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水酸化ナトリウム溶液は二酸化炭素を吸ってしまうので、二酸化炭素を含まない溶液にするには下記のようにする。
25gNaOHをビーカーを水で冷やしながら20 mLの水に加える。

といったことが実験化学講座に書いてあります。

なぜ高濃度のNaOH水溶液はCO2を吸わないのでしょうか。
NaOHはCO2と化学反応を起こしてNaHCO3などを作るはずですが、
高濃度のNaOH水溶液はCO2などを作らないのでしょうか。

教えてください。
参考になる本や文献なども教えていただけると嬉しいです。

A 回答 (3件)

この方法は水酸化ナトリウムの標準溶液を作るための標準手順です。


出来たものはセレーンゼン溶液といい、セレーンゼン(Sφrensen)先生がお考えになったものです。
なぜこんな濃い溶液を作るかと言いますと、高濃度では炭酸水素ナトリウムが水に溶け難くなるのです。
そこで、この溶液を作ってから、フタをしたポリエチレン容器内で静置し、上澄みだけを採って使います。
学生実験の分析化学演習で初めにやらされました。懐かしいな。^o^
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この回答へのお礼

理解できました。ありがとうございました。

お礼日時:2007/12/25 10:59

NaOH の濃度が高いので,NaHCO3 ではなく Na2CO3 になるはずですが,そもそも Na2CO3 の溶解度は高くなく,高

濃度の Na+ が存在するので Na2CO3 の溶解平衡が沈殿側に大きく偏るので,結果的に CO3(2-) はほとんど溶けていない状態になるのです.
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この回答へのお礼

ためになりました。ありがとうございました。

お礼日時:2007/12/25 10:58

こんにちは。


25gの水酸化ナトリウムを20mLの水に溶解した場合の濃度は約31Nになりますよ?決して低濃度ではありません。

ちなみに水酸化ナトリウムを水に溶解すると発熱することをご存知でしょうか?大量の水酸化ナトリウムが二酸化炭素と反応しないと言うことはありません。でもあまりに大量の水酸化ナトリウムを水に溶かすと激しく発熱→沸騰して水酸化ナトリウム溶液が周囲に飛び散ることになりますので非常に危険です。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2007/12/25 10:57

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