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ちょっと不思議に思うことがありまして・・・

水酸化カルシウムは強酸ですから、
水に入れたら、水酸化物イオンをたくさん出すと思ったのですが、
参考書には「少し溶ける」となっていました。

間違いかしら?と思ったのですが、
他参考書を見ても、そうなっています。

強酸なのに、あまり溶けない・・・ 
とういうことは、水酸化物イオンをあまり出さないということでしょうか。
矛盾している感じがして、どうもスッキリしないのです。

どなかた、この不思議な現象を教えて頂けないでしょうか(>_<。)HelpMe!!

A 回答 (1件)

まず間違いの訂正です。


「強酸」は「強塩基」ですね。

強塩基であるということと溶解度との関係についての質問です。
イオン性の化合物は溶ければイオンに分かれますから溶解度の大きい水酸化物は強塩基です。
そこでどれくらい溶ければ強塩基と言うかという基準が問題になります。
普通の水溶液で考える場合、あまり濃い溶液は使いません。pHの値も1~13ぐらいが普通ですね。がんばっても0~14です。
pH=1で[H+]=0.1mol/Lです。この程度のpHになれば強酸と考えています。塩基の場合だとpH=13で[OH-]=0.1mol/Lですからこの程度で強塩基と考えます。
水酸化カルシウム飽和溶液のpHを求めてみましょう。
理科年表に25℃の水溶液中には0.129g溶けていると書かれていますから[OH-]=0.034mol/Lです。少し小さいですね。ぎりぎりで強塩基扱いにしています。フェノールフタレイン溶液を滴下すると真っ赤になります。水酸化マグネシウムの溶解度とはかなり差があります。18℃の飽和溶液で[OH-]=3.1×10^(-5)mol/Lですから水酸化カルシウムの場合の約1/1000になります。マグネシウムリボンを燃やした灰を試験管の中の水に入れてフェノールフタレイン溶液を滴下すると薄い赤が徐々に広がっていきます。はっきりとした差がありますのでアルカリ土類金属の境界はMgとCaの間に入れています。水酸化バリウムの場合だと20℃で[OH-]=0.43mol/Lになります。これも強塩基です。
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この回答へのお礼

htms42さん>
ありがとうございます♪

まずは間違い、失礼しました;
仰るとおり、強酸ではなくって強塩基でした^^;


それにしても・・・むむむっ。
すっ、すごいですね;

強塩基はみんな同じようなものだと思ってました。
皆よく溶けると・・・ これも間違いでしたね。

水酸化カルシウムのpHは
>「[OH-]=0.034mol/Lです。少し小さいですね。ぎり
>ぎりで強塩基
そうなんですね。はじめて知りました><;

ありがとうございました。
とっても勉強になりましたミ★(*^-゜)v Thanks!!★彡

お礼日時:2007/10/21 21:58

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