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我ものゝしるをば隣にきゝて「またるるものは」なんどうちわらひてあるほどにあるもの手まさぐりにかいぐりをあみたてゝ二つにして木をつくりたる男のかたあしに こひつきたるにになはせてもていでたるをとりよせてありし色紙のはしを脛におしつけてそれにかきつけてあの御かたにたてまつる。

上の文の「木をつくりたる男のかたあしに こひつきたるにになはせてもていでたる」の部分は、どういう解釈になるのでしょうか?
実は、ある外国人の方に質問されたのですが、前後の状況もはっきり判断できないので...。困っています。
申し訳ありませんが、お分かりの方がいらっしゃったらお助け下さい。
宜しくお願いいたします。

A 回答 (2件)

#1です。



>「片足にコブのついている木彫りの人形に何かをかつがせていた」
そうです。
現代文では少し違和感がありますが、
順序を変えずに「○○で、××なの」と訳すのが一応セオリーのようです。

ちなみに、この場合の「何か」は、
「かいぐりをあみたてゝ二つにし」たものです。

先述の『完訳 日本の古典』では、
原文は
「かいくりをあみたてて、贄(ニヘ)にし」となっており、
訳は
「かいくりを糸でかがりつけて捧げ物のようにし」たものだそうです。

「かいくり」については、
「栗の菓子か。一説に「貝・栗」」と脚注があります。


で、紙をその人形の脛に貼り付けて、歌を書いて「あの御かた」に差し上げるわけですが、
結局、例によって例のごとく、その歌
「かたこひや 苦しかるらむ 山賤の あふごなしとは 見えぬものから」で、
「かたこひ」(片足の瘤/片恋)
「あふご」(天秤棒/逢う期)
を掛けるためという、手の込んだ洒落(…といったら怒られますが)です。

モノに絡めて掛詞を使うケースでは、
文脈と関係なく突拍子もないモノが登場するので往生しますね。
正直、昔の人のセンスには理解しがたいものがあります(^^;;

ところで、質問のタイトルで『蜻蛉物語』とありますが『蜻蛉日記』では?
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この回答へのお礼

二度も詳しくご説明していただき本当に有難う御座いました。
お蔭様で何とか説明して上げられそうです。
私個人にとっても、いい勉強になりました。
それにしても、ずいぶん手の込んだ事をしたものですよね。
昔の貴族の女達というのは、今、我々が誕生日のプレゼントに凝ったりするよりも、ずっと芸の細かい事をしていたんだなあ、と感心させられました。本当にすごいですね。
助かりました。
そして、新しい事を教えて頂き、本当に有難う御座いました。

お礼日時:2007/11/14 12:10

直感訳


「木で作った男で、片足にコブのついているのに担がせて持ち出した」

小学館の『完訳 日本の古典』では、
「下僕の木彫り人形で片足にこぶのついているのに担わせて、持ち出してきたのを」
となっています。
…まぁ、当たってなくもないか(苦笑

ご参考まで。

この回答への補足

早速、ご回答くださり、有難うございます。
これって、「片足にコブのついている木彫りの人形に何かをかつがせていた」っていうことなんでしょうか?
現代文訳でもわかりにくいですね。
すみません。...^^;;;

補足日時:2007/11/14 06:53
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この回答へのお礼

有難う御座いました。

お礼日時:2007/11/14 12:11

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