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まずリンサン成分の供給ですよね。リンサン肥料なんですよね。
そして、カルシウムの供給。
そして同時に、石灰としてのアルカリ資材ではないのでしょうか?
私の畑は、ペーハ値が高く7位です。かなりアルカリに傾いているので、むやみに石灰や苦土石灰なんか入れない方がいいような気がしています。その点、過リン酸石灰も同様なのでしょうか?

A 回答 (1件)

過リン酸石灰は確かに「石灰分」を含んでいますが、その形は消石灰や苦土石灰と違って、副成分の石灰分は「石膏」なのです。


石膏は特殊な物を除いて、PH7.0前後のほぼ中性ですので、すなわち少なくても多く入れても中性なのです。

元々、酸性(アルカリ)度はの対比率表現なので、仮にPH1.0動かすには10倍必要なのです。
PH7.0を1:1とすれば、PH6.0はアルカリ分1:酸性分10となり、式的に表現すると、
仮に5.0の土を7.0にするには、比率10倍の10倍で100倍の石灰分の投入が必要となります。
これをグラフ化したものを緩衝曲線と言います。
実際では2.0動かすのに100倍も必要とすることは無いですが、火山灰土の低PHではわずか量で0.2-0.3は簡単に上がりますが、PH6.5を越すと少々入れても動きにくいです。
砂質は動きやすく、粘土などはもともと色々な成分があるので、中性に近く動きにくいです。

どうしてもPHを下げなくていけない場合は、硫黄を使っていきます。
先に書きましたように、中性と言っても比率なので、1:1なのか25:25なのか70:70の成分比かしっかりと確認しないとだめです。
http://berryslife.shop-pro.jp/?pid=1297688
地元でも化学薬品を扱う商社にあると思います。

この回答への補足

たいへん詳細なご説明をしていただいて、ありがとうございました。
過リン酸石灰が中性ということで、安心しました。

私の畑は、2~3年前まで親がしていましたが、習慣的に作付け前にはかなり苦土石灰をまいていました。その後、私がするようになって、風呂で出来る草木灰をこれもかなり蒔いてきました。(特別な知識もなく、土壌改良のため、と言った盲目的なやりかたです、汗)
そのせいか、安物のペーハ計ですが、(アルミ検知棒を土壌に突き刺すしてメーターで読むタイプ、3000円位のもの)だいたい、7.0を示します。感度が悪いのかと思いきや、ごくまれに、突き刺す場所によっては、5.5を示すこともあるので、まったく針が振れないということもありません。しかし、このメーターにとっての中性7.0(空中で示すメーターの位置)より高い値は示しませんし、あてにならない可能性もあります。
茄子の畝には、初めて追肥として硫安を撒いたので、今度撤去後、酸性に傾いていれば、逆にメーターの信憑性も出てきます。(ヘンな話です、恐縮)

以上のようなことで、畑の酸度調整にはかなり興味をもっています。
対比率表現のお話、大変勉強になりました。ペーハが1.0違えば、比率は10倍なのだということで・・・。知識として知っておきたいことであります。さて、実際に、PH7.0が1:1として、畑の土がPH5.0だとして、これをPH6.0に上げるには石灰分を10投入するということですね。で、10投入するとは、畑の土の10倍のアルカリ分ですね。実際に、普通の石灰なら(消石灰とか苦土石灰とか)の量は、どういう風に計算するのでしょうか?袋の表示から、アルカリ分を計算できるのでしょうか?

おひまがあれば、お教えくださいませ。
ありがとうございました。

補足日時:2007/10/29 12:27
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