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狂犬病って感染すると人やほかの哺乳類もほぼ死亡してしまいますよね?
これだけ恐ろしい感染症なのにかなりの人がこのことを認知していないように思えます。
また、狂犬病に関するテレビCMやポスターなどはいっさい見たことがありません。こういったことをすればもっと一般人に認知されると思いませんか?

ふと疑問思いました。

また、意識の高さは外国も日本と同じなんでしょうか?

A 回答 (6件)

対策が十分立てられていそうなフランスやドイツでも狂犬病が散発しています。

これは狂犬病にかかった野生の動物の間にウイルスが温存されて国境を越えて動物が出入りするからです。こういう事情から歴史的にもフランスなどでは一般市民の意識が高いと思います。島国である日本は外来生物に対する検疫がきちんとされているかぎり一般市民は狂犬病のことを忘れて家も当然なのではないでしょうか。
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 獣医師です。

狂犬病対策とはほとんど関係ない仕事に就いているので一般常識的な話しかできませんが。

 日本では狂犬病は根絶して久しいのですが、そのような国は少数派で世界では未だに年間数万人が狂犬病によって亡くなっており、危険な感染症です。

 野生動物が狂犬病の重要な感染源になっているのは確かですが、日本では野生動物も含めて国内に狂犬病ウイルスは存在していないと考えられています。
 また、野生動物が感染源となっている場合でも、野生動物から人間に直接感染する機会は、野生動物保護などの仕事をしている人等を除いては極めて少ないです。ほとんどは野生動物から犬を経由して人間に感染するわけです。
 従って、狂犬病の対策上、「ヒトを守る」観点からは犬が極めて重要な動物になるわけです。日本の場合、以前狂犬病が多発していた時代でも野生動物が濃厚に汚染されている状態ではなかったため、「犬のワクチン接種率を上げる」という方策が採られたわけです。

 現在は輸入動物には最大180日の検疫が義務づけられていて、水際で防疫していますが、輸出国でワクチン接種を義務づけるのは不可能でしょう。内政干渉になりますから常識として非常に難しいです。「検査を受けてこい」ということすら困難です。なので180日間繋留して臨床的に監視してから国内に入れるくらいしかできないです。

 それでも万が一ウイルスが国内に侵入した場合、それはモグリの無検疫輸入犬や寄港船からのネズミなどの小動物の侵入という形になる可能性が高いのですが、その際でも最悪でも日本国内の犬の免疫率が高い状態をキープしていれば、ヒトに感染するリスクは最小限に抑えられる、というのが現在の狂犬病防疫の考え方です。

 実際の話、犬に咬まれたことがある人とネズミに指を囓られたり野生のタヌキに咬まれたことがある人の数を比較してみれば、「とりあえず犬を押さえておく」ことの意味は理解できると思います。

 「犬じゃなくヒトにワクチンを接種すれば良いじゃないか」という意見を述べる方もおられるようですが、免疫の一般常識として狂犬病は感染後免疫が有効な数少ない(ほとんど唯一)で、感染後のワクチン接種でほぼ確実に発病は免れることができますから、ヒトにワクチンを接種してしまうことによるリスク(有効な抗体価が得られず感染成立、あるいは抗体価の定価による感染成立、はたまたワクチンブレークによる感染後免疫の不成立)を考えれば、ヒトは抗体フリーの状態を維持して感染後にワクチン接種、という方法が最も確実です。

 犬の場合は「感染の機会」を全て人間が監視できるわけではありませんし、全体としてリスクを可能な限り低減させれば、ヒトに感染するリスクを最大限に下げることができます。ヒトとは考え方が違って当然です。

 ワクチン事故については、ワクチンは基本的に国毎に開発、製造、認可されていますから、Aという国でワクチン事故が多発したからといって即日本のワクチンも危険だ、ということにはなりません。
 日本の狂犬病ワクチンの事故率がどのくらいなのかは、私はそちらの専門ではないので知りませんが。

 猫もヒトと近い動物なのでもちろん無視はできないのですが、同じペットでも猫の場合はより"野生"に近いので制御は難しいです。「飼い猫」と「野良猫」の境界も曖昧ですし。
 また、咬傷事故の件数などのリスクから見ても、犬が最も重要な動物であることは変わりありませんし。

 犬への狂犬病ワクチネーションが毎年必要か、等いろいろな見直しは必要でしょうけど、犬の免疫率を落としてしまうといざ侵入した時に被害が大きくなるのは確実でしょう。野生動物まで行ってしまったらもう根絶は不可能です。

 本来、狂犬病は最も根絶が難しい感染症に入ります。日本はたまたま島国という特性と、対策に乗り出した時に野生動物が濃厚汚染されていなかったから根絶に成功しただけです。
 こういう困難な疾病に万全の対策というのは存在しないのですが、日本という国の条件を考慮すると、犬の免疫率を上げるという方策は、まあベストに近いとは思います。

 啓発もどこまでやればいいのか、難しいですね。
 もし日本で、「犬の狂犬病」が発生すれば、BSEの時に捨て牛、鳥インフルエンザの時に捨て鶏が出たように、捨て犬が爆発的に増えるような気がします・・・
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わたしは、ワクチン不要の立場です。



発生もしていない国で予防接種はナンセンスです。しかも狂犬病と呼ぶの日本だけです。
これは犬からのみ感染する病気ではありません。
多くの国では恐水病と呼んでいます。

全ての哺乳類が掛かる病気です。
犬にするなら、猫にも必要でしょう。

日本で発生した犬の狂犬病は50年以上ありません。むしろネズミ、リス、熊、猿、鹿、など自然環境にいる動物が危険なのです。

検疫はあるものの、狂犬病発生地域の動物が予防接種なしにどんどん日本国内に輸入されています。おかしいと思いませんか?

また、予防接種により副作用で亡くなる犬があります。いくつかの病気の原因が狂犬病ワクチンではないかと疑われているものもあります。

下記URLなどを見て下さい。

参考URL:http://www.geocities.jp/mt_with_dog2003/kyokenby …
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狂犬病は、日本ではもう50年以上、感染事例がありません。


ですから、しかたが無いように思います。
また、昨今では、狂犬病の予防接種不要論(強制する意味が無い)がありました。(私もその一人でした)
でも、昨年ですが、海外の日本人が狂犬病で感染した事例が起こり、狂犬病の予防接種不要論が少しトークダウンしたように思います。
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この回答へのお礼

予防接種の不要論ははじめて聞きました。むしろ逆に強化してほしいです。
ありがとうございました

お礼日時:2007/11/09 18:16

日本国内ではほとんど感染しないからですね。



ちなみに感染だけでは死にませんよ。
発症したらほぼ死に至る恐ろしい病気です。ワクチンを打てば助かりますが、最近の日本ではほとんど整備されていないらしいです。
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この回答へのお礼

日本で発病した犬が見つかったら大変なことになりますね。
ありがとうございました

お礼日時:2007/11/09 18:14

狂犬病のイシキが低いのは、発生がないからだと思いますよ。


何年か前に発生したような気がしますが、海外旅行で犬に噛まれたとかだったような気がします。

犬のワクチン接種が徹底していないのは非常に危険なことなのですが...。違反飼い主にもっとペナルティが必要なんじゃないかと思います、知ってて射たない人とかもいるようだし。
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この回答へのお礼

ペナルティというのはおもしろいですが、現実的には難しそうですね。

飼い主にはもっと自覚をもってもらいたいですね。
ありがとうございました。

お礼日時:2007/11/09 18:09

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