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こんにちは。
航空系クレジットカードについて相談させてください。

今、三井住友銀行のファーストパック(キャッシュカード+住友VISAアミティエカード)を1枚持っています。

毎年アジア方面に海外旅行(パックツアー)2回、国内旅行1,2回しています。

その為マイレージ・プラス《セゾン》カード+マイルアップメンバーズかANA JCBカードに入ろうかと考えています。公共料金なども精算すればクレジット精算額は年間50万程だと思います。

今後はアジア以外にもヨーロッパや北欧、東欧にも行きたいと考えています。このカード2つのどちらを選択したらよいでしょうか?または、別の良いカードはありますか?

良きアドバイスお待ちしております。

A 回答 (4件)

 決断はなかなか悩ましいです。

ご質問の状況ですとANAマイレージクラブ(以下AMC)でもマイレージ・プラスでもそれなりに貯めることができ、かつ条件的な差も小さいためです。敢えて挙げるなら判断のポイントは「マイルを貯めてどんな特典に交換したいか」「パックツアーで利用する航空会社は主にANAかどうか」の2点になるでしょう。
 質問者さんは既にご自身でもいろいろと調べておいでのことと思いますので、もし以下の回答中に既にご存じのことと重複がありましたらご容赦ください。

1. マイルの有効期限
 マイレージプログラム選びで最も重要な点はマイルの有効期限です。いくら加算条件のよいプログラムでも、有効期限が短くて貯めたそばから失効するのでは考えものです。
 AMCではマイルの有効期限を「加算の翌々年12月31日まで」と規定しています。2008年4月1日からは「加算から36か月」に変更され少しだけ期限が延びます。しかしいずれ期限を迎えることに変わりはなく、「3年以内に特典交換に足りるマイルを貯める必要がある」という本質は同じです。
 マイレージ・プラスはマイルの有効期限を「最終の加算または減算から18か月」と規定しています。18か月以内の間隔で加算し続ければ手持ちの全マイルの期限がその都度延長され、実質的に無期限で貯められることになります。これがマイレージ・プラスの最大のメリットです。

 AMCとマイレージ・プラスとの選択でのポイントは「AMCで貯めたとして、3年以内に特典交換に足りるマイルは貯まるか」です。これが届かないとなると選択は自動的にマイレージ・プラスになるのですが、質問者さんの場合は年間に50万円程度のクレジットカード利用が見込まれるとのことで、このハードルは十分クリアできるでしょう。AMCでは15,000マイルで国内線往復特典航空券などに交換できるのもご存じかと思います(*1)。もちろん、マイレージ・プラスで貯めることも可能です。「マイル加算の間隔が18か月以上空く可能性がある」となると問題ですが、マイレージ・プラス《セゾン》カードを普段から利用すれば事足ります。
 有効期限がプログラム選びに影響するとしたら、交換したい特典が大物である場合が考えられます。AMCですと3年以内に特典交換をする必要があるので「日本-ヨーロッパファーストクラス航空券(12万マイル)」といった大物に交換するのは簡単ではありません。一方、マイレージ・プラスは実質無期限でマイルを貯められますから大物の特典航空券も狙えます。特典航空券に必要なマイル数はAMCより若干多めではあるものの、大物を狙うなら選択はマイレージ・プラスに絞られます。いずれにしても「どのような特典航空券に交換したいか」が一つのポイントとお考え下さい。

2. 搭乗で貯まるマイル
 ANAマイレージクラブとマイレージ・プラスとで差が大きいのは、パックツアーや格安航空券などの包括旅行運賃での搭乗時です。マイレージ・プラスでは包括旅行運賃での搭乗時も原則として区間マイルの100%を加算してくれますが[1-3]、AMCでは包括旅行運賃は区間マイルの50%のみの加算です[4]。ただしマイレージ・プラスでもANA便搭乗分は加算の割合が下がり、AMCで貯めた場合と同条件になってしまいます[5](*2)。
例1: パックツアーでタイ国際航空便に搭乗した場合、マイレージ・プラスでは区間マイルの100%を加算してくれますが、AMCに貯めると区間マイルの50%のみの加算です。
例2: パックツアーでANA便国際線に搭乗した場合、マイレージ・プラス、AMCのどちらに貯めても区間マイルの50%の加算

 つまり「アジア方面のパックツアー」で利用される航空会社が主にANA以外であれば、マイレージ・プラスで貯めた方が有利ということです。利用航空会社が主にANAであれば、加算条件はAMCでもマイレージ・プラスでも同じなので、他の材料を考慮して判断することになります。
 これは今後、西欧/北欧/東欧に出かける場合についても当てはまります。ANA便を主に利用する予定ならAMCでもマイレージ・プラスでもよく、他社便(ルフトハンザ、スカンジナビア航空、オーストリア航空、スイスインターナショナルエアラインズなど)を利用されるならマイレージプラスが有利です。

3. クレジットカード利用
 マイレージプログラムとして「マイレージ・プラス」を選んだなら、クレジットカードの選択は自ずとマイレージ・プラス《セゾン》カード+マイルアップメンバーズに至るでしょう。年間の費用は6,825円かかりますが利用額1,000円あたり15マイルの加算は魅力的です。マイレージ・プラスの提携カードには他にUCとJCBがありますが、年会費や加算割合を考えるとどうしても《セゾン》に見劣りします。
 AMCを選んだら、クレジットカードの候補は(A)ANA VISA/Master (B)ANA JCBのいずれかに落ち着くでしょう。ANAのマイルを貯められるカードは他にもあるのですが、年間の費用(年会費、移行手数料)がこれらより高かったり利用額→マイルの換算割合が悪かったりで、(A)(B)をお勧めするところに落ち着きます。

 ANA VISA/Masterは「多少の手間は厭わないのでとにかくマイルを貯めたい」という人に向いています。既にご存じかも知れませんが、カードに対しリボルビング払い「マイ・ペイすリボ」[6]の設定を行うとポイント付与率が2倍になるのです。すなわち利用額1,000円=2ワールドプレゼントポイント=20マイルの換算ということです。ただし実際にリボルビング払いになると利息を支払うことになって損です。そこで追加払いの手続きを毎月行って全額払い切る必要があります。その手間を厭わない人にはお勧めです。詳細は[7]などでご覧下さい。
 ANA JCBは「そこまでの手間をかける気はないけど、少しは有利な条件でマイルを貯めたい」という人にお勧めします。ANA JCBでは年間50万円以上使えば、翌年度は「スターβ」メンバーに認定されポイント付与率が20%アップします[8]。この20%増のポイントはマイルに移行することも可能で、利用額1,000円=1.2 Oki Dokiポイント=12マイルの計算になります。

 ワールドプレゼントポイント(ANA VISA/Master)、Oki Dokiポイント(ANA JCB)とも、有効期限は獲得から2年です(一般カードの場合)。ワールドプレゼントポイントでもOki Dokiポイントでもマイルに移行すると、そのマイルの有効期限は移行の翌々年12月31日までです(2008年4月からの新規約では移行から36か月)。

 試算をしながらANA JCBとマイレージ・プラス《セゾン》カード+マイルアップメンバーズを比較してみます。ANA JCBでは上述のように、年間50万円以上使えば翌年度は「スターβ」メンバーとなりポイント付与率が20%アップします[8]。年間50万円の利用とすると初年度は5,000マイル、翌年度以降は6,000マイルの付与ということになります。この他に入会時および翌年度以降の継続時に1,000マイルのボーナスマイルが加算されます(*3)。合計すれば初年度は6,000マイル、翌年度以降は7,000マイルの加算ということになります。
 マイレージ・プラス《セゾン》カード+マイルアップメンバーズならご承知の通り、利用額1,000円あたり15マイルの加算です。クレジットカード利用額が年間50万円なら付与されるマイルは7,500マイルです。入会ボーナスはありますが、翌年移行の継続時のボーナスマイルはありません。
 まとめるとANA JCBなら年間費用4,200円(年会費と移行手数料合計、*4)で7,000マイル、マイレージ・プラス《セゾン》カード+マイルアップメンバーズは年間費用6,825円で7,500マイルということになります。対費用効果ではANA JCBが若干有利ですが、最終的には1.や2.とも絡めながら総合的に判断することになるでしょう。

 No. 2で「マイレージ・プラス《セゾン》カードのポイントは3年間有効」とありますがこれは勘違いだと思います。マイレージ・プラス《セゾン》カードでは利用額は全てマイレージ・プラスのマイルとなって貯まります(ポイントの類は貯まりません)。そしてマイレージ・プラスのマイルは1.で述べたように実質無期限有効です。

 マイレージ・プラス《セゾン》カード以外のセゾンカードでJALマイレージバンクのマイルを貯めることは可能なのですが、条件としては決して良くありません。例えば参加費5,250円(年あたり)を払って申込む「ショッピングマイルプラン」は1,000円=10マイルになりますが[8]、これはJALカード(年会費2,100円+ショッピングマイルプレミアム参加費年2,100円 利用額100円あたり1マイル加算)と比べて費用の点で劣ります。
 また《セゾン》カードで「ショッピングマイルプラン」に参加せず、「永久不滅ポイント」を貯めてJALマイレージバンクのマイルに移行する方法もありますが、参加費や移行手数料がかからない代わりに換算レートはとんでもなく低く設定されています。利用額1,000円でわずか2マイルしか加算されません[9]。こんな方法でマイルを貯めていたらいつまで経っても特典航空券には届かないでしょう。
 もしJALマイレージバンクでマイルを貯めるのならJALカードをお勧めしておきます。またJAL便に乗らず専らクレジットカード利用で貯める場合は、NICOSゴールドカードの方が効率的です。年会費や参加費がやや高めですが利用額1,000円あたり最高で16マイル貯まります[10]。

 ノースウエスト シティワールドパークスVISAゴールドは正直なところお勧めしません[11]。WorldPerks自体は良くできているプログラムだと思いますが、クレジットカード利用で貯めるのには向かないのです。
 まず年会費が高すぎます。いくら海外旅行保険が付帯するにしても、年会費無料で実用レベルの保険が付くクレジットカードがいくらでもある昨今、年18,900円は保険代として割り切るには高い額です。それにそれだけ高い年会費を払っても、利用額100円→1マイルと並みの換算率でしかありません。またラウンジ(クレジットカード会社ラウンジ)が使えるのはよいのですが、このカードでは海外のクレジットカード会社ラウンジは使えません。国内旅行が年に1、2回であれば利用機会はごく限られます。それより何より、国内旅行の分をまったく貯められないのが最大の問題です。JALやANAの搭乗分のマイルはワールドパークスでは加算できないので、みすみす無駄になってしまいます。

 日本で入会者の多いプログラムはまずJALマイレージバンク、ANAマイレージクラブで、ワールドパークスとマイレージ・プラスがこれに次ぎます。それ以外のプログラムという選択もなくはないのですが一般的とは言い難いので、ANAマイレージクラブとマイレージ・プラス、あとせいぜいJALマイレージバンクから選べば十分でしょう。
 ANAマイレージクラブとマイレージ・プラスの比較は[12]でも回答しております。ご興味があればご覧ください。

【まとめ】
(1)ご質問の状況であれば、ANA JCBとマイレージ・プラス《セゾン》カード+マイルアップメンバーズとの差はそう大きくなく、どちらでもそれなりにマイルを貯めて特典航空券に交換することが可能です。
(2)「パックツアーでは主にANA以外の会社を利用する」「大物の特典航空券を狙いたい」のであればマイレージ・プラスが適しています。
(3)「パックツアーでは主にANA便に搭乗する」「クレジットカード利用で貯めることに重点をおきたい」ならばANAマイレージクラブがよいでしょう。
(4)マイルが貯められるカードは他にもありますが、ANAマイレージクラブであればANAカード(VISA/Master/JCBのいずれか)、マイレージ・プラスであればマイレージ・プラス《セゾン》カード+マイルアップメンバーズがやはり有利です。

参考ページ
[1] http://www.unitedairlines.co.jp/jsp/ja/mileagepl …
[2] http://www.unitedairlines.co.jp/jsp/ja/mileagepl …
[3] http://www.unitedairlines.co.jp/jsp/ja/mileagepl …
[4] http://www.ana.co.jp/amc/reference/tameru/flight …
[5] http://www.unitedairlines.co.jp/jsp/ja/mileagepl …
[6] http://www.smbc-card.com/mem/revo/mypace.jsp
[7] http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2834216.html
[8] http://www.jcb.co.jp/campaign/starmembers.html
[9] http://www.jal.co.jp/jmb/earn/life/partner/credi …
[10] http://oshiete1.goo.ne.jp/qa3346018.html
[11] http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2954919.html
[12] http://oshiete1.goo.ne.jp/qa3381300.html
[13] http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2451736.html

*1 特典交換に必要なマイル数は2008年4月から変更されます。現時点で15,000マイルで交換できる国内線2区間(往復も可)の特典航空券は、新しい制度では11,000マイル~23,000マイルで交換することになります。必要マイル数は目的地までの距離(往復合計)と、ローシーズン/レギュラーシーズン/ハイシーズンのシーズナリティで決まります。
*2 マイルの加算規定にはいろいろと例外が多く、包括旅行運賃のうち安いランクの航空券ですと加算対象外になることもありますし、逆に一つ上の正規割引運賃の加算率が適用されることもあります。ここでその全てを説明することはできないので、とりあえずは「包括旅行運賃はマイレージ・プラスへの加算が有利」と理解しておけば結構です。
*3 ANA VISA/Masterでもこれらのボーナスは加算されます。
*4 ポイントが2年間有効であることを最大限利用すると、移行手数料は3年に一度の支払いで足り、年当たりの平均費用は2,800円で済ませられます。詳細は[13]でご覧下さい。
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この回答へのお礼

ご丁寧にとても詳しく、ありがとうございます。悩みましたが、マイレージ・プラス《セゾン》カードにしてみようと思います。
 本当にありがとうございました。

お礼日時:2007/11/02 11:46

●マイレージプラス《セゾン》カード+マイルアップの場合、


年会費に\6825かかりますが、1000円あたり15マイル、実質無期限蓄積

●一般セゾンJCBカード+セゾンマイルクラブ(ショッピングマイルプラン)
年会費に\5250かかり、1000円あたり10マイル、期限3年

●一般セゾンJCBカード+セゾンマイルクラブ(ポイント交換プラン)
年会費は移行するときに\5250かかり、1000円あたり2マイル、永久不滅


まともに比較すれば、マイレージプラス《セゾン》カード+マイルアップが
一番貯まりやすいですが、年会費がかかるので、それなりにカードを利用しないと
損になります。
都合良く1マイル2円換算で計算しても、年26万以上決済する必要があります。
それ以下だと、マイルアップ無しのマイレージプラス《セゾン》が良いでしょう。
JALのショッピングマイルの場合も、年50万は決済しないと、期限切れになります。
ポイント交換の場合、マイルの換算率が悪すぎです。
ある程度以上の決済をする前提で、マイレージプラス《セゾン》カード+マイルアップ。
あまり使わないなら、マイレージプラス《セゾン》カードでマイルアップなし。
という選択が良いかと思います。

既にVISAカードをお持ちで、ヨーロッパに旅行を考えているなら、ブランドも
JCBよりマスターの方が良いと思います。


ちなみに、マイレージプラスやセゾンマイルクラブ(ショッピングプラン)の人は、
各種キャンペーンでのポイント増量の類は受けられないので、ひたすらカードを
使うしか貯める道はありません。
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>三井住友銀行のファーストパックを1枚持っています。



三井住友カードから、ANAマイレージにポイント移行するには6000円んの手数料が必要です。
手数料が、勿体無いですよねぇ。

>マイレージ・プラス《セゾン》カード+マイルアップメンバーズかANA JCBカードに入ろうかと考えています

たぶん、既にVISAを持っているからJCBなんでしよう。
ANA/JCBは、年会費が2100円で、ポイント移行手数料が2100円。ポイントは3年間有効。
対するセゾンは、年会費1575円でポイント移行手数料無料。ポイントは3年間有効。

私の場合ですが、セゾン郵貯Masterカード(特例で、2010年まで有効)年会費無料+ポイント無期限有効でポイントを貯めています。
JALへのポイント移行手数料も無料です。
あなたの場合、マイルアップメンバー5250円を払うのですから、ポイント有効期間があるマイレージ・プラス《セゾン》カードよりも、一般セゾンJCBカードにしてポイントを獲得した方が良いです。
ポイントが無駄になる事がありません。
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こんにちわ(´・ω・`)ノ


海外旅行好きとはずいぶんブルジョアですねぇ…
そんなアナタにはこれなんかオススメしてみます。

ノースウエスト/シティワールドパークス VISA ゴールドカード
http://www.citibank.co.jp/ccsi/nwa/index.html

マイル狙いならマイルを堂々と謳っていて、保険も高額。しかもゴールド。
ラウンジも使えちゃいますぜ旦那!
年会費が高い?海外旅行好きがソレを言っちゃぁおしまいよ(´・ω・`)
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