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初心者の質問です。
LSDとクラッチとデフってそれぞれどのように違うのでしょうか?
交換したらそれぞれどのような効果が得られますか?

A 回答 (2件)

スタックの可能性も低くなり、ハンドルを取られても最小の危険で済みます。


便宜上、車輪側から見た意味で「回転差」と記載していますが、
厳密に言えば回転数を変えずトルクの配分量だけを変化させるLSDもあります。
ですが話が難しくなってしまう事や、私自身の理解も低いのであえて無視し、
基本的な話だけで進めます。
これが、スポーツ走行では意図的にタイヤのグリップ限界を超えさせ
空転状態を作り、積極的な姿勢変化を促したり、
逆に左右輪の駆動力を均等に発揮させ強力なグリップを発生させたりします。
LSDはその差動制限の方法によって幾つもの種類があります。
中にはハイパワーにものをいわせ、あえて左右輪を直結させ、
車輪側から見れば無理矢理曲げさせる猛者もいます。
しかし、運転者側から見るとタイヤのグリップ限界を超えさせていますので
滑り易い状態になっており、面白いようにクルクル回ります。

そしてクラッチについてです。
デフとLSDというご質問でしたので、多版クラッチ式LSDのクラッチの事と推察致します。
多版クラッチ式LSDは差動制限装置中の機械式LSDの一種であり、
一般に機械式と言えば、この多版クラッチ式を指すようです。
複雑な話は抜きにして、このLSDはピニオンギアの軸を兼ねたカムを中心に
通常のオープンデフに必要なギア類一式、それを挟む形で左右に分割されたカムカバー、
左右の車軸に固定されたクラッチ版とデフケースに固定されたクラッチ板、
クラッチ板にテンションを与えておくスプリング、
これら一式を内蔵するデフケースで構成されています。
デフケース側のクラッチと車軸側のクラッチは交互に噛み合うようセットされています。
左右のカムカバー内は通常のオープンデフを小型化した構造になっており、
普段はこれがオープンデフとして機能します。
強い駆動力を与えたり、抵抗が変化するとオープンデフのピニオン軸として機能していた
カムとカムカバーの動きに差が出ます。その為カムに押されてカバーが左右に分かれて行きます。
開いたカムカバーはクラッチを押すピストンの役割を果たします。
クラッチはそれぞれ車軸とケースに固定されている物が交互に配置されていますので、
クラッチが切れた状態から半クラッチへ、半クラッチから繋がった状態にまで変化します。
つまり、左右の車軸がデフケースと徐々に一体となり、直結の状態を作り出します。
各種LSDの中でもこの多版クラッチ式が最も強力だと言われています。
(デフロックやロック用のダミークラッチや溶接をLSDに含まなければ)

交換する効果ですが、
多板クラッチを始め、LSDの多くは農耕トラクターや軍用車や特殊な搬送車の為に
開発されたという経緯があります。元々は一般の自動車や競技車の為の装備では無いんですね。
泥濘地や不整地や農耕地、または超重量物を牽引する場等で活躍してきた訳です。
ですので現在でもクロカン四駆等には大変効果があります。(デフロックには適いませんが)
通常の使用ではビスカス等のマイルドな効きのLSDのほうが色々な意味で効果は高いです。
スポーツ走行がしたいのであれば多板クラッチやヘリカル等機械式はかかせません。
高速コーナーリング中の車は内側のタイヤが浮き空転する事もあり、
駆動力が途切れたり繋がったりすると危険でもあります。
空転対策や駆動力確保だけでは無く操縦安定性やハンドル操作への忠実性も大きく向上します。
なので、逆に運転の下手な人は余計に下手さ加減が表れてしまい、とっちらかる事もあります。
効きの良い物やチューニングを施すと街乗りはし難くなる事もあります。
また、スポーツ走行に於いては自分の腕が上がったのだと勘違いをして、
簡単に限界を超えてしまう人も多いです。デフに限らず限界ギリギリが最も美味しい部分ですので。

ご質問のクラッチがデフのクラッチでは無くて、MTのクラッチだったりした場合、
補足欄にでも記載して下さい。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B7%AE%E5%8B%95% …
http://www.jdm-option.com/pr_CUSCO/lsd.html
http://www.kaaz-sports.com/kaaz_parts/lsd.html
http://www.a-t-s.co.jp/02lsd/index.html
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ANo.1です。


済みません文字数が多かったのか、
メモ帳からコピペする際失敗したのか
後半のみアップされてしまいました。
前半部分を貼り直させて頂きます。


こんにちは。

四輪自動車の話ですよね?
自転車や自動二輪車にも特殊な車種なら通用する話ではありますが。
それとクラッチもデフのクラッチの意だと解釈してお話します。

先ず、デフから。
正確にはデファレンシャルギアもしくは装置と呼び、
日本語では差動装置と表記されます。
俗称、後述するLSDと区別するため、オープンデフとも呼びます。
四輪自動車には通常左右に駆動輪があります。
これが左右直結(例えば子供向けの玩具の自動車等は
一軸に左右のタイヤがついていますよね)していると曲がり難いのです。
何故かと言うと、曲がる方向に対し外側の車輪は長い距離を転がり、
内側の車輪は短い距離を転がります。この理屈はお分かりでしょうか?
(円を描く際、半径が大きければ<外側のタイヤ>大きな円が描け、
円周も長くなります。小さければ<内側のタイヤ>小さな円になり円周も短くなります。)
左右輪が直結されていると車輪は同じ距離を転がろうとしますので、
外側は回転が足りず、内側は無駄に多く回る事になり、
曲がろうとする自動車の邪魔をします。
そこで左右輪の回転数に差をつけてあげる必要があるのですが、
その時々で与える差を変えねばなりません。
そこで複数のギアを用いたデファレンシャル装置がひつようになります。
差を与える原理は車輪に加わる路面からの抵抗を利用し配分が変わります。
即ち内側の車輪は抵抗が多いので少なく回り、
外側の車輪は抵抗が少ないので多く回ります。
構造単純で参考URLを貼りますので図でご確認下さい。

次にLSDです。
LSDとはリミテッド スリップ デファレンシャルの略で、デファレンシャル装置の一種です。
日本語では差動制限装置と表記し、LSDの他にもノンスリップデファレンシャル
略してノンスリなどとも呼びます。
通常のデフは便利な装置ですが、前述のように路面から車輪に加わる抵抗を利用していますので、
片方の車輪が抵抗の低い所を通過すると、そちら側の車輪ばかり回ってしまいます。(空転)
これでは車は進めません。この状態をスタック(正確にはスタック状態のひとつ)と呼びます。
舗装化が進んだ現在の日本では大抵の場合スタックする事無く走行出来ますが、
それでも空転は起こりますのでハンドルがとられ危険な状態を作り出します。
そこで、状況に応じて差動(デファレンシャル)を機能制限する装置LSDが活躍します。
LSDには色々な種類が存在しますが、いずれも必要に応じて左右輪の回転差を少なくし、
駆動力を均等もしくは適切に配分させます。
この状態でしたら片側の抵抗が低くなっても反対側にも駆動力が伝わっていますので、
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