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アルミニウムが腐食する原因は何でしょうか?

また、どのくらい置いていたら腐食するんでしょうか?

A 回答 (3件)

純粋なアルミは非常に反応性の高い金属です。


アルミサッシなど腐食されない材料として使用される理由は
傷ができたとき、瞬時に酸化皮膜(酸化アルミ)ができ、
それ以上反応が進まなくなるからです。
酸化アルミは透明な物質なので見かけ上はわかりません。
酸化アルミは非常に安定している物質なので腐食が起こりにくいのです。
ちょうど鉄棒の表面に黒さびをあらかじめつけておくのと同じ原理です。

アルミが腐食する理由としては、油や汚れなどが付着して
酸化皮膜ができる前に他の反応が起こった場合です。
つまり反応性の高いものが近くになく、いつもきれいにして空気に触れていれば
ほとんど腐食しないはずです。
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この回答へのお礼

具体的にありがとございます。きれいにしておかないと腐食するということですね。

お礼日時:2001/01/30 09:11

ちょっと特異なケースではありますが、非常に早く腐食が進む場合があります。


アルミに他の金属が接触している時、そこに水分が接触すると、丁度、アルミと他の金属で電池が形成されて、しかもその電池のプラスとマイナスをショートした状態になり、アルミは、大抵の金属よりイオン化しやすいので、どんどん溶け出して腐食してしまいます。
これは実際上、アルマイト皮膜でもほとんど防ぐことができません。

ですから、アルミ板を鉄の釘やねじで止めるのは大変良くないことです。もちろん真鍮の釘やねじでも同じです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。とてもたすかりました。

お礼日時:2001/01/30 09:10

 金属アルミニウムはイオン化傾向が大きいので、反応性にとみ、直ぐに、Al3+のイオンに成り易いのです。


 参考:http://www.inv.co.jp/~yoshi/kigou/ionka.html
 つまり、放置すると、腐食(錆びること:空中の酸素や水などと反応する)し、酸化アルミニウム=アルミナ=Al2O3になります。ところが、表面にこのアルミナが出来ると、アルミナが腐食に対する耐性が大きいため、金属の中まで腐食しません。アルマイトと呼ばれるものは、地金がアルミニウムで、人工的に表面にアルミナを被膜にしたものです。
 ご質問の腐食の原因は、アルミニウムのイオン化傾向が大きいためです。
 直ぐに、空気中の酸素と反応します。(腐食がはじまります)
 なお、アルミサッシやその他のアルミ製品は、上記のアルマイト様の加工がなされているため、腐食しにくいことになっています。
 しかし、傷が付き地金のアルミニウム金属が露出すると、普通は、直ぐ空気中の酸素と反応して、アルミナを生じ、安定しますが、酸性溶液などのなかでは局部電池ができ、腐食し、溶け出します。

参考URL:http://www.aluminum.or.jp/al023.htm
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