アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

転送規格について調べています。
IDEやSCSI(以降(1)と書きます)とUSBやIEEE(以降(2)と書きます)の根本的な違いが分からなくなったのでどなたか助け舟お願いします。

要するにこのところ転送速度がより高速になってきた(2)は(1)に取ってかわれるのでしょうか。
もっと言うと、内蔵HDなども(2)の規格でマザーとやり取りすることは考えられるでしょうか。

(そもそも「外部機器向け」と「内部機器向け」はどんな差があるのでしょうか。のばせる配線の長さの違いなどありますが短い分にはどちらも同じだと思うのです。)

もしこれができるのであれば、PC内部はよりすっきりしたものになると思うのですが、将来的にそうなる可能性はあるのでしょうか。

質問攻めですが…お願いします。

A 回答 (4件)

Q/要するにこのところ転送速度がより高速になってきた(2)は(1)に取ってかわれるのでしょうか。



A/違いますね。それぞれの違いを明確にしましょう。IDEは内蔵インターフェースとして用いられます。現在使われるのは、E-IDE(高品位IDE)という物で、ATA転送方式を用いてます。
これは、内蔵ハードディスクの接続、内蔵CD/DVD、FDなどの機器を繋ぐのに用いられる物で、USBやIEEEとは全く異なる物です。コントローラ機器コストが安く信頼性が高いのがこの転送で、一般向けPCでは主にこれが用いられます。速度は133MB/sでUSB2,0の2倍の速度になります。IEEE1394からするとa比較で2,5倍となります。
既に解答があるATA(パラレルATA)やSerialATAはIDE規格の中での転送方式の違いです。どちらもE-IDEに属します。ちなみに、次期PCIExpressではATAPI(IDE)で結んでいたCD系ドライブなどをPCIで直接結べるようになり、IDEの役割が減るかもしれませんけど・・・

SCSIは、主にサーバーや業務用途などの内蔵機器の接続と一般での外部機器の接続に用いられます。パラレル転送を用いているのが特徴。速度は現在320MB/sでストレージデバイス向け端子としては最速になります。2004年以降には次世代の640MB/sも予定されており、速度ではUSBやIEEEなどは太刀打ちできません。
データ転送の信頼性も極めて高いのが特徴。ただ、コントローラーのコストが高いため、一般ではあまり使われなくなってきています。

USBは、インテルが中心となって数社で開発した規格です。転送方式はシリアル転送を用います。既に解答があるように元々は主に低速なレガシー端子(レガシーとは過去遺産の意味)のパラレル端子やシリアル端子、PS/2、RS-232Cの代用として開発されたホットプラグ対応の端子でプラグアンドプレイ端子です。

外部機器向けの複数のレガシー端子規格をまとめ数百キロビット程度の速度から数メガビット単位の速度に転送速度を飛躍的に上げたのがこれです。
Full Speed Mode(12Mbps)とLow speed Mode(1.5Mbps)の2Modeからスタートしました。その後、高速デバイス向けにHighSpeedMode(480Mbps)が追加されています。

この端子は、あくまで手軽にUSB機器を接続するための物で、欠陥訂正やエラー訂正などに弱く、信頼性が甘くIDEなどの内部機器の代用には向かないという特徴があります。この端子は、先に挙げたように煩雑だった周辺機器接続の端子を一つにまとめただけの規格ですから、手軽に周辺機器を繋ぐにはベスト端子ですが、常に内部機器を接続するには低速で、無駄が多いのです。USB2,0の登場で外部周辺機器、ストレージ全般を結ぶ端子としても用いられるようになっています。


IEEE1394(IEEEでは1284などレガシー規格及び無線規格もあるため、明確に下の数字を入れるようにしましょう)は、AppleComputerの特許ですね。
SerialSCSIの一つです。この端子の特徴は、パソコンという特定の機器に依存しないことですね。USBより曖昧で多くの転送方式があります。また、それ故同じ形状の端子でもストレージデバイスが使えない端子や、一部機器や機能が正常に動作しない端子があるなど、かなり煩雑です。
パソコン向けのストレージデバイスを繋ぐにはかなり不利な規格です。これは、絶対に内部インターフェースのかわりにはできないでしょうね。
最近は主にパソコンとAV機器やAV機器同士を高速に結ぶ端子として活躍しています。AV向けではデジタルで高速転送できるこの手の端子がなかったため、重宝されています。これから先は、その方向とネットワーク関連で使われて行くであろうとされています。

Q/内蔵HDなども(2)の規格でマザーとやり取りすることは考えられるでしょうか。

A/基本的にはそれはないでしょうね。USBには速度や能力を考えると常に最高速度を維持しなければならないIDEの代用は荷が重すぎます。
また、IEEEは規格として複雑すぎるため、あわないのです。内蔵デバイスはだいたい決まった物を高い信頼の元で高速に転送することが目的であるため、速度が速いことと、機能性よりも特定のデバイスに対して確実な転送ができることが求められます。そのため、内蔵ディスク向けの主流にはならないというのが私の考えですね。

よく考えてみましょうよ。IDEはコントローラー一つでUSBの2倍の速度を出し、常にハードディスクのデータを最大速度で読み書きできる状態にしています。ハードディスクの速度は50MB/sならもしUSBで代用すると常に50MBが使われ残り10MBの転送速度で周辺機器を繋ぐことになる。それならコントローラを増やせばいいと考えるかも知れませんが、2,0のコントローラはIDEコントローラーよりたくさんの機器を繋ぐことを想定しているため複雑でトランジスタ数はかなりあるのですよ。その分コストが高くなると言うことです。しかも信頼性はIDEより低い。
そのため、IDEは内部向け、USBは外部向けと区別しているのです。
いかがでしょう。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

詳しい解説ありがとうございます。こちらの勘違いでした。ATAやSCSIの速度単位はメガバイトの次元で、USBやIEEE1394はメガビットの次元でしたね。
こちらの要望にまさにジャストミートでした。なるほど、よく分かりました。ありがとうございました。

お礼日時:2002/09/09 08:42

1と2の違いということで端的に挙げれば、パラレルとシリアルの違いでしょう。

既に挙がっていますが、IDEも近い将来にシリアルに移行します。近年の傾向としてパラレルデバイスは廃れ、かわってシリアルデバイスが勢力をもってきていますね。直接2が1に取って代わるということではありませんが。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございます。下の方にも書いたのですが、パラレルをシリアルにするメリットは何なのでしょうか。やはりそうした方が高速なのでしょうか。新たに質問を設けますのでご存知でしたらぜひお願いします。

お礼日時:2002/09/09 08:46

この1と2のくくりかたが、少し違うような気がします。

IDEはフラットケーブルを使用していますが、
今後はシリアルATAという細いケーブルを使う規格に替わっていきます。
もうシリアルATAを搭載したマザーやボードも販売されています。ただHDDはまだで、変換コネクタを添付
する形で販売されています。
SCSIはかなり専門的なものに特化するようになりました。これはUSBやIEEE1394の台頭とIDEの普及に
よって外部内部ともに起こっています。

ただ、USBは本来、SCSIの代替と言うよりは、PS/2やパラレル、シリアルの各ポート(レガシーデバイス)
の代替として作られたものです。低速デバイス向けでしたが、2.0がでるようになって高速なデバイス
にも対応するようになってきました。

あと、IEEE1394はSCSIの代替として開発されましたが、ライセンス料が高いなどの理由で、当初はあまり
普及せず、DV編集向けとして認知されるようになりました。今では結構普及しましたが、実はこれって
SCSI規格の1つなんですよね。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

こちらの(1)と(2)のくくり方は単純に内蔵HDの話に登場するかしないかでした。(明記していなくてすみません)
新たな疑問としてなぜATAはシリアルに移行するのかということが出てきました。感覚的にはシリアルよりパラレルの方が断然速いと思うのですが。ケーブルのダイエットということではないと思いますし…
こちらの認識不足でしょうか…。
ありがとうございました。新たに上記の質問を別途しようと思いますので、もしご存知でしたらおねがいします。(こういう場は言葉でしかお礼できないのが残念ですね…)

お礼日時:2002/09/09 08:26

> 要するにこのところ転送速度がより高速になってきた(2)は(1)に取ってかわれるのでしょうか。


IEEE1394に関してはSCSIの代用としてそのような動きがあったらしい
のですが消えてしまったのか・・?という感じだと思います。

> もっと言うと、内蔵HDなども(2)の規格でマザーとやり取りすることは考えられるでしょうか。
技術的には可能だと思いますが、起動ドライブとして、また制御チップ
のコスト高などが原因でまだメリットが少ないと思われます。

> そもそも「外部機器向け」と「内部機器向け」はどんな差があるのでしょうか。
ケーブルが短いという前提で設計できる「内部機器向け」であれば
比較的信号劣化が小さいという前提でハード設計ができます。
また「外部機器向け」は通電状態でケーブル抜き差しが出来る
ホットプラグイン機能が求められることが増えてきました。

> もしこれができるのであれば、PC内部はよりすっきりしたものになると思うのですが、将来的にそうなる可能性はあるのでしょうか。
最初に書いたとおり、なかなか難しいようです。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

なるほど。ありがとうございました。

お礼日時:2002/09/09 08:10

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!