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心理学を学んでいる最中の者です。
発達障害の区分にある、ADHDとアスペルガー症候群の違いがいまいちよくわかりません。
アスペルガー症候群は、広汎性発達障害という枠組みの中に含まれていますよね、
その広汎性発達障害とは何なのか......ということもあやふやです。

以前、特別支援教室でボランティアをしていたことがあり、ADHDの子どもと触れ合ったことがあります。
その時に、教室の先生からアスペルガーとは似ているようでやっぱり違う
という話を聞いたことがあります。
根本的に異なるのか、またどの部分が決定的に異なっているのかなど、教えていただければ幸いです。

ADHDとアスペルガー症候群の差異、そして、広汎性発達障害についてご教示くださいますようお願いします。

A 回答 (8件)

こんにちは。

臨床心理学を学んでいる学生です。気になる点がいくつかありましたので回答させていただきます。

まず、広汎性発達障害はDSM-IVで用いられている用語なので,アスペルガー症候群でなくアスペルガー障害と表記された方がいいかと思います。(ここの区別が曖昧になると様々な文献が読みづらいかと思います)ちなみに広汎性発達障害には自閉性障害・アスペルガー障害・レット障害・小児期崩壊性障害、特定不能の発達障害の5つの下位分類があります。(それぞれについての詳細は割愛します。臨床心理学キーワード(by有斐閣)などに比較的分かりやすく書いてあったような・・・)

アスペルガー障害とは、自閉性障害の主な三つの症状である、社会相互作用・コミュニケーションの障害・常同行動のうち、コミュニケーションの障害が軽微なものを指します。
一方で、ADHD(注意欠如・多動性障害:現在の表記は「欠陥」ではないので注意)は(1)不注意(2)多動性(3)衝動性の三つを診断の軸としています。+αもありますが。

このように、分類よってこれらの違いを述べることはできるかと思いますが、実際の臨床場面では、この二つの判別は困難であると言われているようです。

また、正式な用語ではありませんが、アスペルガー障害とADHDなどを含めて軽度発達障害という分類で表記されることもあります。(しかしこれも、症状が「軽い」という意味ではありません。)

発達障害に関しては用語が多くあるため、まずはそこを抑えて文献にあたってみるのがよいかと思われます。
質問に対する答えからずれてしまっていたらすみません。。
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アスペルガー症候群(自閉症)の当事者です


私は ADHDの診断基準も満たしますが
正式な診断では『自閉症』であってADHDではありません
専門的にいうと
自閉症とADHDの両方の診断基準を満たす場合には
より深刻な『自閉症』という診断を採用する決まりになっていますので
一人の患者に対して アスペ(自閉症)とADHDの両方の診断をつけるというのは 医学上は間違いです
その辺のことは 図書館の精神医学のコーナーで調べてみると分かります

じゃ、何が違うのよ?っていうと
ここ↓の解説が分かりやすいと思います
http://kids.gakken.co.jp/campus/jiritu/medical/b …

ADHDは出力の障害
自閉症は入力+出力の障害

って言われるとすんごく納得します
ADHDの人の身に起こる困難は自閉症者にも起こりうるってことです
だから 専門的なことが分かんないに人には 似て見えるんですね

ワタクシ、アスペ当事者の日常をBlogに綴っています
自閉症のほかにも 障害とか病気とかいろいろあるので
医学や心理学に関心のある方の参考にしてもらえるんじゃないかと思います
ご興味がありましたら↓
http://krkr-kururu.seesaa.net/

参考URL:http://kids.gakken.co.jp/campus/jiritu/medical/backnumber/03_03/top.html,http://krkr-kururu.seesaa.net/
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アスペルガー+ADHDの者です。



理論的な説明は苦手なので、その辺りの回答は他の回答者さん達におまかせして、本人が自覚出来る部分での違いだけ回答します。


◇アスペルガー症候群
見え方・聞こえ方etcの五感が異なったり、物事の感じ方・考え方など認知の仕方が根本的に大多数の人とは異なっています。

◇ADHD
認知の部分に障害はありません。
何かが視界に入った瞬間、聞こえた瞬間、
「見えた、聞こえた」
と本人が自覚するより先に、脊髄反射のごとく反応します。


両者とも、体調によって障害の度合いが変化します。

「成人してからもADHD症状が目立つ人は、大概 自閉症も持っている」
とは とある精神科医の話。

自閉度が軽くて多動が目立つ場合、診断に慣れない医師からADHD単体の診断名を受けている人も多いですが、長く付き合うと その人の自閉症の部分が見えてくる事も多いです。
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私の認識は、アスペルガー症候群とADHDは違う です。



ADHDは注意欠損という特徴がある。

そしてアスペルガー症候群の人は、それだけではなく、時にはADHDも併合している人もいる。 です。


>その広汎性発達障害とは何なのか

特徴が一種類じゃなく、いろいろな範囲に広がっている というか またがっている という意味だと思います。

発達障害とされる子供の特徴は、一つだけじゃなく、多岐に渡っていますよね。
いくつか特徴があげられますが、全部を満たしていて初めて発達障害があるとされるのではなく、一つだけでも不十分で、その中の3から4つの特徴に該当して 初めて発達障害とされる。


一つに該当するからといって、即発達障害だとされはしない。



>教室の先生からアスペルガーとは似ているようでやっぱり違う

多動で落ち着きがなく、注意が散漫で移り気って特徴を持つような子だったからじゃないでしょうか。

アスペルガー症候群は、自閉の特徴がある。

ADHDにはそれが無い。

ADHDの人がアスペルガー症候群を併発しているとは言わない。
が、アスペルガー症候群の人が、ADHDも合併しているとは言うこともある。


アスペルガー症候群。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%B9% …

『また、注意欠陥・多動性障害(AD/HD)や学習障害(LD)などを併発している場合もある。このような合併障害があることと、「アスペルガー」や「自閉症」という言葉には偏見があることなどを理由に、まとめて「広汎性発達障害(PDD)」や「発達障害」と呼ぶ医師も増えている。』



AD/D。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B3%A8%E6%84%8F% …
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自閉症にも様々な分類がありますが、


知的に高い人たちには、高機能自閉症とアスペルガーがいます。
アスペルガーは、自閉症にみえない自閉症で、
高機能自閉症は知的に遅れのない自閉症と言われています。
この高機能とは、IQが70以上の人を指します。
わたしの持っている本によれば、
高機能の場合は、カナー症候群の分類に入るみたいですが、
この2つの自閉症の基本的な対応は同じだということで分けない先生もいます。
また、このアスペルガーも、3つのタイプに分けられる言われており、
そのタイプによっても印象は変わってくると思います。
最近は、アスペルガーとその他の自閉症をあわせて自閉症スペクトラムというそうです。
この自閉症スペクトラムの症状をウイングの「三つ組」では、
・社会性の障がい、または人とのかかわり方の質的障がい
・コミュニケーションの質的障がい
・イマジネーションの質的障がい、あるいは柔軟性のにがて
とあります。

広汎性発達障がいの場合には、
レット障害や小児期崩壊性障害、特定不能の発達広汎性障がいも含まれているみたいです。
(申し訳ないのですが、この3つに関してはあまり詳しくないです)
問題となる部分では同じ認知の障碍があるとされています。
広汎性発達障がい=自閉症スペクトラムと考えている人も多いかと思います。

AD/HDは、多動性、不注意、衝動性を症状の特徴とする発達障害の一つと言われてます。
これもタイプがあり、「多動性・衝動性優勢型」「混合型」 「不注意優勢型(ADD)」があります。
こちらも、タイプによって印象が異なると思います。
多動と衝動が強い人の場合には、じっとすることが苦手で動き回ることが多かったり、我慢をすることが苦手だったりするみたいです。
(やりたいと思う衝動を押さえるのが苦手など)
不注意の場合には、細かいことに配慮できずにミスが多かったり、
好きなことには集中できるけど、それ以外のことに関しては集中できなかったりします。
また、一方的な関わり方をすることも多いそうです。
よくドラえもんのジャイアンとのび太に例えられることがあります。
(イギリスとアメリカでは考え方も違うと聞いたことがあります。診断基準は統一されていない部分もあるみたいです。)

そして、この異なる障碍(自閉症・ADHD)を合併しているケースもあります。
そのため、発達障碍として大きな枠組みで考える方もいると思います。
自閉症も100人いれば100通りの症状があり、
他の障碍を合併していることも少なくないので、
タイプを見分けるのはむずかしいみたいです。
個人的に感じるのは、自閉症の場合にはこだわりが強くて切り替えが不得意な人が多い気がします。
一度信じた情報を変更するのに苦労すると思います。

とても難しい障碍なので、専門かも診断をすることが大変なようです。
わたしも、いくつか本を読んだり、講演などに参加したりして勉強してますが、
調べれば調べるほど深みにはまっていく気がします。
専門家ではないので、間違った解釈があるかもしれません。
最近は色んなHPがありますので、検索をしてみると良いかもしれません。
http://  homepage3.nifty.com/aries/dic-pdd.html
http://  homepage2.nifty.com/ryantairan/ADHD.html
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特別支援教育に関係していますが、ADHDとアスペルガーとは一見して違います。



 ADHDは、集中が長続きせずに注意転動してしまいます。一方アスペルガーはそのようなことはなく、授業は集中して学習できます。ただ人との関係をとることができません。

 似ているといえば、どちらも人間関係をとることは不得手です。

 用語やその使い方が、教育、医学、心理で違うので混乱してしまうことがあります。特別支援教育では対象を、学習障害、ADHD、高機能自閉症を新たに含めました。

 医学関係では、精神領域の判断基準の一つとしてアメリカ精神医学会のDSMーIVがあります。それには、高機能自閉症というカテゴリーはありません。
 文科省のその説明を読むと、どうやらアスペルガーではないかと思います。その他の診断基準にはWHOのDCー10(今は変わっているかもしれません。)などがあり、それを読むと微妙に違うところがあります。

 用語が多種多様あり、その関連や相違を理解しておかないと混乱してしまうときがあります。
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こんにちは。

高機能自閉症児の母親です。
ズブの素人ですが、発達障害(広汎性発達障害、アスペルガー症候群、自閉症、ADHD、LDの総称です)に関してはかなり勉強させていただいています。
まず、上に述べた「発達障害」は、別名「自閉症スペクトラム障害」と言われていることをご存知でしょうか?
発達障害とされている子供達には「認知の問題」が隠れています。認知の問題というのは、自閉症のもっとも基本的な障害です。

国際的診断基準(DSM-IV、ICD-10)で採用されている概念で説明します。
広汎性発達障害というのは、自閉症を中核とした自閉症と同じような3つの特徴(社会性の障害・コミュニケーションの障害・想像力の障害…通称『三つ組の障害』)を合併し、障害のあり方が他の発達障害に比べて広汎であることから用いられた障害です。

ですから、そこに「自閉症」も「アスペルガー症候群」も含まれています。ADHDやLDも、含まれるというよりは、チョイとかすっているという感じですね。
ですから、広汎性発達障害のお子さんの中では、「自閉症」の特性が強い子、「ADHD」の特性が強い子、さまざまありますが、「これ」という障害名に分類されない場合には「広汎性発達障害」とされることがあります。
この障害名には「特定不能の広汎性発達障害(PDD-NOS)」というものもあります。これは、まんべんなく色んな発達障害の特性を持っているために、これという特定ができない場合に使われます。

ADHDというのは、日本語に直せば「注意欠陥/多動性障害」と言われているように、衝動性や不注意が基本の障害となってきます。
アスペルガー症候群というのは、基本的には「言葉の遅れがない」、「知的水準が高い」という自閉症です。
最近では、高機能自閉症とアスペルガーを分類する傾向がありますが、この両者の違いは、大雑把に言うと「言葉の遅れがあったかなかったか」です。もちろん、この分類はここ10年ほどのことですから、いまだに色んな学説があり、完全には分類(?)されてはいません。医師や学者によって違うのが実情です。

この分類や障害特性については、この画面では説明不能です。
「単品の障害の説明」で本が楽々1冊できてしまいます(笑)。
とりあえず、さらーっと障害名の理解だけで済ませるならば、

中央法規出版
吉田友子著
高機能自閉症・アスペルガー症候群 「その子らしさ」を生かす子育て

を読んでみてはいかがでしょうか。
副題が「高機能自閉症・アスペルガー症候群」となってはいますが、自閉症スペクトラムについての説明もありますし、ADHD、LDについての説明もしています。さくさくっと読める内容です。2時間もあれば読了しますから、参考になさってください。
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ええとですね、一応、大学で心理学を修めたモノです。



まず、「公汎性発達障害」とは、乱暴に言えば、「正常に人と交流できない」症状の総称です。
一応、「ADHD」も、「公汎性発達障害」のひとつです。
たとえで言うなら、「公汎性発達障害」が、「イモ」なら、「ADHD」と「アスペルガー症候群」は、「サツマイモ」や「ジャガイモ」のようなものかと。

詳しくは、ウィキでチェックして欲しいのですが。
さらりというならば、「ADHD」は、非知的障害で、「アスペルガー症候群」は、知的障害範囲です。
乱暴かもしれないですけれど、「アスペルガー症候群」は、知的レベルは、健常者並みですが、「カナー症候群」のように、自閉症の症状を有しています。
それぞれを別の単語に置き換えると「アスペルガー~」=「高機能自閉症」、「カナー~」=「低機能自閉症」ということになります。
自閉症は、「一つの事にしか、集中できない」ことだったかとおもいます。
それで、「ADHD」は、「多動」と「注意不足」、一昔前は、「落ち着きの無い子」ですませられてたモノですね。
両方とも、精神疾患と言っても、半分は遺伝子障害的なようそもあるようです。

ものすごい、端折ってますですけど。
おおざっぱに言えば、こんな感じです。
ウィキペディア、或いは、グーグルで、検索かければ、解ると思うです。
ご参考までに。
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