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関空からシンガポール・クアラルンプール経由でペナン(深夜到着)へ行きます。
円からマレーシアリンギットへの両替でレートのよい両替方法は?

日本の空港での両替は最悪との情報を得ています。
(1)クアラルンプール・シンガポールあたりで両替がいいかなと考えていますがどうでしょう?
(2)クアラルンプール・シンガポール空港の両替窓口は、24時間開いてますでしょうか?
(3)円キャッシュ・円TC・クレジットカード決済、どれが一番レートがよいでしょう?

A 回答 (4件)

 私はペナンを2004年の1月に訪ねました。

のんびりした雰囲気のどこか懐かしい街を3日間、足の向くままに歩き回って楽しんできました。治安もいいですし人も親切、おまけに料理も旨いとなるとリタイア後の移住先として人気があるのも頷けます。

 ペナン空港は決して大きい空港でなく、日本でなら「羽田への便が1日3~5便の地方空港」程度の規模ですが、両替所はちゃんとあります。マレーシアの大手銀行"Maybank"の出張所が到着ロビー・出発ロビーの双方に設置されています[1]。私が両替した限りでは空港特有の手数料上乗せもありませんでした(*1)。営業時間は07:00-23:00ですが、間に合わないかあるいはその可能性があるなら乗継ぎ空港で2千円か3千円分くらい両替しておけば安心でしょう。
 Maybankのレートは参考ページ[2]で確認できます。例えば9月25日の現金両替レートですと
・日本円→マレーシアリンギット 100円→2.93リンギット
・マレーシアリンギット→日本円 3.22リンギット→100円
となっています。売買の中間レートは100円=3.075リンギットですので、日本円→リンギット片道の両替で4.7%が手数料(為替手数料)として引かれていると分かります。
 4.7%は為替手数料としては高い部類ですので、空港(の銀行)での両替は必要最少額に留めて残りは市中の両替商で両替するのが良いでしょう。2004年1月時点(*2)の為替手数料は2.2%程度で、それでしたら「銀行での両替でも妥協できる範囲」と回答したところなのですが、4.7%となると上記のように「銀行では必要最少額だけ両替」と方針が変わってきます。
 参考ページ[3]によればペナン空港にはCIMB銀行の両替所もあるようです。[3]に出ている写真を見ると、2007年7月28日の現金両替レートで
・日本円→マレーシアリンギット 100円→2.84リンギット
・マレーシアリンギット→日本円 3.05リンギット→100円
となっています。同様に為替手数料を計算すると片道3.6%と求められます。3.6%でもまだ高めですがなんとか妥協できる範囲かと思います。

 クアラルンプール空港ですが、参考ページ[4]によれば24時間営業の両替所が数か所あるようです。店頭に表示されているレート表をざっと見て上と同様に手数料を概算してみてください。おおまかな目安として、手数料を3%以上取っているようなら両替は最少限に留め、残りは市内で両替するようにすればよいわけです。

 レートの良さならやはり市内の私営両替商で決まりです。マレーシア、シンガポール、香港といった東西貿易の拠点として発展した国や地域は私営両替商が発達しており、一般に銀行より有利なレートで両替できます。ペナン(ジョージタウン)もその例に漏れません。
 ペナンでの両替ですが、手っ取り早くはジョージタウン中心部にある巨大なショッピングセンター"KOMTAR" (Kompleks Tun Abdul Razak)に行くとよいでしょう。両替商が何軒か入っており銀行より1%程度良いレートを出していますから数軒見比べてみてください。日本円からの両替ももちろん可能です。参考ページ[3,5]でも両替商のレートの方が銀行より1~1.5%程度よい旨が記されています。
 KOMTARの北側、チュリア通り辺りまでのエリアでも両替商はいくつか見かけましたが、冷房の効いているKOMTARと違って外はやはり暑く、レートを見比べながら歩くのはいささか疲れそうです。

 クレジットカードでの支払いは、基準となるレートにVISA, Masterが1.63%、JCBが1.60%の手数料(海外利用に伴う手数料)を上乗せした額になります。ではその「基準となるレート」とはいくらなのでしょうか。結論から言えば上記の「(銀行の)売買の中間レート」と同じと考えて頂いて結構です。
 ニュースなどで「午前の東京外国為替市場は、1ドル=114円85銭から95銭で取り引きされています」と報じられるレートは「銀行間レート」と呼ばれます。クレジットカード会社や銀行はこの銀行間レートを参照しながら、自社/自行での通貨間換算の基準となるレートを毎日定めます。銀行間レートは常に変動しておりこれを基準に処理を行うと煩雑になるためです。この「基準となるレート」は各銀行やクレジットカード会社が独自に定めますから完全な一致はあり得ませんが、いずれも外国為替市場の銀行間レートを参照しているので自ずと一定の範囲に収束します。従って「外国為替市場での銀行間レート」「銀行が定める基準レート(公示仲値)」「クレジットカード会社が定める基準レート」は同一視して差し支えありません。このことの検証については脚注*3に記しました。Maybankでの両替で触れた「売買の中間レート」も、銀行が定める基準レートと考えて頂いて結構です。
 またクレジットカードでATMからキャッシングすることも可能です。キャッシングは一種の借金なので好まれない方もいらっしゃいますが、海外では手数料割安の両替代わりに使えます。到着が遅れて銀行が閉まっていた時の備えにもなります。
 レートは前出の「クレジットカード会社が定める基準レート」が適用されます。典型的には利率は年利で15~25%、利用日から引落し日までは25~55日ですので、利息として利用額の1.0~3.8%程度を支払うことになります。これを両替の手数料と比較すれば良いわけです。なおキャッシングでは「海外利用に伴う手数料」(1.60-1.63%)の上乗せはありません。これが加算されると主張する回答も依然見かけますが、それは過去の計算法です。

 私営両替商が発達している国・地域では、トラベラーズチェック(以下TC)は概して不利です。例えばシンガポールでは現金よりレートが悪く、香港では30~50香港ドルの換金手数料がかかります。マレーシアでは5~10リンギット程度の換金手数料のようです。レートは[2]の表ですと"Buying OD"が適用され現金(Currency Notes)より0.7%ほどよいのですが、TC発行の際に発行手数料1%を払っていますから差し引きで結局損です。短期の旅行であれば日本円現金からの両替で十分と考えます。

 シンガポールで両替すると、リンギットも円も外貨であるために日本円→シンガポールドル→マレーシアリンギットの2段階で計算され、手数料も2回分差し引かれます。ただしシンガポール・チャンギ空港の両替所のレートは比較的良心的ですし、日本円・マレーシアリンギットともシンガポールではレートの悪くない通貨ですから、2回分の手数料を払ったとしても目減りは妥協できる範囲でしょう。シンガポール空港の両替所については、少なくとも23時までは営業しているのを実際に見ています。

【まとめ】
(1)両替法の有利不利は外国為替市場での銀行間レート(≒銀行が定める基準レート、≒クレジットカード会社が定める基準レート)を基準として、どの程度の手数料がかかるかで比較すると分かりやすいです。手数料(またはそれに相当するもの)の目安は以下の通りです。
・マレーシアの銀行で日本円現金から両替 3.6~4.7%
・マレーシアの銀行で日本円TCから両替 4.0%+発行手数料1%+換金手数料1回5~10リンギット
・マレーシアの私営両替商で日本円現金から両替 銀行より1~1.5%程度有利
・クレジットカード(ショッピング) 1.60~1.63%
・クレジットカード(キャッシング) 1.0~3.8%(利息として)
(2)ペナン空港の両替所(Maybank)は23時まで営業とアナウンスされています。シンガポール空港は少なくとも23時まで営業しているのを実際に見ています。クアラルンプール空港については24時間営業の両替所がいくつか存在するようです。

参考ページ
[1] http://www.maybank2u.com.my/locate_us/forex/fore …
[2] http://www.maybank2u.com.my/business/treasury/fo …
[3] http://mm2h.blog87.fc2.com/blog-date-200707.html
[4] http://www.big.or.jp/~aochan/travel/klkoutu/klia …
[5] http://penang-life.spaces.live.com/blog/cns!EB09 …
[6] http://fx.sauder.ubc.ca/data.html

*1 私は米ドルが余っていたので米ドルから両替しました。レートは1ドル→3.762リンギットで、差し引かれた手数料は1%ということになります。脚注*2も併せてご覧下さい。
*2 マレーシアリンギットは1998年9月2日から2005年7月21日まで、1米ドル=3.8リンギットの固定制(ペッグ制)が採用されていました。その後ペッグ制が解除されて為替変動幅が大きくなり、手数料率も上がったものと推測されます。ペッグ制当時、固定相手の米ドルから両替する際の手数料は上述のように片道わずか1%(両替商ではそれ以下)でしたが、現在は2.5%程度にまで上がっています。
*3 例えば2004年1月12日決済の私の利用実績は1リンギット=28.565円で処理されています。カードはVISAですので手数料は1.63%です。1.0163で割ると1リンギット=28.107円で、一方この日の銀行間レート[6]は1リンギット=28.022円です。乖離は+0.30%と求められます。同様に2004年7月20日の利用実績は1リンギット=29.038円、1.0163で割って28.565円、銀行間レートが28.521円なので乖離は+0.18%となります。

参考URL:http://www.big.or.jp/~aochan/travel/klkoutu/klia …
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この回答へのお礼

詳細な情報ありがとうございます。
ずいぶんな手助けになります。
銀行両替より私設両替商が有利、TCが不利であるのはちょっと意外でした。
参考ページはまだのぞいていませんが、有効な情報がわんさか出てきそうですね。

お礼日時:2007/09/26 21:10

日本での両替は、リンギッドを扱っている所が少ないのが原因なのか、あまりレートは良くないですね。


シンガポールの空港での両替は、円→シンガポールドル→リンギッドの2段階になりますので、その分レートも落ちます。
クアラルンプールの空港の両替窓口ですが、24時間オープンかどうかまでは知りませんが、少なくとも国際線の到着、出発時間帯であれば間違いなく開いています。
マレーシアのホテルでも円からの両替はしてくれますが、一般的にレートが良いとは思えません。
一番レート良く交換できるのは、町の両替商です。

私は、シンガポール経由でJBへ良く行くのですが、
財布の中にリンギッドが無い時は、心細い時は、まずシンガポールの空港で1万円両替。後はJBのショッピングモールの両替商で行ってます。
今とはレートが違いますが、1万円からの両替で、
シンガポール空港:290リンギッド
クアラルンプール空港:320リンギッド
ジョホールバルの両替商:330リンギッド
ジョホールのホテル:280リンギッド
と言うような感じだったと記憶してます。

円のTCは両替しないと使えないので、わざわざ購入する必要性は感じません。レートだけを考えれば、クレジット決済が一番良いように思えますが、怪しげな店も多いんで、、、ホテルとか、空港内、デパート以外は使用を控えてます。
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この回答へのお礼

シンガポールでは、2重の手数料になるわけですね。
1万円が、(ジョホールバルの両替商:330リンギッド)と(ジョホールのホテル:280リンギッド)で約15%違うわけね。
当面KLの空港で両替となるかと考えています。
情報ありがとぷございます。

お礼日時:2007/09/26 21:18

日本円は、ペナンではどの程度通用するのかわかりませんが、少なくとも、わざわざTCを用意する必要は、ありません。



現地通貨(現金)かカードかですが、レートはたいして違わないと思いますから、カードが使えるところではカードでよろしいのではないでしょうか。
但し、VISAは使えるけれどJCBはだめ、というようなところは、あるはずです(もちろん、JCBの優待料金のあるところもあります)。また、最近は、カード利用時には暗証番号(PINコード)をご自身で打ち込む場合が多くなっています。

シンガポールやKLの空港での両替は、フライトのある時間は、どこかは開いているはずですが、ペナンのような地方空港ですと、深夜はどうかな、という気がします。
KLでは、サテライトに到着してエアロトレインで移動するのですが、そのエアロトレイン乗り場右手に、銀行があります。

http://www.klia.com.my/index.php?ch=68&pg=193&ac …

ペナンでは、ジョージタウンのインド人街にある両替店のレートがもっともよいと言われています。#1の方の回答にあるように、空港で当座分を両替しておいて、ペナンであらためて両替してはいかがでしょう。

参考URL:http://www.mas-japan.co.jp/info/pen/pen_floormap …
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この回答へのお礼

当面は、KLサテライトのエアロトレイン乗り場右手の銀行で両替することになりそうです。
情報ありがとうございます。

お礼日時:2007/09/26 21:20

こんにちは


去年行きましたのでそのときの情報と言うことで。

常識的に考えれば、シンガやクアラあたりの空港の両替なら飛行機の飛んでいる時間であればあいていると思います。私もシンガポール深夜到着でしたが、少なくともシンガポールは開いていました。
どちらにせよ、空港での両替は最低限でおさえて、あとは街中で両替するのが一番だと思います。

ちなみに、私がいったときはブキッビンタンあたりの両替が一番レートがよく、クレジットカードよりも有利なときもありました。ペナンだとどうでしょうか。一般的には商業施設の栄えているところがレートも良い傾向があるのでいくつか回って見て、レートのよいところでかえるといいと思います。

レートはタイミングで日々変わるので一概にはいえませんので、両替レートを気にするよりむしろ両替のタイミングのほうが大きいです。
なので、個人的には、使う金額にもよりますが、あまり細かく考えてもたいした差にはならないので、利便性を優先して両替方法を考えるようにしています。
TCは利用しなかったのでわかりません。

一応、マレーシアはクレジットカードのトラブルが多いと聞いていたので、カードはあるていど信用のおける店しか使わないようにしていましたが、トラブルはありませんでした。
また、ホテルの盗難がほかのエリアに比べると多いようです。結構有名なホテルでも報告があるようなので注意した方がいいかもしれません。
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この回答へのお礼

街の両替商が有利というのは意外でした。
情報ありがとうございます。

お礼日時:2007/09/26 21:22

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