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革命だとか、ゲリラだとか、政情不安定な国がとても多いのでしょうか?
ぜひお教え下さいませ。

A 回答 (2件)

ラテンアメリカ諸国では、16世紀~17世紀のスペインやポルトガルの社会手制度がそのまま残る上に、現地人たちの社会制度が重なり、古い考え方や制度が残っています。


そのため、国民間に階層による差が生じ、国民意識よりもより小さな階層間による意識や、一族意識が強く残っています。

ラテンアメリカの国の多くでは、
本国人、クリオージョ、メスティソ、インディヘナ、といった階層意識が強固に残っています。
クリオージョというのは、ラテンアメリカ生まれの白人です。
メスティソは、白人とインディヘナの混血者で、人口的には最大勢力となります。
メスティソの場合でも、白人の血が濃いほど上流階級を構成し、現地人の血が濃いほど下層階級を形成します。
本国人は、スペインなどの不在地主であったり、アメリカ大資本である場合もありますが、現地に永住し、常に配偶者を本国から選び寄せる人も含みます。

この本国人が、人口では1%以下なのに、国富の大半を持っています。
それに対して各階層や敵対する一族などが抵抗するために、常に政情不安が付きまといます。
冷戦時代は、貧困者グループをソ連が支持したこともあり、政変やゲリラ活動が活発化しました。
ゲリラの代名詞ともなっています「チェ・ゲバラ」は、ラテンアメリカ諸国の庶民の英雄となっており、ラテンアメリカの市場などでは、ゲバラ関連の雑貨をよく見かけます。
また、軍によるクーデターも多く発生していますが、これは軍人に貧しい人が多いため、貧困者の声を代弁してクーデターを起こすのですが、軍が国政を握ると特権階級化してしまうため、さらに反発を買うためです。
また、アメリカなどの介入により、貧困者支持の政権は、潰されてきた事も、原因としてあります。

現在では、民主的選挙によりラテンアメリカでは左翼政権が多くなってきています。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

貧富の差がこれだけの負を生み出す元凶になっていることに驚きました。
日本では考えられないことですね。

お礼日時:2007/09/20 14:53

ラテンアメリカ諸国はスペイン、ポルトガルなどにより徹底的に既存の文明社会を破壊された地帯です。


彼らは搾取の対象でしかなく、富はほんの一部の白人系に握られて現在に至っているのです。

日本では想像も出来ない貧富格差がある事は日本人移民が苦難の生活を送った事でも察しられます。

鉱物資源や木材資源が豊富な地帯も開発の主体は資本力のある外部勢力に独占されてしまいます。
砂糖、ゴムなどのプランテーションが盛んなブラジルでも現地人は労働力の供給源として存在するだけです。

代わりに与えられたのはカソリックの信仰だけといえましょう。

従ってこれらの問題を解決するには社会主義や共産主義に走ることになり、反政府的行動に走るか、政権を握っても強圧的ならざるを得ないのです。  軍事政権がおおいのはこの為です。
これらが悪循環を呼ぶ事になります。

さらに先進諸国の政治的干渉が自体をますます混乱させているのです。
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