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私は、今年某国立大学法学部の3年次編入試験を受験する予定です。
受験のために志望理由書が必要なのですが、その内容についてアドバイスを伺いたいと思いここで質問させてもらいました。

以下のような内容の志望理由をまず書いてみました。ちなみに、志望理由書はA4サイズの紙に25行のスペースがあるものです。また、私は現在も法学部に所属しているので、同系統の学部からの編入志望ということになります。


 私は、以前から日常生活における法的紛争、とりわけ親族・相続に関する紛争の解決に強い関心を抱いている。そのため、現在の在籍大学でも民法のゼミナールに所属し、また家族法の講義も履修してきた。これらの授業を通して、紛争解決後も当事者間に密接な関係が継続することの多い家事事件のような分野では、法的な解決のみならず、当事者間の将来関係の調整等も考慮した柔軟な対応が必要とされていることを知った。そしてこのことから、紛争解決のためには、司法手続きによる法的権利・義務の確定の他に、紛争当事者の社会的な関係や心情的な側面等多様な価値観を組み込んだ上で、当事者間の合意に基づいた解決を目指す「裁判外紛争解決手続き(ADR)」の必要性が高まっていると考えるようになった。そこでさらに、ADRを利用して当事者間の実情に合わせた迅速な紛争解決を図るためには、当事者と向き合いながら解決を目指す交渉等の過程について学ぶことが必要であり、これを実践的な法社会学の視点から学びたいと希望するに至った。
 貴学法学部は、法社会学を専門とする教授が在籍され、また、紛争解決の過程について実践的に学ぶ演習が行われているので、私の問題意識を深めるのに最も適した環境と思われる。編入学後には、このほう社会学のゼミナールに所属し、法理論にもかなった実践的な紛争解決のあり方を探求していきたい。その上で、より当事者間の実情に対応するためにADRを利用した紛争解決の過程について考察を深めていきたい。
 大学卒業後は貴学法科大学院に進学し、さらに学習を深めていきたい。そして、将来は貴学での学習を生かし弁護士として民事紛争の解決に取り組んでいきたいと考えている。
 以上の理由により、貴学法学部への編入を希望する。


上記のように考えてみました。
ですが、「今の大学に法社会学専門の教授がいない」、「今の大学に非常勤として法社会学を教えに来ていた教授が志望大学の教授である(ただし履修登録の関係で自分はこの授業を履修できなかった)」、というのも理由のひとつでもあるのです。実は、この内容も書き足すべきか迷っています。
ただ、在籍大学を批判的に書くのはいけないとある参考書などには書いてあったのでこのような内容はやはり書かないほうがいいのでしょうか?
このことも含め何かアドバイスをいただけるとうれしいです。
長文になってしまい申し訳ありません。

A 回答 (2件)

はじめまして。


一読した印象はとても良いです。大きなひとつの学問的興味を提示して、それと編入学を希望する理由とを明瞭に結びつけているし、論旨も実にまっすぐで的が絞れています。
25行文という長さからして、下に書かれた理由二つは足さなくていいように思います。きっかけや副次的理由をあえて付け加えなくても、志望理由の核は文中に書かれてあるので充分かと。

あとは瑣末な言葉づかいと流れの部分で、ちょっと気になったので書いてみます。
1段落第2文の「現在の在籍大学でも」は要らないかもしれないですね。なくても分かります。
1段落で、基礎的学習→知識の習得、ADRを意識→さらなる知識(実践的・プロセス・法社会学)を求める→編入学希望、という流れを示しました。それを踏まえると、2段落は少しごろごろした感じがします。
第1文「私の問題意識を深め」問題への意識は既に高いのだと思いますが。第2・3文「法理論にもかなった実践的な紛争解決のあり方を探究」「その上で~過程について考察」のところも、
 貴学法学部は~ので、私の抱く問題意識に基づいた学習研究の場として最適と思う。提供される講義やゼミナールを通じて『紛争とその解決』という事象について理論と実務の両面からいっそう深く学び、またADRというアイデアをそこでどう活かしていくか、当事者にとってより良い解決とは何なのか、自らの考察を進めていきたい。
…という運びにするとすんなりすると思いますが、どうでしょう(文体や語選択は私の言葉になってしまってます、ここではあくまで流れの話として)。

全体に意欲と真摯な態度が表れていて、素敵だと思いました。自分の課題に向かい頑張ってください。編入試験のご成功をお祈りいたします。
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この回答へのお礼

ご指摘をありがとうございました。
特に2段落に自信がなかったのですが、いただいたアドバイスを参考にして書き直してみたいと思います。

お礼日時:2007/10/14 11:22

自分も先日編入試験を受けたのでご報告します。

っと言っても理系なので参考になるかは分かりませんが。
自分は事情により国立大から同系統の国立大に編入しました。受験した大学は3校程ですが志望理由書はあったりなかったり。しかしどの大学でも面接では必ずその大学を選んだ理由と、なぜ元の大学ではいけないのかをどの大学でも聞かれました。ですからt-akihitoさんの場合でも同系統の学部から別の大学へ行こうとした場合、前の大学ではなく編入を希望する大学でなければいけない理由は重要だと思います。また志望理由書を書いた大学ではその内容のことを面接で結構聞かれました。自分はその辺の理由を志望理由書に結構はっきりと書いていましたので話はスムーズにいきました。また面接を受けた限り、その辺を書いたからといって否定的な印象は受けていなかったと思います。なんとか無事にどの大学も合格することができ今は一校に入学することが決まりました。ぶっちゃけ文系の、しかも法学部の方が書いた文書にとやかく言うほど自分に文才は無いのですからあくまで参考程度に。
t-akihitoさんも頑張ってください!
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
やっぱり面接は志望理由が大事なんですよね。この志望理由書を提出する大学も2次に面接試験があるのでしっかり準備しておきたいと思います。アドバイスいただいたとおり、特になぜこの大学に編入したいのかと言う点に気をつけたいと思います。
ありがとうございました!

お礼日時:2007/10/17 02:11

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