プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

クーリエ・ジャポンという雑誌の今年6月号に、
バイオエタノールについての記事がありました。(元記事は英エコノミスト誌)
その中に、
「将来的にはエネルギー効率のよい、セルロースを使ったエタノールが実用化されるだろう」
というように書いてありました。
え?
私はてっきり、サトウキビやトウモロコシから取るより
セルロースからエタノールを取ろうとすると
効率が悪いから現在普及してないのだと思っていましたが、
一体どういうことなのでしょうか。

「セルロースのほうが可能性は秘めているが、まだ技術が開発されていない」
ということなのでしょうか。

あまり詳しくないもので、よろしくお願いいたします。

A 回答 (2件)

セルロースを発酵させて、アルコールをつくるためには、硬いセルロースを粉砕、軟化させ、酵素がセルロース分子を連続的にアタックできるよう処理する必要があり、そのために若干のエネルギーを必要とします。

したがって穀物からアルコールを作成するよりかは若干ですが余分なエネルギーを必要としますので、エネルギー効率は悪くなるはずです。ただ穀物という全人類にとってもっとも必要とする資源から、ガソリンなどいわゆる先進諸国の人々が主として利用する物資を製造することによって生じる食料品価格の高騰、資源のうばいあい等々を勘案すれば、現状食料にてきさず廃棄されているセルロースを原料としてガソリンを製造することのほうがトータルでは効率がよい(エネルギーすら効率がよいかもしれませんね)と称していると思います。
なおセルロースからアルコールを清掃する技術は、現時点で研究室レベルでは完成しており、事業化一歩手前という状況と覆います。
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この回答へのお礼

お詳しいようで、参考になります。ありがとうございます。
なるほど、本当に全地球を見てそのように書いてあったのかもしれませんね。
セルロースから取る技術はもう事業化寸前なのですか!
これは期待がもてますね。
早く完成して、とりあえず食材の高騰に歯止めを掛けて欲しいです。

お礼日時:2007/11/20 18:58

#1さんの仰る様に、本来のエネルギー効率は悪いのが現状です。


ただ単体としての考え方ではなく、対象穀物全体で考えた場合に、今まで取れなかった処でエネルギーを得ることは効率の向上と言えます。
現在の家庭用燃料電池で言えば、燃料を水素に改質して電気を得ますが、改質に要する熱を暖房・温水に回して、その双方の効率を加えたものがシステムとしてのエネルギー効率になります。
そういった考え方で言えば、食糧やそのままエタノールの原料として使用できる実の部分に加え、繊維分からエタノールを製造するのは効率を上げる事になります。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
「有効活用」という面から効率がいい、ということなのかもしれませんね。
ありがとうございます。
早くセルロースからの精製技術を使って製造して欲しいものです。

お礼日時:2007/11/20 19:00

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