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経済に相当疎い理系の大学生です。
最近少し経済に興味を持っています。

今サブプライム問題に関する本を読んでいるのですが
少し質問があります。

まずブローカーが裕福でない人々に無理のあるローンを組ませる。
銀行もローン債権を証券会社などに売却すればいいやと思っているので
モラル無くそれを止めずどんどん証券会社に売る。
証券会社はそれをさらに債券として発行してそれを世界の投資家たちが購入する。

という感じに今のところ理解しているのですが(あってますか?)、
最後の証券会社が債券化してそれを投資家たちが買うというのが
よくわかりません。”債券”をウィキペディアで調べてみたら
要は買ったら後で利息がついて帰ってくる券、みたいな風に見えたのですが
そうだとしたら証券会社は何の得のために銀行から債権を買ったのでしょうか?
債券買った投資家も証券会社もどちらもハッピー、ということはどうやったら
起こるのでしょうか?その状況がよく想像できません。

どなたかお馬鹿な私にうまく説明していただけないでしょうか・・・?
よろしくお願いいたします。

A 回答 (2件)

まず「無理のある」とか「モラル無く」というような道徳的な言葉はやめましょう。

経済はリスクと利子から説明されています、これに道徳はありません。

リスクの高いものには利子率が高く設定されます。
サブプライムローンが サブ と付いているのは、プライム(優秀)に対してサブ(下になる)という意味でサブプライムとなります。この場合の優秀とはリスクが低いという意味です。

与信能力が低いので、返却確率が低くなるのでリスクが高いとされ、利子率が高く設定されます。
与信能力は、過去の年収や購買した不動産の現時点における価値によって決定されます。過去の年収や現時点における不動産価値なので、将来的には変動することが見込まれます。年収や不動産価格が上がると踏んだ人間がサブプライムローンで不動産を買うことになります。
※ ちなみに、日本の住宅ローンでも最初の5年とか10年の返却額を少なく設定する方式とかがありました、これは10年もたてば年収が上がるだろうという想定のものであり、年功で年棒が上がらなくなった現在では、将来苦しくなるローン設定です。

証券化は簡単に言えば買いやすい形にする方法です。
企業を買うことは大金が必要です。100万円の価値のある企業が生み出す利益を入手するには、100万円が必要です。しかし、1万円の株式100枚にすれば1万円で利益に与ることができます。
100万円の不動産が、年利12%で利子が入るので年の利益額は12万円。しかし、この一軒分の不動産の債権を買うのでは、不動産を買った人間が夜逃げすると利子は入ってきません。
100万円の不動産を100軒まとめると、利益額は1200万円。、夜逃げして利子を取れない確率が10%とすると、利益額は980万円となります。この100軒からあがる利益額を受け取る権利を証券として1000人に分けると、100万×100軒=1億円を千人で分けるので10万円の投資で、9千8百円の利子をリスク少なく受け取ることができます。証券会社の利益分として投資家からマージンを取るので、実際には 9千8百円ではなく 9千円とか8千円とかになります。
このように、投資家は利子収入を減らすことになりますが、リスクも減らして利子収入を得ることができます。
これが証券化です。
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この回答へのお礼

みなさんありがとうございます。大分理解できました!
お返事遅れてしまい申し訳ございません。

お礼日時:2007/12/01 20:23

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このサイトが分かり易いと思います。
アメリカ独自の手法です。
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