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半導体製造プロセスについて教えてください。
製造プロセスというのはやり方はいくつもあるのでしょうか?またプラズマを用いる方法はどこでつかうのでしょうか?(エッチングだけ?)
またプラズマを用いるメリットやデメリットを教えてください。

A 回答 (4件)

某半導体メーカエンジニアです。


プラズマを用いるメリットは、プラズマ中の電子エネルギが
非常に高く(数万℃)、比較的低温度で、エッチング
や成膜が可能になるからです。なお高真空下の非平衡
プラズマですので、導入ガス自体は低温のままです。
多くの半導体デバイス中には、Al配線が使用されますが、
Alの融点以上に温度を上げてしまうと、配線が溶けて
しまうので、低温でプロセスを行うのは必要な技術
です。
デメリットはいろいろありますが、このプラズマ中の電子が
デバイスや装置に何らかのダメージを及ぼします。
例えば、デバイス中のチャージアップ、素子破壊、装置内で
起こる異常放電等です。
装置内で起こる現象等は、本や文献からでは、わかりに
くいと思いますが、プラズマプロセスに関しては、いくつか
参考書が売られているようなので、勉強してみて下さい。

この回答への補足

詳しくありがとうございます。いろいろ参考書があるようですが、お勧めの参考書ってありますか?

補足日時:2007/10/20 11:34
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No3です。


個人的に好きな本は、

プラズマ半導体プロセス工学(内田老鶴圃発行)

がお勧めです。
ただし、この本も実際に半導体装置を見た
ことがない方には、わかりにくいところが
あるかもしれません。
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半導体の業務の経験者です。



>>
製造プロセスというのはやり方はいくつもあるのでしょうか?

製造プロセスと一口に言っても、工程の種類には
・フォトリソグラフィー(写真工程)
・N型やP型の不純物の導入、および、活性化
・膜の堆積
・シリコン酸化膜の形成
・エッチング
・平坦化
など、色々あります。
どれも複数のやり方がありますし、1つのLSI工程の中で似たような工程が何度も登場しますから、順列組み合わせでいけば膨大な種類が考えられます。


>>
プラズマを用いる方法はどこでつかうのでしょうか?(エッチングだけ?)

エッチングのほかに、CVDで使われます。(プラズマCVDと呼ばれます。)
酸化シリコン膜や窒化シリコン膜の形成には、だいぶ以前から使われています。
液晶パネルの工程でも、アモルファスシリコン膜の形成に用いられます。

なお、「少しエッチングしながらCVDを行う」というプラズマCVDもあります。これは、なだらかな形状で膜を堆積するのに使われる技術です。
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この回答へのお礼

いろいろありがとうございます

お礼日時:2007/10/20 10:07

いくつもあります。


洗浄からはじまって,不純物ドープ,酸化,成膜,フォトリソ,エッチング・・・
プラズマをもちいるのは,上記のうち洗浄(プラズマ洗浄)成膜(プラズマCVD,スパッタ)
エッチング(プラズマエッチング)

メリットデメリットはとても800字では書ききれませんので,それぞれの項目で検索してみてください。大体わかると思います。

わからなければ,個別の話題でここで質問してください。
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