃなく、民間資格でしかないんですね。


カウンセリングという職種も民間資格。
というより、どこの協会にも属せずに、カウンセリングの仕事をして金銭を得ても罰せられないので、傾聴が主流のカウンセリング業界において、クライアントを叱咤をすることにより改善すると思っている人は、クライアントを軍隊方式でコケ下ろすこともやるらしいです。

なんでもありな業界なんですね。


弁護士は国家資格ですので医師同様、国が決めた試験にパスし、協会に登録しなければ仕事をしてはいけません。

弁護士協会の申し合わせで、相談30分につき5千円と決められていますので、相談だけでしたら、どの弁護士に相談したり、話を聞いてもらったり、助言をしてもらっても、30分以内でしたら5千円です。

それ以上 相談料を取る弁護士がいたら、、、、、弁護士協会から追放まではいかないまでも、勧告・改善指導をされるんじゃないかと。
それでも善処しなければ、協会から追放。
つまり、どこかの協会に所属しないと弁護士業はできませんので、実質弁護士資格剥奪処分ですね。



何故、医学会は臨床心理士やカウンセラーを国家資格にすることに反対するのでしょうね。

顧客を取られるから?
それとも、実質的な効果が認められず、医学ではなく文学だと思っているから?


聞いた話では、病院によっては、カウンセリング料も保険がきくので3割負担だとか。


毎回6300円払って効果が出るのであれば、そりゃあ低料金ですが、、、、
効果が見えないんですよね。



>やはり一度、医師の診察を受けてから、カウンセリングかそれ以外の治療かを判断して貰うべきなのでしょうね。

え? 医師の診断で、薬じゃなくてカウンセリングがいいと判断されたんじゃないんですか?

あの、、、、病院変えた方がいいと思います。


心療内科って、精神的なことが原因で、身体に異常が発生したとき受診するところですよね。

例えば、胃が痛い。
薬を飲めば一時的に改善するが、悩み事があり、その悩み事が消えない限り、何度でも胃炎が起こる。

こういった場合、その悩みの発生は解決できなくても、心の持ちようで、悩みが減ると思われる場合、薬と平行して、認知療法というか、その方面のために、カウンセリングをすると思うんです。


例えば上司と合わず、なにかにつけて自分だけ叱られるとか。
あからさまにやられると胃がきりきりしますよね。

上司の性格は変えられない。
相性ってものがあるので、それも薬でどうなるものでもない。

じゃあ、上司をタコだと思ったり、弱い人だから、ああなってしまうんだと気づいたりすることで、もしかしたら、どやされても、クスって心の中で思えたりするようになれば、胃が痛くならなくてすみますよね。

カウンセリングでそのように思えるようになれば、治療というか、、、成功なわけです。


で、医師が薬じゃなくて、カウンセリングにより、萎えた心が元通りになると判断したから、受けさせているでしょうけど、はっきりいって医師も神様じゃありません。

医師は薬を出して翌日とか3日後に来てください、2週間後に来てくださいって言うでしょ?
どうしてだと思います?

医者は神様じゃないので、実のところ何が本当の原因かわからないので、ひとまず情報から考えられる対処法の薬を試しに出すんです。

翌日とか3日後に来てもらって、その判断が正しかったかチェックしているんです。

そして薬を飲み続けたら2週間後、体内濃度が実際に効果が現れだす基準に達するので、うつ病の人は2週間で薬があっていれば、治ってしまうんです。

2週間たっても改善が無ければ、診断が間違えていたか、薬の調合が正しくなかったわけなので、別の可能性を疑って、もう一度やりなおすわけです。


10年間どの病院でもうつ病と診断された人がいました。
10年間何十と病院を変え、お灸や祈祷までしてもらっても、治らなかった。
そして、10年後 また別の病院に行ったら2週間で治った。

なんだったと思います?
うつ病じゃない。 パニック障害だったんです。

パニック障害じゃないか?と医師が推測し、本当に自分の推測は正しいかどうかパニック障害の改善薬を出して様子をみたらドンピシャ。
2週間で体内濃度が達し、その方は10年間苦しんだ病気から開放されました。
バラ色の人生になったそうです。


ということで、私は病院を変えることを強く強く勧めます。
諦めないで。 10年間諦めたかった人が10年後 やっとちゃんと診断できる医者にめぐり合ったんだら。
(10年間も何人もの医者が誤診。ひどい話ですが・・・・)
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この回答へのお礼

No,1さん ありがとうございます。

No,1さんの丁寧な分かり易い”回答”の方が、よほど私の心を"楽な気持ち”にしてくださいました。 
今のカウンセラー(?)は、会うたびにとても”不快な”気持ちになります。。

アドバイスの通り、病院を変えてみようと思います。

本当にありがとうございました。

お礼日時:2007/09/20 23:51

カウンセリングをすることで効果が上がると医師が判断したら、医師は臨床心理士にカウンセリングを指示するんだったと思います。



従って病院では臨床心理士は医師の指示が無ければカウンセリングはできない。

臨床心理士は患者と話をすることで、いろいろ観察して情報を得ますよね。
その情報は医師が治療を行う上で、分析する際の判断材料になりうるわけです。

それで専門の聞き取り手を医師はやとって、情報を収集してもらうんじゃないかと。
だから医師は病院で臨床心理士を、スタッフとして雇う場合もあるのではないかと。


病院に受付いますよね。
医者の資格もってなくても、受付できますよね。

「どうしましたか?」ときいて症状を言ってもらい「いつからですか」って情報を受付の人が引き出しますよね。
検温したり血圧測ったりして、医師が判断する材料を医師が患者が会う前に収集しますよね。

受け付けで質問されるたびに、料金が加算するなんてことありませんよね。
それと一緒じゃないかと。

医療費の中にスタッフの給料も含まれている。
医師がもっと儲けたかったら、スタッフを雇わず、自分で受付やって、呼び出しやって、薬の指示書を書いて「薬局でこれ見せて薬勝ってください」ってやればいいんですが、、、、

スタッフ雇った方が、一人でやるより多くの人診れますので、医療行為は医師が、医療行為じゃない情報収集はスタッフを雇ってやらせるって感じじゃないでしょうか。


ただ、何も知らない人より、知識がある人の方が引き出し方がうまいはずなので、協会が決めた一定の基準を満たしている人の方が安心だと、臨床心理士を雇うのではないでしょうか。


専門用語とか使ってくれるので、どういう状態か医師もそれを読んだだけでわかるわけだし。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございました。

臨床検査技師さんがいるように、医師の指示に従って検査や情報収集的な役割を果たすものなのでしょうね。 私もなんとなくそんな理解はしていました。 しかし、私はある病院の心療内科に相談したところ、臨床心理士のカウンセリングを薦められ、毎回¥6300円を払っています。
医師の診察の前の、”どうしましたか?”の域を超えていると思うのです。 時にはきついことも言われるし、傷つくこともあります。
医師の診察は、私が必要と判断した段階でよいでしょう。(!?)
私としては、早く医師に診察してもらって、楽になりたいのですが。。

”協会が決めた一定の基準を満たしている人”とは、民間の協会でしょか? 

やはり一度、医師の診察を受けてから、カウンセリングかそれ以外の治療かを判断して貰うべきなのでしょうね。

ありがとうございました。

お礼日時:2007/09/16 21:40

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