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先日、高校のテキストを読み返していたら銅イオンの反応ところの補足事項に目が留まりました。
銅イオンを含む水溶液に塩基を加えると
Cu^2 + 2OH^→ Cu(OH)2
となることは理解しているのですが、この塩基がアンモニア水である場合では反応が違うと補足されているのです。
何がどう違うのかどうしてもわかりません。
どなたか教えていただきませんか?? 

A 回答 (2件)

 その違いというのは、小量のアンモニア水と過剰量のアンモニア水


を加えた際の違いだと思います。

銅イオンは水中で[Cu(H_2O)4]~2+ の水和イオンで青色をしており、
そこに少量のアンモニアや水酸化ナトリウムを加えると水酸化銅(II)
を生成します。 Cu^2+ + 2OH^- → Cu(OH)_2
ちなみにアンモニアは水溶液中で
      NH_3 + H_2O⇔NH^4+ + OH^-
の平衡状態で存在しています。だから上のように反応します。
 
しかし、過剰量では 
Cu(OH)_2+4NH_3→[Cu(NH_3)_4]_2++2OH^-
のように反応してしまい、水酸化銅(II)の沈殿がとけてしまい、テトラアンミン銅(II)イオンの深青色溶液になってしまうことから、その教科書には反応が違うとして記されているのだと思います。
わかりにくい説明で申し訳ありません。 
    
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この回答へのお礼

そうですね、過剰量では溶けてしまってテトラアンミン銅に変わってしまいしますね…。
わかりやすい説明ありがとうございました。

お礼日時:2007/12/10 00:25

アンモニアの量が少ない時は


Cu^(+2) + 2OH^(-)→ Cu(OH)2
アンモニアの量が多くなると
Cu(OH)2 + 4NH3 → [Cu(NH3)4](OH)2
となり、沈殿が溶解し深青色の水溶液になります。
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この回答へのお礼

「実際は複雑な組成を持つ塩基性塩が生じる」という言葉に引っかかっていたようです。
回答ありがとうございました。

お礼日時:2007/12/10 00:28

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