質問

2つ、質問させてください。

(1)バッファー・アンプって何でしょう?
 ギターのピックアップ信号のハイ・インピーダンスをロー・インピーダンスに変化させる装置だということと、それによりノイズ面で有利になることまでは理解できました。
が、アンプ直の音よりも音質がよくなるといわれているのはなぜでしょうか?

これを使う、デメリットはないのでしょうか?
もしデメリットが無いのなら、ハイインピーダンスで入力しなければならないエフェクター(ファズ等)を使わない限り、バッファー・アンプを使った方が断然良いような気がするのですが、あまり使われてないような気がします。(気のせいでしょうか?)なぜなんでしょうか?


(2)ギターのPUに関することで、「フェイズアウト」とはなんでしょか?
 フェイズアウトしたような音とは、どういったものでしょうか?

以上、どちらでか一方でも良いので、知っている方教えてください!

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回答 (5件)

No.4です。
すごく舌足らずな説明をしまして申し訳ないです。

自分が間違わないように、既に他の方の良回答があった分の内容も含めてちょっと整理しますが…

「バッファアンプ」が、ギター/ベースの「ハイインピーダンスなピックアップ信号」を、ローインピーダンス化する働きがあるということは、質問者の解釈のとおり。
ローインピーダンス化することで、ケーブル上にノイズが乗りにくくなる、ハイ落ちが減る…なんていう効果があるということも、一応そのとおり。

ただし、必ずしも「アンプ直より音質が良くなる」という、いわば「定説」が確立しているわけではない。
実際のところバッファが入りますと、少なくともピックアップ生音よりちょいと高域が落ちる傾向があります。あるいは、音のエッジが丸くなる傾向と言うべきか…どうしても、回路中で音信号がコンデンサだの抵抗だのをくぐりますし、増幅素子のICやトランジスタの類も、元の信号波形を完璧に再現できるわけではないので…ということです。
よって、わずかながらでも、そのような音の変化を「良しとしない」演奏者の方も、決して少なくはありません。

さてそこで、「プログラマブル・コントロールスイッチがどうしたこうした」という点ですが、説明不足でしたが、私はこういうものを想定して書いてました。
http://www.providence.jp/providence/pec_2/pec_2. …
とか
http://www.e-imi.jp/noahsark/switching-board/ptb …
とか、コンパクトエフェクタを複数繋いで、スイッチ一発踏みで複数のエフェクタのON/OFFを変えられる奴ですね。
ここに掲げた2機種は、システムへの入力バッファはユーザーがON/OFF選べるし、切り替えはリレーを使った「Turu Bypass」だしと、今風の至れり尽くせりですが、昔のBOSSの電子スイッチ型の奴なんかでは、電子スイッチの入力部自体がバッファ回路を構成してましたので、イヤでもバッファ通った音しか出なかったわけですね。

そこで話が長くなりますが、「ハイインピーダンスだったら、一体何が悪いのさ」というのがポイントです。学問的には良いことも悪いこともあるんですが、ことピックアップ出力に関しては「電圧はあるけど電力は小さい」という部分がネックといえるかと思います。
ピックアップは、ある意味「小型発電機」ですが、あんなちっこい部品にあんな細い弦振動のエネルギー加えたくらいでは、大した電力が発電できるわけがないのは見りゃわかるってとこですね。で、電力が小さいと、ケーブルやら接点やらを通過するたびに、抵抗やその他諸々の要因で、どんどん信号が小さくなり、乱れ、ノイズが乗っかってきます。
一方、バッファは基本的には「電圧そのままで電力を強くするアンプ」であり、弱い信号もバッファを経由させれば、減衰少なくノイズをはね返して伝わるようになる…という理屈です。

で、先に上げたプログラマブル・コントロールスイッチ製品も、入力部にバッファアンプが入っており、これをONにすることで内部スイッチ等での信号減衰を防ごうという設計で、これは各エフェクターの入力バッファと役割的には同じです。

ただ、ギターをこれらの製品に繋ぐことを考えた時、ギターがハイインピーダンスのままであれば、ギターの出力ジャックからシールドを経由してエフェクターなりコントロールスイッチなりに繋がるまでの間は、当然ハイインピーダンスなので、その間の信号伝送中は、減衰やノイズにさらされているわけです。そこで、そのようなギター~機器類までの伝送路で発生する信号減衰やノイズも防いでしまおう…という考え方から、ギター側に内蔵バッファを取り付ける等の手法が出てくるわけです。

で、私がこの両者の違いとして認識しているのは、エフェクタやコントロールスイッチのバッファは、ノイズ対策も含むものの「エフェクター内部回路の安定動作や音質向上対策」に主眼が置かれているが、ギター内蔵バッファは(後にエフェクタが繋がるかどうかは知ったことではないので)「ギター~アンプ間の耐ノイズ対策や音質維持対策」に主眼が置かれているということです。
といっても、両者の効果の線引きは、実際には難しいところがあるのですが、しかしそもそもバッファ回路を置くという基本的な目的としては、少し目線が違う面があるかなというところです。

でも、とにかくバッファ通すと、ノイズ面だけは圧倒的に有利ながら、確実に音質は変わります。よって、前述のコントローラ製品では、バッファによる音質変化を嫌うユーザーのために「バッファoff」ができるようになっているわけですね。わざわざそういうスイッチを設けていることからも、バッファによるノイズ低減効果より音質変化の方を嫌う人が多いことは見て取れると思います。
・・・と、まぁ本来言いたかったのは、そういうことです。

ついでの返答として…
私は実はベース屋で、アクティブもパッシブも持っていますが、昔は自作のバッファを搭載していたことがあります。それも、何種類か作りました。要はそういのが好きだっただけなんですが…
まぁベースの場合は、「少しくらい音のエッジが落ちても低域の芯が強く出ればいいや」みたいな選択があり得ますので、そういう場合でなおかつシールドを長く引っ張り回したい時などには、手製バッファ回路もある程度は重宝しましたね。

また、ギター用のバッファも作ってみたことがありますが、ギターの場合は単純な手製バッファでは、やはり高域の生々しさが薄れるきらいがありますので、信号電圧も上げられるようにして「ブースタ」的にする方が使いであったという印象があります。

えらい長文になってしまって申し訳ありません(^^ゞ

この回答へのお礼

お忙しい中、2回もの回答、ありがとうございました。
とても興味深い内容でしたので、全く長い文だと感じる暇もありませんでした!

回答を読ませて頂いたおかげで、少しだけ頭の中の霧が晴れた気がします。やはり他の人の考えや感想を聞いてみるのは、実にタメになりますね。

参考にさせていただきます!

一通り良回答出尽くした後の蛇足ですが…一応、質問者の方の万一の誤解に備えて…

フェイズアウトについては、No.3のご回答のとおりですが…
よく、ストラトの5点スイッチの2段目4段目の、いわゆる「ハーフトーンサウンド」のことを、イコール「フェイズアウトサウンド」だと思っている人が結構多いですが、ノーマル配線の場合は「フェイズアウト」していないので、それは誤りです。
No.3の方のご説明通り、センターピックアップをわざわざ+-逆に繋ぎ変えて、初めて「フェイズアウト」になります。
もっとも、中古品で前の主人が配線変更しているのに気が付かない…とか、安物でもろに配線間違えているというシーンは、時々ありますが…

ローインピーダンスとファズの関係については、大昔のファズには、ハイインピーダンスで繋がないとファズ効果がまるで違う…という設計の物がありました。うろ覚えですが、マエストロなんかがそうだったような…
まぁ、今では考えられないようなへんてこな回路だったというのが種明かしですが、その当時「ファズはハイインピーダンス」という『都市伝説』があったのは事実です(私がそれを知ってるほど年寄りってこってすが)。
たぶん、その伝説がまだ尾を引いて、質問者の方の耳に入ったんじゃないかなと思いますな。団塊世代で、今でも「ファズはハイ」と信じ込んでる奴は多いので…

ただ、バッファ入ると生接続とは大なり小なり信号強度変わりますから、ことファズに限っては、生と比して気持ち効きが違うというのは、無いとは言えません。ごくわずかですけどね。

あと、『復刻回路』で手作り売りのファズなんかだとどうだかわかりませんが、きょうびのコンパクトエフェクターなら、ファズでもディストーションでも、エフェクター入力部にバッファ(的)な回路は、原則必ず入ってます。(的)というのは、本来のバッファの意味では電圧ゲインゼロのアンプのはずですが、あえて「ゲイン付きバッファ回路」とでも呼ぶべきな回路になってる場合がある…という意味で、まぁ多くは後段の歪回路の調整用を兼ねてたり…という具合です。
これは、回路内のインピーダンスをある意味合わせて、回路の機構を安定させるような役割があったりします。
だから、大昔のファズと違って、ローでもハイでも受けられるわけです。
ボリュームペダル等でインピーダンスが変わっても、一定の回路動作を補償するような目的もあったりします。
(例の大昔のファズは、ペダルやボリューム触るだけで、歪み度自体が大幅に変化しました。)

ただ、これらのエフェクター内のバッファと、アクティブギター/ベースの内蔵バッファとは、効果としては同列じゃありません。
確かに、長いシールド使ったりする時、バッファでローインピーダンス化する方がノイズやハイ落ちには強いです。でも、その効果はバッファがシールドのギター側にあるからで、ギターがハイインピーダンスでエフェクターの入り口にだけバッファがあっても、その間のギター→シールドでハイは落ちてるわけですから、エフェクターの入力バッファはハイ落ち対策に寄与していないわけです。

その意味で、プログラマブル・コントローラー・スイッチにバッファが入ってるのは、エフェクターの入力部バッファという意味では入ってて当たり前で、そのことと楽器側がバッファ内蔵であることとは、全体としての効果の意味は全然違います。

また、No.1の方のおっしゃるとおり、ギター側にバッファが入ったら入ったで、大なり小なりピックアップ直の本来の音からは必ず変化しますから、バッファ=いい音という単純図式にはならないわけですね。

と、乱入お詫び致します。

この回答へのお礼

 乱入なんて、とんでもありません。非常に詳しい解説、ありがとうございます!
 ハーフ・トーンの配線のセンターの+-のリバースは自分で改造しましたので、大丈夫です。前々からフェイド・アウト=センター・リバースのハーフトーンのことかな?と思ってはいたのですが、確信が無かったの・・・。ただ今回、回答してくださったお二人のおかげですっきりしました。
 最近のファズはローでもハイでも受けられるんですか~。
いやー、勉強になりました。昔の物は知っていましたが、私は未だにワウやファズの入力インピーダンスは極端に低いままかと。

>きょうびのコンパクトエフェクターなら、ファズでもディストーションでも、エフェクター入力部にバッファ(的)な回路は、原則必ず入ってます。

 そうですよねー。BOSSなどの市場に出回っている電子気スイッチを採用しているエフェクターなんかは、仰るとおり入力部にバッファーがありますものね。

バッファーによる音の変化を、気に入るか否かが重要なんですね。
やはり、こればっかりは試してみないと・・・。

>バッファ=いい音という単純図式にはならないわけですね。

もしよろしければ kenta58e2様 が、今まで経験されたバッファー・アンプのご感想をお聞かせくださると嬉しいのですが・・。

ともかく、いろいろと参考になりました。ありがとうございます。

この回答への補足

 度々、失礼します。お礼を書いた後に、少し分からない事に気づいた事なのでここに書かせてもらいます。

>その意味で、プログラマブル・コントローラー・スイッチにバッファが入ってるのは、エフェクターの入力部バッファという意味では入ってて当たり前で、そのことと楽器側がバッファ内蔵であることとは、全体としての効果の意味は全然違います。

 これは、コンパクト・エフェクター等の入力部に入っているのバッファー(的)なものと、プログラマブル・コントロールスイッチに内蔵されているバッファー回路は、エフェクターの入力部には入っていて当たり前の物なので、2つは一緒の物だということですか?

上の文章は、「プログラマブル・コントロールスイッチに内蔵されているバッファー回路は、(BOSS等のコンパクト・エフェクターと同じものなので)当り前であり、このことと楽器側がバッファ内蔵であることとは、全体としての効果の意味は全然違う」という意味の解釈でよろしいのでしょうか?

ローインピーダンスにすると誘導ノイズを減らすだけでなく、長いシールドを使ったときのハイ落ちなんかにも効果があるようです。目立つ機器ではないのであまり使われていないように思われるかもしれませんが、プロで使っている人は多いと思います。デメリットは特に無いと思います。

フェイずアウトを試すにはストラトのセンターの配線の+-を逆につなぐとハーフトーンの位置でフェイズアウトになります。または4芯のハムバッカーでフェイズアウトするようなミニスイッチをつけてやればいいのですが、配線図は割愛します。音は細くて鼻をつまんだような音になります。ノイズも増える場合が多く、まったく実用的な音ではありません。

この回答へのお礼

ご丁寧な回答、ありがとうございます。

>目立つ機器ではないのであまり使われていないように思われるかもしれませんが、プロで使っている人は多いと思います

そうですね!言われてみれば、確かにプロが使うようなプログラマブル・コントローラー・スイッチには、バッファー回路搭載のものが多かったですね。

参考になりました。

フェイズアウトについての説明も、ありがとうございます。
おかげ様で理解できました。
ストラトも持っていたので・・、アレをフェイズ・サウンドというのですねー!

教えていただき、ありがとうございました。

一般論が成立しないからこそ,使う人もいれば使わない人もいるんじゃないですかね.ギター自体のアクティブかパッシブかも同じことで.

そうそう,アクティブの場合,基本的にロー出しですよ.とくに最近のOPアンプのサーキットの載ってるのは.なので,ハイでないとだめなエフェクタは,アクティブのギターはつなげないということになってしまいますけどね.まあ,そういうのを含めての音作りなので,ファズの音が気にくわないのになるから,ハイ出しじゃなきゃだめだ,という人がいてもそれは不思議でもなんでもないし,それでいいのですけど.

この回答へのお礼

2回の回答、ありがとうございました
参考にさせていただきます

> アンプ直の音よりも音質がよくなるといわれているのはなぜでしょうか?

いわれていないと思いますが.
どんなものであれ,信号経路に何か挟まれば音に影響します.まして,アンプのようなアクティブ機器は音質に必ず影響します.しかし,それが「よい」方向に出るかどうかは,あくまで演奏者側の主観です.「おれはこれがいい」といえばいいのだし,「おれはこれでは許せない」と思えば悪いのです.したがって,「よくなる」機器なんてものは,客観的にはありえません.

バッファを使うデメリットは,まさのその音質への影響をどうみるか,にかかっています.音が気に入らない人には,他のどんなメリットがあろうがだめでしょう.
なお,ハイインピーダンスで入力しなくてはならないエフェクタなんてものは存在しません.
音は,好きずきがすべてです.演奏者がよいと思うことが第一で,一般論なんて無意味です.ただし,それが聴く側に受け入れられるかどうかはまた別の問題ですが.

この回答へのお礼

早速の回答ありがとうございます!

仰るとおり、私も演奏者側の主観が重要だと思います。
自分自身でバッファーがどういった物か、早いうちに機会を得て体験してみたいものです!

ただ今回は、自身が使用したことが無いため、他の方はどんな風な考えを持っているのかを教えていただき、それを参考にした上で、自身が色々なことを考えていくために質問させていただいたものです。
そういった意味では、一般論でもあながち無意味だと私は思いません。


>ハイインピーダンスで入力しなくてはならないエフェクタなんてものは存在しません。

左様ですか・・。私の経験上、ファズはローインピーダンスで入力してしまうと音質が変わってしまうものだと認識しておりました。
また、ボリュームペダルのようにギター側のボリュームの位置によってもインピーダンスは若干変化しており、この変化を積極的に利用するには、信号はハイインピーダンスのままの方がよいのだと覚えておりました。 
申し訳ありません。もう一度、調べなおします。

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