プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

5歳のときからクラッシックピアノを始めました。最近ジャズピアノにシフとしたのですが、とかくアドリブで行き詰ってます。

アドリブについては人に聞いても調べても、最初はそうそうできないものだからコピー(譜面や耳で)をした方がよいらしいのです。しかしピアノの先生はコピーに頼るとオリジナリティがでないし、それに頼ってしまうことになるので基本的には禁止、というのです。

先生は権威的なタイプではなく、上達するごとに誉めることの大切さを知っているのか、とてもポジティブシンキングな雰囲気でレッスンを進められる方で、生徒の気持ちやスタイルを尊重してくださいますのでレッスン自体はとても楽しいのですが、ただこのアドリブに関してはとても厳しい!?のです。私自身ジャズへのモチベーションに自信がなくなってしまっています。
また「初心者セッション」に行っても、「本当に初心者!?」と思うくらい普通にアドリブもできてますので場慣れするためといってもいつも自信をなくして帰ってきます。

アドリブにも理論や奏法、方法論などはあるのでしょうか?即興というのはその場で思いついてやる人もいれば(適当にやってるだけという人もいます)ある程度考えてくる人もいるようです。手も足もでない状態です。アドリブができるようになるにはどうしたらよいのでしょうか?

A 回答 (13件中1~10件)

No.11です。

再び失礼します。

耳コピについてですが、ある程度の絶対音感があるので、1小節ずつ聴いて、都度楽譜に書き起こしていました。
速過ぎたりテンション入りまくりで分かりにくいところは、繰り返し聴いて鍵盤で実際に音を出して確認する、といった具合でした。

ある程度理論を知っていた方が、次に来る音をある程度予測できるので、耳コピが速くなるかも知れません。
私は理論書やスケールブックは買ったもののすぐに挫折し(汗)、結局手当たり次第耳コピ&楽譜起こしをするうちに、
理論っぽいものを後付けで覚えていったクチですが。。。

自分で試したことはありませんが、wmpで速度を落として音をとるのは
非常に便利で有効だと思います。楽譜起こしの段階では音さえ分かればOKなので。
その意味では楽譜があるものは、楽譜起こし(狭義の耳コピ)は不要だと思います。
グルーヴや盛り上げ方については、出来上がった楽譜を見ながらCDに合わせて弾きつつ、
(私は電車の中でもイヤホンで聴きながらエアギターならぬエアピアノを弾いていました。←危ない人(笑))
体でそのプレイヤーのグルーヴ、盛り上げ方を感じ取っていました(広義の耳コピ)。
いきなり速くて弾けないフレーズはまずゆっくり弾いてから、徐々にテンポを上げて、
最後はCDに合わせて、という具合にクラシックの要領で練習していけばOKだと思います。

> 感動どころ、というか。でも実際どの音を使ったらそれはできるのかと悩んでるわけです。

巨匠も含め、全てのジャズプレイヤーが一生悩み続けるところなんだと思います。
「コード弾きをする」「16分音符を弾き続ける」「音量を上げる」「高い音を使う」
「オクターブでトリル(?)し続ける(←すみません。トリルとは言わないかも。。。)」
「同じことを繰り返す」(straight no chaserなら"♭ミファ♭ミド ♭ミファ♭ミド ♭ミファ♭ミド ♭ミファ♭ミド。。。"と16分音符で8小節以上続ける)等で緊張感が増し盛り上がりますが、その組み合わせ方や持って行き方が難しいですよね。

ただ感動どころは導入部の音増やしver.だったりして、勢いで何とかなる部分もあるので、
逆にどうアドリブに入るか、どう音の減らすかも問題なのかもです。
straight no chaserの場合、使っていい音がずっとFのブルーノートスケールなので、
あとは音を乗せるタイミングや「間」が問題なんですよね。
私は「リズムの表と裏を行き来しつつ厳選」のイメージを心がけています。
この点は沢山のアドリブをコピーし咀嚼する上で身についてくると思います。
または先生に聞いてみてください。

私はセッション用に曲ごとに完璧にアドリブを準備してはいませんが、最初はこの位の音数で、中盤はちょっと多めで、
最後はこんな感じで盛り上げる、といったイメージは持っていて、それを使いまわしています。

"straight no chaser"は速めのスウィングということで、テーマだけでも難しいですが、弾けているなんて素晴らしいです!
しかもジャズを聴いただけで体が動くんですから、素養は間違いなくありますよ。
ジャズのアドリブでは難しいフレーズは弾けなくても、リズムに乗れただけでカッコイイ演奏になります。

またまた長くなりまして申し訳ありません。いろいろ試してみてください。
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度々申し訳ありません。

No.11です。

Straight No Chaserですが、マイルスのヴァージョン(キーはF)で書いてしまいました。
セロニアス・モンクのヴァージョンでしたらキーは♭Bでした。
ですので、使っていい音は♭Bのブルーノートスケール、"♭ミファ♭ミド ♭ミファ♭ミド ♭ミファ♭ミド ♭ミファ♭ミド。。。"のところは
"♭ラ♭シ♭ラファ ♭ラ♭シ♭ラファ ♭ラ♭シ♭ラファ ♭ラ♭シ♭ラファ。。。"でした。

  
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クラシックピアノを子供の頃に習っていて、大人になってからジャズ(とその周辺の)ピアノに転向した者です。


皆さんのアドバイスと重複する部分もありますが、ご容赦下さい。

私個人としては理論のみで耳コピもなしにアドリブというのは難しいかと思います。
結局アドリブは「使っていい音」を「どのように出すか」に尽きると思っています。
理論は「使っていい音」つまり最低限のルールに相当し、必要なものではありますが、
これを使ってどんな表現(アドリブの全体的な流れと、その流れに載せる個々のフレーズ)を「したい」かは、理論と別物と思うからです。
どんな表現を「したい」か、その全体イメージを膨らませるのに耳コピは非常に有益です。
具体的には

1.全体の流れを把握し、盛り上げどころへの持っていき方を学べる
2.ジャズ独特のリズムを体で感じることができる
3. 個々のフレーズを流れの中で覚えられる。
4.使っていい音をコードごとに覚え、自分の中でストックすることができる

4.は前述の通り、場合によっては3.も理論書や教則本で習うことは出来ますが、
1と2については、様々な曲をコピーする中で体で覚える方が分かりやすいと思います。
1についてですが、大概のアドリブは最初は静かで、徐々に音数を増やして盛り上げ、
クライマックスで一気に収束させて終了、というのが一般的です。
どこでどう仕掛けるか、フルマラソンのような感覚ですが、いろんな演奏をコピーすることで、
自分なりの仕掛けどころ、仕掛け方のイメージが湧いてくるようになります。
これは理論や教則本のみやっていたのではなかなかイメージできません。
もちろんアドリブが楽譜起こしされているものがあれば手っ取り早いですが、その場合でもリズムは、体で感じて体で表現するものですので、
音源で聴いたものを楽譜を見ながら再現する、という過程を踏まないと、なかなか身につかないと思います。

ですので、耳コピはアドリブをやりたい人には避けて通れない道だと思います。
もちろん気の遠くなるような作業かとは思いますが、トピ主さんは絶対音感がある分、他の人よりも大きなアドバンテージがあります。
絶対音感がない周りの知人の多くも、一つひとつの音を楽器で出して確かめながら、楽譜に起こす、という気の遠くなる作業をやっています。
私も一応絶対音感はありますが、以前はよく楽譜起こしをしていました。
是非頑張ってやってみて下さい。
この作業を挫折せずにやるには、なんといっても好きな曲を選ぶということだと思います。
こんなプレイをしてみたい!と強く思えば、意外とつらくないはずです。

オリジナリティについては、無意識のうちに備わり表れるものだと思っています。
例えばどのプレイヤーが好きか、どの耳コピ曲を選ぶか、というところで
既にオリジナリティが表れていると思います。
また仮にどんなに完璧にコピーしたつもりでも、微妙なタイム感までは再現できないし、
それもまたオリジナリティだと思います。
ワンパターンというのも、オリジナリティそのものです。
別のことをやりたければ、それこそ耳コピ曲を増やせばいいと思うんです。

セッションに行かれるのがためらわれるということでしたら、まずご自宅でCDに合わせて、ご自身なりのアドリブ演奏をしてみてはいかがでしょうか。
私もよくやっています。(笑)
それにしても邪魔者扱いとはひどいですね。
正にトピ主さんのような方の為に超初心者セッションを定期的に行っている知人もいます。
合う合わないは結構あると思うので、いろいろ合ったところを探してみて下さい。
長々と書いてしまいましたが、かくいう私も暗中模索です。
難しいし練習も大変ですが、やりがいのある楽しい音楽です。一緒に頑張りましょう!

この回答への補足

>1.全体の流れを把握し、盛り上げどころへの持っていき方を学べる
私の先生はそれが上手いそうです。アップとダウンを交互に繰り返すのが上手いとされてますよね。私自身、リスナーとしてそれは分かるんですよね。感動どころ、というか。でも実際どの音を使ったらそれはできるのかと悩んでるわけです。

>2.ジャズ独特のリズムを体で感じることができる

分かるんです。身体で。何を聞いても身体が自然に動いてしまう。本当に音楽が好きなんだなと思ってます。でもプレイする主体になかなかなれないんです(笑)。

>3. 個々のフレーズを流れの中で覚えられる。

フレーズについては今そのコピー譜面でやっているのでだんだんわかってきました。ただそのコピー譜も途中までしか載ってないんですよ。先生に譜面に頼るのはよくないって言われた意味、分かってたんですけれどやっぱり譜面だとグルーブ感までは載ってませんね。しかも超速くて音源聞きながら音符を追ってくのですがこれはもう練習また練習ですね(汗)。

最初の課題曲は「ストレート・ノーチェイサー」だったんです。譜割が難しいのにテーマは普通に弾けたんです。それができるのはスゴイ!と誉められました(もちろん「おだて」ではなくて)。

>4.使っていい音をコードごとに覚え、自分の中でストックすることができる

誰かが「自分の中に引き出しをたくさん持つこと」と言っていたのはこういうことなのですね。

アドリブを準備してセッションなどで試すという人もいれば、そんなことやってない、適当と言う人もいます。先生は例えるなら「キャンバスに色々な色彩をつけるとき考えずにやるようなこと」と言ってました。ついでに、脳のシナプスにも関わってくるようです。私の先生は29歳なのにもう巨匠という感です(笑)。

補足です。
絶対音感も読み取ることはできても実際弾けなければ意味がない。ということでウインドウズ・メディア・プレイヤーなどでは音速を設定できますから、PCで読み込んで譜面に落とす、音符を覚える方法など思いつきますがやっぱりグルーブ感まで読み込むのは難しいでしょうね。

>以前はよく楽譜起こしをしていました。
具体的にどのようにされていましたか?

補足日時:2007/12/02 19:33
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2回目です。

おじゃまします。他のかたへのお礼文を拝見しましたけど、、セッション参加されて邪魔者あつかいですか!なんとまあ、ひどいひとたち…ですね!うは…。口にださんと態度で示すとは陰険な…ううむ、、。いやなお話ですねぇ。そういう人、、いるんですよね…。特にちょっと自分で弾けるとおもってる人におおいですね…。せっかく楽しむのにやってんのに、つまらないですよね。一期一会の仲間なのに…。まあ、そんな暗い方々の演奏などそれほどたいしたことないからすぐに追い抜けますよ。大丈夫。その方たちの演奏は聴かなくても分かります。

さて、原則コピー禁止とは厳しい先生ですね。まあ先生のことはおいときましょう。大切な先生ですから。

ソロはできますか?どんなソロかわかりませんが、先生からソロを習いませんでしたでしょうか。適当にコード設定して1巡でも2巡でもソロを組み立てたことはおありでしょうか。そして、そのソロはジャズでしょうか。コピーが禁止なんですよね。リックも利用しないソロってどんなソロなのかすごく興味があります。もしかして音階とか音符の置き方とかで適当にジャズらしく作ってるのでしょうか…。それとも先生が作成したものを教材につかっていらっしゃるのでしょうか。アドリブっていうのは即興のソロのことですから、基本的なソロが弾けなければアドリブは弾けないんです。そして、そのソロっていうのは「いい感じ」のソロじゃなかったら意味がないんです。ジャズといってもありきたりのリズムと、使っていい音階を組み合わせていてもジャズにはなりません。またアドリブの概念や整合性があっていて音もリズムも乱れていなくてもジャズなのかどうかは疑わしい場合がおおいです。ジャズっていうのは瞬発的なリズムと音階の組み合わせがビビって感じさせられる!っていうのが最小単位での音楽表現です。そのきらめきは1小節のなかにでも見いだされます。そうゆう煌めきを「感じて」「理解して」「感動して」「影響され」「再現する」のがコピーですね。だから最小単位のジャズのエッセンスを無視していたらジャズにならないんです…。そしてそうゆういいフレーズ表現ができるプレイヤーはソロがきちんとしています。細部にデリカシーのある演奏家はトータルにデリカシーがあるといっていいです。

オリジナリティに言及されてますが、まず本物(洋楽)のリズムを誤摩化さずに身体に染込ませる事が何よりオリジナリティへの第一歩です。リズム感覚の悪さは、日本のトッププロを含めてほとんどのプレイヤーに共通する点です。クラシックをやっておられたのなら、リズムをよくよくお聴きになってください。おそらく正反対の感覚のはずです。リズムのおケツをじっと聴いてみてください。頭じゃなくてフォローです。ソロを演奏している時でもバッキングの時でもリズムはフォローの精神と感覚がないと演奏にはなりません。クラシックは遅れちゃうのはダメなんでしょうけど、ジャズは極端にいってすこしぐらい遅れてもいいですから演奏をメンバーみんなでいっしょにフォローしてリズムを作りだしてゆく感覚と思って聴いていると見えてくるものがあるとおもいます。

いいアドリブを弾くには、いい感じのリックとスケールをつかってソロを組み立ててみるのがいいとおもいます。例えば何巡するかはわかりませんが、複数回の巡回のソロを作ってみます。アドリブでじゃなくってじっくり考えて作るんです。できれば巡回ごとにテーマを決めて流れをつくります。入口はどんなイメージで入るのか、クライマックスは何巡目にもってくるのか、最後はどうゆうふうに締めるのか。流れを感じて。そうゆう風にしてソロを創作してゆくと安易に「感じて弾く」ことから「見渡して弾く」ことが出来るようになってきます。アドリブでもソロでも、単純に好きなように弾くくせをつけると、いつまでたっても自己流の内にこもった演奏しかできないようになります。巡回を意識してロケーションを把握してストーリー性のあるソロを考えるクセをつけてゆくと、それがオリジナリティになって活きてくる筈です。そしてセッションでも他のメンバーの演奏を活かしなが自分の演奏をするような受けの演奏もできるようになるとおもいます。まずご自分でいいソロ、ぐっとくるソロをいろいろ考えてマスターされてはいかがでしょう。そこにご自分の色が必ず入ってくるはずです。そしてそのソロを応用してアドリブで使う。

オリジナリティにはプロもアマもありませんよ。ジャズやロック、ブルースなどのオリジナリティは細かなリックにあるのではなく、トータルにみてどんなソロが弾くのか…にあると言えます。ですから定番のリックはコピーするほうがいいんです。そのリックのリズムをちょっとかえたりして、おおって感じさせたりすることもできますし、そもそもリックはトータルなソロのなかで演奏者がリズムや音階とともにコントロールしてゆくなかのネタなだけなので、オリジナルなどの問題じゃあないのです。理論をこねくるのではなくソロをおおきく論理的に構築できるプレイヤーが音楽的知性を感じさせるプレイヤーで、その論理にオリジナリティが発揮されるんです。ソロ=論理ー=ストーリー=感動です。音楽ですから理想的プレーにはアマチュアもプロもないとおもいます。

いろんなリズムで、いろんな設定のソロをお作りになったらいかがでしょうか。きっといい結果になるとおもいます。アドリブをちょちょいと手品のようにできるひとより、いいソロを組み立てられる感覚のある人のほうがずっと素晴らしいクレバーでクリエイティブな演奏家になれるとおもいます。
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この回答へのお礼

再回答ありがとうございます。

先生やっぱりいい人でした。もちろんジャズの要はコピーするというお考えを持った人ですが、まだそこまで行ってない段階ということで私のほうが先走りすぎてたための不安だったんです(笑)。

チャーリー・パーカだったか誰か忘れましたがある巨匠も最初のセッションでスティック投げられたそうです。その悔しさをバネにしたという伝説が残ってるそうですけれど、まぁ私が天才と言っているわけではありません、大切なのはモチベーションがそれでも失われないかどうか、ですよね。悔し涙こそ上達するきっかけであると先生もおっしゃってました。

>リズム感覚の悪さは、日本のトッププロを含めてほとんどのプレイヤーに共通する点です

先生も言ってました。自分でさえ完コピしてもオリジナルには勝てないと。ジャズ人口が低いのはそのためでもあるのでしょう。

>ソロ=論理ー=ストーリー=感動です。

なるほどです。ご回答は正直まだ難しいですがきっとそれが分かるようになる頃はセッションを自己満足で使っているような人達に対して差がつけられると思います。先生もそういうところに行っているコード進行だけ鵜呑みにしているプレイヤーより向上心があるから彼らより上手くなると力強く保証してくださいました。

お礼日時:2007/12/02 19:43

いろんなアドバイスで大変ですね。


回答を見ると、「アドリブ」「ジャズ的奏法」ごっちゃにアドバイスされているようですが、私は「アドリブ」についてだけアドバイスします。
アドリブは「会話」です。ですから「言葉」と「文節」を持たなくてはいけません。「文節」を「フレージング」といいます。
身に付け方ですが、例えば「枯葉」を、指一本のGの音だけで、気に入ったレコードに併せて自分の表現をしてみて下さい。休符とGだけでも、自分なりの表現ができることがわかるでしょう。言葉一つでの表現です。
この延長にフレージングがあります。あなたの先生は間違ってはおりません。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

>いろんなアドバイスで大変ですね。

アドリブって自由な創作?かと思ってましたが、これだけの理論や方法論があるなんて今初めて知りました。

アドリブの「会話論」参考になりました。このようなイメージが描きやすい解説って分かりやすいですね。

>あなたの先生は間違ってはおりません。

そうですね。人柄もピアノの素晴らしさも信頼しています。

お礼日時:2007/11/22 00:05

まず、バッキングは普通にできますか?


クラシックを長くやってきてピアノ自体は弾ける人がアドリブができないっていうのは、実は、
アドリブができない=2-5で使えるスケールが分かってない=テンションがよく分かってない=バッキングが苦手
ってことが多いので、まずバッキングをちょっと真面目にやると、自然にスケールとテンションが分かってきて、アドリブもなんとなく分かってくると思います。
とにかく、ある程度、ジャズっぽいバッキングができるようになってくると、自然にアドリブもなんとなくサマになってくるのではって思います。
そのためには、まずは(テンションなしでいいので)コードの任意の転回形で瞬時に押さえられること、次に、2-5のパタンで(テンションを入れた)ある程度決まった押さえ方(3+7+テンションとか)を任意のキーでできること、あとは、リズムですかね。

ピアノ自体を始めたばっかりの人には、バッキングはまあおいおいできるようになるから、とにかくコピーしろ、セッションにたくさん行け、体で覚えろ、っていうほうがいい気がするのですが、
クラシックをきちんとやってきた人であれば、ある程度、理論から入るほうが早道かもしれません。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

バッキングも今習っている最中なんです。まずこれから入るのかなと思ってましたら、意外や右手からやれと言われまして(笑)。同時に2-5-1も普通も教わっています。ほとんどの曲は2-5-1がてんこ盛りと教えられたときには驚きました。でもアドリブでどう生かされるのか、関連がまだ分かりません。

>クラシックをきちんとやってきた人であれば、ある程度、理論から入るほうが早道かもしれません。

なるほど、そうですか。また私の性格上も、理論も基礎固めをしっかりしてないといくら形ばかりのお仕着せをされても納得できません。

お礼日時:2007/11/22 00:01

ANo.2です。


リハーモナイゼイションとは再和声化と言えば良いでしょか…代理コードとは又違ったコード進行の再構築と言ったところでしょうか。

言葉を喋るためには言語を習得する必要があります。同様にアドリブをするのにはスケールを習得する必要があると思います。
キーがXの時にコードがYなら使えるスケールは何か?とか前後のコード進行を考慮したらどのスケールが使えるか?など
jazzでは使えるスケールの解釈は他のジャンルと比べて自由度はとても高いです。
そのjazzの特性をマスターしてこそアドリブでのjazzっぽさが生きてくると思います。
きっと役に立つと思うのでリハーモナイゼイションとモードの勉強をしてみてはいかがでしょうか?

ちなみに私は理論書で勉強したので参考サイト等は分かりません。楽器屋さんや本屋さんで探してみてはどうでしょうか?
これと言った物を提示できなくてすいません。何かお役に立てれば幸いです。
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この回答へのお礼

補足ありがとうございます。

>言葉を喋るためには言語を習得する必要があります。同様にアドリブをするのにはスケールを習得する必要があると思います

やはりスケールから習得する方がいいんですね。左手でスケール、右手でバッキングとは、ピアノってやはり大変な楽器です。でもクラッシックと違って自由がいいです。そしてこれが正念場なのですがアドリブ。でも創造することはとても魅惑的です。

リハーモナイゼイション・・・。いやはやこれもまた難しい理論が出てきました。

>これと言った物を提示できなくてすいません。
いえいえ、参考になりました。

お礼日時:2007/11/22 01:10

コピーが禁止なら、残念ですがその先生からは離れないとジャズはできません。

アドリブでもメロでもジャズは、過去の誤謬の積み重ねと組替えを基本に発展させなければオリジナリティもクソもございません。あなたが過去の偉人たちの素晴らしい演奏のエッセンスを自分のものにできないのなら、あなたのオリジネリティもないわけです。独り相撲のソロなんて聴衆のためへのメッセージではなく、仲間内だけの認め合いにしかなりません。仮に、あなたが自分のフレーズで構築したソロを弾いて先生に認められても、会場にきてくれた一般リスナーや、通りがかりに聴いた人々に、「おっつ、いいじゃん」って感じてもらえなければ音楽の意味はないのですから。そしてこの「おっつ、いいじゃん」ってのは完全オリジナルのフレーズでは全くもって無理なお話です。ハンコックでもチックでも、現代でやや進歩的な歴史を築いてきた演奏家の人たちは、過去の偉人たちのレールの上を歩き、応用し、自分のスタイルを築きあげてきたんです。ジャズとは異国の地の、しかもジャズを知らないあなたが、なぜ素敵なジャズをかなでられるようになるのですか?こうやって論理的に考えても回答はすぐにでてくるぐらい愚かな考え方です。お勉強などしてもジャズはひけません。ジャズは修行ではありません。宗教でもない。しいていえば真似です。真似から自分の世界を感じて発展させるんです。それ以外に近道も正解もありません。

あなたの先生は文章を書くのに一般人で使われている単語を覚えさせないで自分の文章をつくりなさいって教えているのです。それは世間の方々に共感していただく作文を書けといっているのではなく、自分の世界を自分の文字で書けといっているわけです。音楽はアートではありません。このへんのところがよく勘違いされるところです。アートなら自己満足の独自の世界観の絵を描けばいいわけです。でもドレミという共通の音階を使用してリズムという喜びを共有してゆく音楽は、自分の世界を探求すればそれで許されるような狭い価値観の芸事ではないのです。はっきりもうしあげますが、コピーをしないで人を感動させられるようなフレーズは弾けません。真に価値あるオリジナリティはコピーを超えたところで見えてくるものです。

アドリブに奏法や方法論はありますが、奏法こそコピーとはいいませんが他人が生み出してきたものですので模倣の集大成のようなものです。これは当然ながら習得すべきです。また方法論は理論ですので習得はすべきですが、方法論にとらわれていると響きや組み立てに理屈を先行させてしまいがちで音楽を言葉で説明するような演奏になってしまいます。ひとことでいえば「くちほどにもない、退屈な演奏」ということです。理論を上手に活用するにはいい演奏を沢山聴いて、まず響きの感動を覚えてから活用されるのがよろしいかとおもいます。

最後にアドリブ演奏についてですが、どのようなプロでもアドリブにはある程度のラインはあります。その場で新たな楽曲に取組んで、いいアドリブを弾きこなせる名人は100人にひとりいるかいないかです。皆さんがアドリブといっているのは、本当のいみでのアドリブではなく、何回も何回も弾きこなしたコードとリズム進行の伴奏の上のものであり、アドリブではなく楽譜のない自分の演奏という意味なんです。だから、アドリブといってもいっつも大体がおんなじようなフレーズを使った演奏になるんです。そんなものなんです。これは曲調というものに対して自分がベストだとおもう演奏のイメージがありますから、どんな凄腕のプロでも毎回毛色のちがった演奏などしないわけです。アドリブとはインスピレーション的イメージがまかり通っていますが、じつは本当にインスピレ-ションが発揮されるのはその曲に初めて相対した時であって、そのインスピレーションを引き出すのにコピーが必要不可欠になってくるわけです。そして、最初に感じたインスピレーションを下地にして、その曲を何回も演奏してきながら安定したソロができ上げってくるという感じです。アドリブで出し入れしているフレーズなどはその日その日で変化はしますが、大きいくくりでは同じソロという感覚が正しいとおもいます。

アドリブが出来るにはどうしたらいいか、、どうか遠慮なさらずにどんどんコピーをなさってください。単語や誤謬のよろしくない作者の文章は読みづらいですからね。ご自分の演奏なのですから、先生のおっしゃることも半分ほどお聞きになって、あとの半分はご自分のお好きにされたらいいとおもいます。アドリブをひくときは、まるまるのコピーじゃなくて応用して自分なりに工夫したもので組み立てればいいとおもいますよ。どっちにしてもオリジナリティを出すには咀嚼して改善する工夫は必要ですから。そうゆう作業や練習をしているとすぐにはアドリブはできませんが、時間とともにできるようになるとおもいます。

くりかえますが、アドリブとは全くの即興演奏ではないということ、、聴衆の方に喜んで共感していただくのが目的だということ、、そのためにアドリブの工夫や練習を日頃からするということ、、です。音楽はこけおどしではないですから、その場の即興だけが取り柄のような手品みたいな演奏は避けるべきです。また、演奏家として、先生に喜んでいただくことより、聴衆のかたに喜んでいただく演奏が大切だと理解してください。以上長くなりましたがいい演奏ができるようになられることを期待いたします。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

なるほどです。アドリブ概要というものをご指示いただいて勉強になります。

コピー禁止というのは基本的にということですが、それでも譲歩して完全コピー譜などもあまりよろしくない、コピーするなら耳コピーでとおっしゃられるのですが、絶対音感がある私でも自信ないです。

という以前に「慣れ」が必要なんですよね。クラッシックでは譜面どおりに弾けばよいのですが、まだアドリブという未知の世界に立ったばかりとしては、理論に頼りたくなってしまいますが、「>方法論にとらわれていると響きや組み立てに理屈を先行させてしまいがちで音楽を言葉で説明するような演奏になってしまいます」とおっしゃるように、それは熟練者に目指されるものだと思うんですね。コピーやアドリブ理論を習得しながら自分の色を出していけばよいのでしょうか?

話は変わりますがジャズはオリジナリティがなければならないとどこかに書いてありました。このオリジナリティというのはプロにおいてのみ目指されるものなのでしょうか?それとも「聴衆の方に喜んで共感していただく」ように、アマチュアでも必要なことなのでしょうか?としたら方法としてプロを目指すにしても、アマチュアでもプロ意識を持ってやるのだとしたら、方法論としてはコピーから入るのが基本ということなのでしょうか?

お礼日時:2007/11/22 00:53

 アドリブとするってことは、どんな演奏とも、合奏できなければ、だめ、…できるってことです。



 ジャムセッションに参加するのが、早いんじゃないでしょうか?
 クラシックで勉強している方は、他流試合、禁止…状態だったわけでしょ?

 知らない演奏と、ジャムするだけで、肌でコード感覚や、
 スケール感覚がわかると思います。

 近場のジャムを探して参加したり、駅前ストリートで演奏するのが、「できる」ようになる早道だと思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

そのセッションに行ったのですが、まだセッションの雰囲気や進行についても分からない私は、大恥をなんどかいたことか(笑)。しかし皆が皆同様に、「ジャズるにはとにかくあらゆる曲を聴きまくること、コピること、恥をかくことが上達すること」といいます。で、身体でもってそれを納得、また痛感していますが、それでも中級レベルのセッションはもう行きません。やっぱりセッションにも目的があり、超初心者のためのセッションは、進行役がいて、進行のつどにセッションについての講義をはさんでくれるような教室タイプのところと、中級以上になると、もう初心者などは邪魔者でしかない。もちろん皆さん口にはしないけれど、態度で示されます(笑)。そういうのを肌で感じた勘違い初心者は来なくなる率が高くなると、セッションごとの性格というのが決まってくるのではないかなと。

成長するために恥をかくのはかまいませんが、無駄な恥をかくと逆にモチベーションが下がります。

お礼日時:2007/11/22 01:04

こんばんわ



厳密な話をするのは難しいので、感覚的な話で書いてみます。

まず、アドリブの理想をどこにおくかですが、とりあえず、頭に浮かんだメロディをそのまま楽器から出すことが出来れば、万歳です。とりあえずと書きましたが、最終目標かもしれません。ふふふんふーん、と鼻歌を歌うのと同じ感覚で、頭に浮かんだフレーズを楽器で出すことが出来れば、頭(体の中)にフレーズがある限り、アドリブを続けられます。
そういう面から、コピーには意義があると考えられます。第一に、定型のフレーズを仕込めること、第二にフレーズの構築の仕方を身に付けられることが挙げられます。ついで、フレーズの呼吸やリズム感など歌わせ方に親しむことが出来ます。そして、それらをやっていく過程で、「聞いたらすぐに弾ける」ようになると、「浮かんだらすぐに弾ける」ようになります。長年ピアノをやっていると言うことでしたら、既に耳は育っているかもしれません。譜面の初見弾きならぬ、CDの初「聴」弾きをやってみて、出来るようなら万歳です。後は、自分の中に浮かんできたフレーズ(全くのオリジナルでなくとも部分引用ならばOKです)を楽器から出していけば、アドリブ・ソロになります。

コピーをしないでアドリブを、となると、理論から攻めることになります。この場合、モードを志向するならスケール、バップを志向するならコードトーンということになるでしょうか。勿論、いずれを志向しても、どちらも必要になりますが、取っ掛かりとして、です。
感覚的な話ですが、スケールから攻めるなら、例えば「枯葉」ならば、B♭メジャー(Gのナチュラルマイナー)を弾いていればOKです。いくつか外れるコードがありますが、概ねあたっています。スケールをあがって下がってしているだけでも、「これが私のスタイルだ」と言えばOKになります。ただし、「かっこわるい・・・」と批判されます。このときに、スケール内の特定の音を抜いたり、スケール外の特定の音をくわえたりして色を付けます。また、リズムのアクセント・緩急にも気を配ります。そうすると「それっぽい」になります。バップならば、各コードのコードトーンをひたすら弾く、それにテンションを加える、さらに経過音を交えてつないでみる、などして組み立てていきます。
いずれも、理論的に完全に合致する音、最も心地よく響く音に、完全に合致しないが音楽的に有為な働きをする音、それらをつなぐ音を付けたし(り省いたり)して行きます。
この場合、特にスケール主体の攻め方だと、頭の♭や#の数を見てキーを判断したら、「そのキーのメジャースケール、あとクロマチックスケール。あとは適当に」でソロを構成することができます。ブルースだったらペンタトニックで完了です。

問題は、この「適当に」の部分ですが、これは、「なんとなくジャズっぽくなるように」を意味していると思います。問題はこの「ジャズっぽく」演奏するところにありますが、これは、慣れないと無理だと思います。『小指を切ったら血が出てきて、その血を顕微鏡で見たら血球に「JAZZ」と書いてあった』というくらいの人ならば、その人は、どうやってもジャズっぽくなるでしょうが、一般人は、聴いたり弾いたりしてスタイルになじまないと難しいと思われます。
このときに、再びコピーの意義が見えてきます。極端な話、ある程度リズムのフォーマットが身に付いたら、根音を弾いているだけでも、「リズミックに攻める、説得力のあるソロ」をとることができます。

コピーをするときに、「この曲の○⇒○⇒△の進行なら、あのフレーズがはまる。是非使おう」という形に絞られると、確かに演奏が貧困になる恐れがあります(ただし、初心であれば、2-5-1など「ジャズっぽさ」を生む部分に信頼度の高いストックしたフレーズを置いておいて、それに向かってソロを弾く、そのフレーズを弾いて、次にそこからつなげていく、また次の2-5-1を目指す、というやり方は、非常に有効です)。
ストックしたフレーズに縛られるとオリジナリティは減りますが、逆に、全くの素人がいきなりオリジナリティを出しつつ、定型のフォーマットを真っ当することも出来たとしたら、その人は、血の代わりにJAZZ汁が体を流れている人だと思います。一般人にはまねできません。
一般人としては、オリジナリティを志向しつつも、その過程において、先達の提示する型の模倣と研究することが、もっとも有効な手法と考えられます。その際には、コピーする楽曲・フレーズを「真似をする」「仕込む」という面と同時に、「ただの音列を如何に歌わせるか」という手法を学ぶ素材として捉えることがポイントになってくると思います。
先生のいうところの「コピーに頼る」を、「常にストックしたフレーズが合致する部分を探して、当てはめて、それをつないでいくだけでは、そこにあなたは存在しない」という風に解釈することは出来ないでしょうか?できるならば、「コピーしてストックもする。勿論それをそのっま使わせてもらうこともあるが、少なくともリズムや譜割を変えたり、一音付けたり削ったりして、自分流に解釈しなおしたものを使う。その過程でオリジナルなフレーズ、オリジナルな歌わせ方を見出していく」という進み方は、先生の指導法と破綻しない範囲で共存すると考えられます。

後、セッションの際は、バッキングに終始するのも手です。リズムのアクセントをきっちり踏まえて、刺激的な和音を部分的にいれつつ、ソロに呼応して発展的に進んでいくバッキングを提示できたら、結構なジャズ・ピアニストだと言えると思います。3度7度にテンションを加えたフォームの転回系を多数仕込んで、効果的に提示するべく、リズムとアンサンブルに注意しながら座っていると、刺激的な時間になると思います。
その際、バッキングで使っている和音を分散させて、間に経過音を入れれば、オブリガートになりますし、そこからソロのフレーズを生むことも出来ます。また、リズムに注視し続けることで、「ジャズっぽさ」へぐっと近づくこともできると考えられます。

旋法や歌わせ方の理論的な側面は、習熟の過程で身に付けつつ、リズムや組み立て方を身に付ける意味でもコピーを取り入れつつ、丸写しにならないように(部分引用はプロでもやりますからOKです)適宜解釈をし続けつつ、切ったらJAZZ汁が出てくるように、体質を変えてみてください。

晩酌のつれづれに、タラタラと書き垂れました。
感覚的な話ばかりでしたが、参考になれば幸いです。
それでは
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

アドリブについてこれだけの理論背景があるんですね。
でもまだ初耳の言葉もあってムズカシくて分からないこともありますが、近日中に(!)きっと全部わかると思います(笑)。

とてもご丁寧な解説、勉強になりました。

お礼日時:2007/11/22 00:58

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