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村上春樹著『青が消える』について

学校の授業で村上春樹の『青が消える』という小説が出てきました。
5~6回読み直してみたのですが、私にはさっぱりで作品の本質がはっきりしません。
教師にも何を意味しているのかなどを聞いてみたのですがよく分かりません。

・何故筆者は『青』を消えるものにしたのか。
・筆者は読者に何を語りかけているのか。

回答者様の一考察で宜しいので、どうか回答おねがいしますm(_ _)m

A 回答 (2件)

「青が消える」はフランスのル・モンド紙に発表された作品です。

ぼくは未読ですが、
この事実が内容を理解する鍵になっているような気がします。

フランスと青で最初に思いつくのが、青・赤・白のフランス国旗です。この中で青は
自由を表わしています。ちなみに白は平等、赤は博愛(友愛)です。もしかするとこの
作品でも、青は自由を表わしているのではないでしょうか?

全くの憶測ですので、見当違いだったら、お許しください。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
見当違いだなんてとんでもない!なるほど……『自由』を表している、とは考えつきませんでした。やっぱり見方によっていろんな意見が出るんですね。大事に参考とさせていただこうと思います。

お礼日時:2007/09/27 08:13

未読だったので図書館に行って見つけて読んでみました。



主人公が好きな青という色が、大晦日に消えてしまったが、
そのことを誰もとりあってくれない、「誰も消えた青のことなんか気にしてはいな」い。
「僕はひとりぼっち」なのだ。そういうお話ですね。
要約すると何だか湿っぽくてセンチメンタル。
でも、いかにもこの作者らしい爽やかな感触の一編だと思います。

青とは「僕」の好きな色。
なくなったからといって生命に支障をきたすものではない。
日常生活にも、これがないと特に不便で仕方ない、というものでもない。
でも、いざ本当になくなってしまうと、とてもさみしく感じるもの。
胸に大きな風穴が開いてしまうもの。
絶対必要なものとはいえないが、ほかをもって代えることもできないもの。

どうもそんなもののようですね。
一つ一つエピソードをたどってゆくと、私にはそんなふうに受け取れます。
主人公はその日、そんなものを失った(失っていることに気づいた)のです。
それが「青が消えた」ということです。

以上、あくまで「一考察」、ご参考までに。
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この回答へのお礼

図書館に行ってまで……それはお手を煩わせてしまってすいませんでした。
親切なご回答ありがとうございます。
「失っていることに気付いた」というのは私が考えていなかった感じ方でした。
確かに湿っぽくてセンチな話(笑)
他の村上春樹作品も少し読んでみたくなりました。ありがとうございました。

お礼日時:2007/09/28 19:16

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