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NHKラジオ英会話講座より(英作文)
この仕事を終わらせるのに、これ以上時間を無駄にする余裕などない。
We can't afford to waste any more time gettting this job done.
(質問)
1)「終わらせる」を[get...done]で表現しています。辞書には他にも「~させる」の意味で、様々な用法が掲載されています。その違いを教えて下さい。
(a)SV(get)O doing
(b)SV(get)O to do
(c)SV(get)O done 等
2)gettingは分詞構文でしょうか?[to get]ではいけませんか?
 [get]はなかなか掴み切れません。出くわした疑問を一つずつ覚えて行こうと思います。何かヒントをいただければと希望しています。宜しくお願い致します。 以上

A 回答 (7件)

こんにちは。

11/22のご質問ではご丁寧はお返事を有難うございました。

ご質問1:
<1)「終わらせる」を[get...done]で表現しています。辞書には他にも「~させる」の意味で、様々な用法が掲載されています。その違いを教えて下さい。>

1.get O to do「Oに~させる」:

(1)厳密にはこの使い方のgetは「使役動詞」ではありません。

(2)このgetは次の動詞の意味が原義にある用法です。
1)cause(人)to~
「人が~することを生じさせる」→「人に~させる」
2)persuade(人)to~
「人に~することを納得させる」→「人に~させる」
3)induce(人)to~
「人に勧めて~させる」→「人に~させる」

(3)この用法のgetが使役動詞でないのは、上記のcauseなどの動詞を使役動詞と呼ばないのと同じ理屈です。ただ、意味上「させる」という意味になるので、「使役動詞」として分類されることもあります。


2.get O done「Oに~させる/してもらう」:

(1)この文型はSVOCの第5文型になります。この文型では、OとCにS+Vの関係が成り立ちますから、Cがdoneと過去分詞になっているということは、OとCの関係が受動関係にあることがわかります。

例:
I get the work to do.(X)
I get the work done.(O)
「その仕事をしてもらう」

the workは物ですから、自らdo「する」という動作はできません。これはbe done by
someone「人にされる」という受け身にしなくてはいけません。従って、補語Cの部分が過去分詞になっているのです。

(2)特に、Cの部分に被害を表す場合によく使われます。
例:
I got my arm broken.
「腕を折られた」→「腕を骨折した」


3.get O doing「Oを~するようにさせる」:

(1)厳密にはこの使い方のgetは「使役動詞」ではありません。

(2)このgetは基本的には「Oをある状態に至らせる」という意味を持っています。

(3)このdoingは現在分詞で「進行」を表し形容詞的用法で使われています。
例:
I get the clock going again.
「時計を再び動いている状態にさせる」→「時計を再び動かす」

(4)従って、このCの部分に副詞や前置詞句を持ってきても、同じ用法となります。が、この場合は、副詞や副詞句は修飾語になるので補語Cには分類されません。
例:
I get the chair upstairs.(副詞)
「椅子を2階に至らせる」→「2階に運ぶ」
I get all the books into the bag.(副詞句)
「本をかばんの中に至らせる」→「中に入れる」


ご質問2:
<2)gettingは分詞構文でしょうか?[to get]ではいけませんか?>

1.[to get]ではいけません。

2.理由は、ここはwaste+時間+(on/over)~ing「~して時間を費やす」の用法になっており、waste to doとはならないからです。Spend+時間+(in)~ingと同じ用法です。

3.このgettingは2つの品詞の解釈か可能です。動名詞と現在分詞です。

(1)動名詞の場合:

1)waste+時間+(on/over)~ingで「~することに(時間を)費やす」という意味があります。意訳すると「~して時間を過ごす」となります。

2)この時、前置詞on/overは省略されることがよくあり、~ingの部分は「~すること」という動詞が名詞化した動名詞になります。

(2)現在分詞の場合:

1)現在分詞は、「~しながら」「~して」という副詞的な訳となり、動詞spendを修飾します。

2)上記の動名詞と異なり、前置詞on/overは必要ありません。現在分詞は単独で副詞となり、動詞wasteを修飾しています。

3)現在分詞ととらえた場合の訳し方は
(直訳)「時間を、~しながら(~して)、過ごす」

(意訳)「時間を~して過ごす」
と、動名詞の場合と同じような意訳になります。

4.この例文ではgettingを上記のように、動名詞、現在分詞ととらえることができ、その解釈は話し手の主観で自由に決めることができます。

ただ、上記の意訳でもおわかりの通り、意味は両用法ともあまり変わりませんので、どちらの用法ととらえても差し支えありません。


以上ご参考までに。
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この回答へのお礼

 ご回答いただく度にワクワクして拝見しています。いつも期待した120%の御回答です。一つ一つ分りやすく丁寧に説明いただきとてもよく分りました。特に>2.get O done「Oに~させる/してもらう」、の何故過去分詞なのかがよく分り印象的でした。また何故gettingなのかについても分り易く、理解できました。getの幅広い用法は厄介ですが、少しづつ身につける努力をします。いつも覚えては忘れの連続です。同じような質問をするかもしれませんがその時はお許しください。今まで同様のお便り楽しみにしています。宜しくお願いいたします。敬具

お礼日時:2007/11/23 12:07

>この仕事を終わらせるのに、これ以上時間を無駄にする余裕などない。


We can't afford to waste any more time gettting this job done.

○ 前回の投稿の内容からお分かりのように。お尋ねの英文の内容が「問題文の日本語」の意味を正確に表しているかどうかが疑問です。その英文では、「この仕事すること」=「時間御無駄」になってしまいます。

 英文は次のようなものではないでしょうか。「この仕事を終わらせるのに」という日本語は目的ではないかと考えられます。

 We can't afford to waste any more time (in order) to get this job done.
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この回答へのお礼

有難うございます。テキストを読み直しましたが、転記に間違いはありません。参考にさせていただきます。今後とも宜しくお願いいたします。敬具

お礼日時:2007/11/23 12:29

>1.get O to do「Oに~させる」:


>(1)厳密にはこの使い方のgetは「使役動詞」ではありません。
>(3)この用法のgetが使役動詞でないのは、上記のcauseなどの動詞を使役動詞と呼ばないのと同じ理屈です。ただ、意味上「させる」という意味になるので、「使役動詞」として分類されることもあります。

 
○ 「causative venb(使役動詞)」は、下に示された動詞(make,getなど)の正式な「呼称」ですね。

 Causative verbs designate the action necessary to cause another action to happen. In "The devil made me do it." the verb "made" causes the "do" to happen. Here is a brief list of causative verbs, in no particular order: let, help, allow, have, require, allow, motivate, get, make, convince, hire, assist, encourage, permit, employ, force.

 ( from "The Guide to Grammar and Writing", sponsored by the Capital Community College Foundation, a nonprofit 501 c-3 organization that supports scholarships, faculty development, and curriculum innovation.)

http://grammar.ccc.commnet.edu/grammar/verbs.htm …

>2.理由は、ここはwaste+時間+(on/over)~ing「~して時間を費やす」の用法になっており、waste to doとはならないからです。Spend+時間+(in)~ingと同じ用法です。

○ 正確にまとめると、下記の通りです。

 (1)「waste+時間 + on / over +名詞(代名詞)」
 (2)「waste+時間 + ( in / on ) +...ing」
 (3)「waste+時間 + ( by ) +...ing」
 ※ (1)の「on/over」が省略されることはありません。

http://www.excite.co.jp/dictionary/english_japan …

http://www.excite.co.jp/dictionary/english_japan …

>3.このgettingは2つの品詞の解釈か可能です。動名詞と現在分詞です。

○ 問題のような英文では、「getting」は動名詞と考えることが多いように思います。現在分詞(分詞構文)だと考えると、少し意味が異なってくるのではないでしょうか。

 (5) I wasted my time (in/by) going to such a lecture.
 ※ 「講義に行くこと」=「時間を無駄にする行為」

 (6) I wasted my time(,) going to such a lecture.
 ※ 「講義に行く最中に、時間を無駄にした。」
 ※ 理由は下記の通りです。

 『付帯状況を表す「分詞構文」は「AしながらBする」という日本語訳になりますが、その場合には「Aの動作が長期的なもの」で、その最中に「Bという瞬間的な動作」をするという関係が含意されています。すなわち、「Aをする最中に、【同時に】Bをする」という意味を表します。【同時に(別のことをする)】という意味がポイントです。』

 ※ (B) She spoke loudly / (A) chewing her gum quickly.
   (A)「彼女はガムを噛みながら、」
   (B)「(別の行為である)大声で話すという行為をした。」

 問題の英文を、分詞構文で理解すると「(A)この仕事を行なう最中に、【同時に】(B)(別のことで)時間をこれ以上無駄にする余裕はない。」というおかしな意味になってしまいます。

 We can't afford to (B) waste any more time
 / (A) gettting this job done.

 この英文の日本語訳は「この仕事を行なうことで、時間をこれ以上無駄にする余裕はない。」か、または「この仕事を行なうことに(対して)時間を無駄にかける余裕はこれ以上ない。」のどちらかでしょう。

 理解のポイントは「この仕事をすること=時間の無駄使い」という点なのです。分詞構文ではその意味が出ないことがお分かりになるでしょうか。
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この回答へのお礼

いつもご回答有難うございます。getの幅広い用法を捕まえ切れませんが、今回、ご回答いただきとても勉強になりました。一度には無理なので気長に少しづつ身につけます。>waste+時間+(on/over)~ing「~して時間を費やす」の用法や、gettingが動名詞と考えられる理由等よく理解できました。少しづつ英語が分り易くなってきてます。皆様のお陰です。今後とも宜しくお願いいたします。敬具

お礼日時:2007/11/23 12:21

No.4です。

補足があります。

wasteは正確には「時間を無駄に使う」→「浪費する」という意味です。
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この回答へのお礼

有難うございます。

お礼日時:2007/11/23 12:10

Gです。

 こんにちは!! 外は雪です。 小雨ではなく「小雪」ですが。 (ふと思ったら、小雪と言うと芸子さんを思い浮かべるけど小雨と言うとそのフィーリングを感じさせてくれない。 でも小雪と言う表現は一般的じゃないですね。 後数時間で日本行きの飛行の中にいます。 今年も感謝祭は持てませんでした。

to getを使ったらどう言う意味になってしまいますか、ちょっと考えてください。

この仕事を終える「ために」時間を無駄に使う、ですか? これではフィーリングがおかしいですね。

それとも、この仕事を終えるために余裕はない、と感じたのでしょうか。  これも一見わかるような気もしますけど、やはりおかしいですね。 これが一つの「学校文法的に見た理由」です。

社会文法からの解説です。

waste time ~ingと言う表現をして、~しながら時間を無駄にする、と言う事から、~をして時間を無駄にする、と言うフィーリングを出している表現となります。

~して時間を無駄にする、と言うフィーリングがあるときにwaste time ~ingと言う表現をすれば相手にはまったく問題なく分かってくれるということを知っているということなのです。 ですから、この表現を使うわけですね。

この表現の変形として、waste time in ~ingと言う表現もよく使われました。 今も使いますが、この前置詞を言わないでそのまま現在分詞を持ってくる表現方法の方がこのような堅苦しい表現ではかえっておかしいという状況ではよく使われるようになりました。 (一般的な日本語での説明では、この前置詞なしだと口語的になります、と言う事になりますが、やはり私は砕けた表現を使うほうが毎日の生活の90%になるわけですから、フィーリングからの説明は、堅苦しく感じさせる表現は避ける、と言うフィーリングがあると言う説明の方が日本人の半分以上が出来ればいいレベルになるための教え方だと思います。)

get thing doneと言う基本的表現を身につけてしまってください。 非常に便利な表現方法の元になる表現です。 これで、「事をし終えてしまう」と言うフィーリングが出る表現になるわけです。

Get your e-mailing done and let's go out for a lunch!
I got my study done, so I can go out now.
Don't waste your time learning academic grammer, get yourself used to English!!
Have you got your hotel room reserved?
Get your brain rested for awhile and enjoy some music.

どうですか? してしまう、と言うフィ-リングを感じることが出来ましたか?

waste timeでどのようなtimeを言いたいのであれば、このtimeを修飾する形容詞を使えばいいわけですね。 これ以上の時間と言いたいわけですから、any more timeとしたわけですね。 

使役動詞と言う品詞名と使役と言う用法名がなくても文法の知識は身につけることができ、使うことが出来ますね。

使役用法の多くを知識として覚えるよりも一つの表現方法をしかっり身につけることで、表現方法の理解ができ使えるようになるわけです。

参考になりましたでしょうか。 理解しにくいところがあったり追加質問がありましたら締め切る前にまた書いてくださいね。
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この回答へのお礼

いつもご回答有難うございます。フィーリングがとてもよく伝わってきました。[to get]の「~ために」は確かにおかしいです。ingの「~しながら」がぴったりです。また[get this done]はとても重宝する表現方法です。楽しい参考例を何度も読んで身につけます。お陰で、また一歩前進です。今から本格的な寒い季節が訪れます。体に気おつけて益々のご活躍をお祈りいたします。敬具

お礼日時:2007/11/23 11:28

違う角度で、、、、(文法問題は不如意につき)(爆)



waste time in ....の慣用句を使っていたとしたら、と想定しました。
[waste time in]で[何々することで]時間を^浪費する[むなしく過ごす]


We can't afford to waste any more time [in] getting this job done.


[in]が省略されているとの解釈も成り立ちませんかな?
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この回答へのお礼

いつもご回答有難うございます。getの幅広い用法に苦戦しています。ぼつぼつ行きます。参考になりました。今後とも宜しくお願いいたします。敬具

お礼日時:2007/11/23 11:14

使役の get は特殊で


get 人 to V
I get her to cut my hair.
その受動態は
I get my hair cut.
基本はこれだけ。
この分詞構文になったのが tommy の例。
getting this job done は誰が done するのかは省略されているけど明らかですね。
to get でも私は問題ないと思いますがこの文では afford to waste any time ときて to を続けるよりは getting のほうがかっこよいかもしれません。 afford to V ..ing  とおぼえるべきでしゅね。
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この回答へのお礼

いつもご回答有難うございます。getはなかなか自分のものにできません。基本から覚えて行きます。とても参考になりました。今後とも宜しくお願いいたします。敬具

お礼日時:2007/11/23 11:10

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