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 よくギターの音の表現に、「枯れた音」・「乾いた音」とありますがイマイチ想像できません。
 どなたか、分りやすく説明してください。お願いします。

A 回答 (1件)

楽器に使用する木材は最低でも、伐採されてから数年~十年以上「乾燥」さしてから加工されます。

(モノによっては数十年)

材の水分が抜けてから加工した方が木の狂いや反りが少なく、音響的にも有利になります。

簡単に言うと、まだ切り出してきたばかりの生木を板にした物を「コン」と叩くと「ゴン」とか「ボコ」みたいな音が鳴りますが、乾燥さした同様の板なら「コーン」とか「ポーン」と綺麗に響きます。
基本はそのイメージだと思います。

楽器として完成されてからでも木材の乾燥は多少進んで行きます。
ギターは弦の振動をボディーが(だけじゃないですが)増幅して音量を稼ぎますので、材の質や状態が直接音色に反映されます。
湿った木だと弦の振動を殺してしまうので、音の全てを反響出来ずサスティーンも短くなってしまいます。

よくビンテージギターなどの表現に「新品にはない乾いた音/枯れた音」と言われます。
ただ、最近はこの類の表現が多くて「乾いた音と言っておけばOK・・・」みたいな気がしないでもないですが、音色に関しては「好み」だと思います。
どうであれ色々と比べて「好き/嫌い」が一番大切かもしれませんね。
(楽器としての最低限の事はクリアしなければいけませんが・・・)
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この回答へのお礼

 回答ありがとうございます。返事が遅くなりまして申し訳ありませんでした。とても詳しい説明だな~と思ってたら、専門家の方でしたか!!

「乾いた音≒枯れた音」と考えていいんでしょうかね・・?

>ただ、最近はこの類の表現が多くて「乾いた音と言っておけばOK・・・」みたいな気がしないでもないですが

↑非常に同感です。このような情報が流れていると混乱してしまいます。

 個人的には「木材が時間を経て作り出す音=乾いた音」、「PUや配線材等の電気系の劣化が作り出す=枯れた音」だとような解釈が一番近かったんですが・・・・。

お礼日時:2007/09/29 16:19

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