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図解雑学「エネルギー」(2000年)に、「世界のいくつかの主要自動車メーカーは、2004年までに燃料電池を搭載した大衆車を販売するとしている」と書いてありました。
今2007年ですが、もうすでに販売されているのでしょうか?どういった車種がありますか?

A 回答 (6件)

「販売」ではなく「試用」「試用」といった段階ですね。


当初の開発は液体燃料から水素を取り出して、燃料電池で電気を作って走る方式が目指されましたが、結局水素を高気圧(350以上)で充填し走る方式で「新発売」されました。
コスト自体は1車1億円以上掛かっており、水素充填にも特別な方式が必要になるので、価格・実用の両面で「販売」とは言えないのが現状。
トヨタ・ホンダが一番手を取りたくて、無理やり「販売」という発表にしましたが、実際には販売ではなくリースであり、それでも経済的には合っていません。
リース先も殆どが役所関係で、使用者としてもアピールと言う意味しかないと言うのが実情。

参考URL:http://www.asahi-net.or.jp/~RT6K-OKN/mustang/fue …
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燃料電池の改質について付け加えます。



アルコール改質、ガソリン改質とも基本的には自動車ではやりません。
色々な理由がありますが、分かりやすく言えば燃やしたほうが安くて、シンプルで、空気がきれいだからです。申し少し厳密に言えば、改質の時のガスの発生、燃料電池の持つ効率の問題等です。
(今のガソリン車のエミッションレベルは入った空気より、排出空気がきれいなレベルまで進化しています。)

改質の車は各社とも作りましたが、化学プラントを運んだような車になりました。JARIのホームページにのっているはずです。ダイムラーもアルコールで頑張りましたが、とうとうあきらめて水素充填に切り替えています。アルコールをあきらめるときには、燃やしたほうが効率が良いことを認めましたね。

燃料電池で、アルコールの生き残る道はあります。これはダイレクトメタノールと呼ばれる手法で、燃料電池の主要構成部品であるメンブレンという半透膜に直接メタノールをかける方法です。おもちゃで売っている燃料電池にアルコールをかけても、黒くなりますが発電します。メンブレンが何回か使うと使えなくなり大変高価につきますが、自動車のアルコール改質ほど複雑な手順を踏まなくても簡単に発電ができます。
携帯電話や、ラップトップコンピュータでは今後、主流になると考えられている技術です。車では今のメンブレン(スタック)の価格を考えると、今の寿命では、とてもではないが大量に使う燃料電池車では使えません。燃料電池車の場合、60KWが最低でも必要です。(これはハイブリッドにした場合)携帯の場合は高々数ワットではないでしょうか。

ダイムラーのネッカーは、アルコールから、液体水素、気体水素、すべて乗りましたが、車としては良くできていますが、売れるようなコストでできるものではないですね。このことは、ダイムラーは良く分かっています。

ベンツのタイプAは燃料電池を念頭にして開発された車ではありません。
ベンツは多くの場合、安全を念頭において車の考え方を決めます。Aクラスはベンツとしては、作ったことのないような小さな車でいろいろ、新しい骨格を考えたのでしょう。
分かっていることは、彼らは、サイドインパクトを良くするために、フロアーを高くしてしまったということです。今ではもっといい別の方法がありますが、ベンツの考え方は当時のRVを見習ったひとつの方法です。
又、これによりエンジンが前突の際に、床下に入るようし、全長も短くしたのです。フロアーが2重構造になったため、ここに色々なものが入れやすくなってしまったため、コンセプトカーとして出展していたとき(Vision A)はマルチプラットフォームといって、電気自動車も、できるよと言ったりしていました。しかし、ノーマルのガソリン車では、重心高が高くなり、発売直前に安定性(エルクテスト)が問題となり、ニュースにまでなりました。
量販車の企画設計を、研究用の車を念頭において基本骨格を作るなどということはありませえません。特にAクラスの様に社運をかけて、新規プラットフォーム開発から、工場建設、販売ネットワークを作った場合は、ありえません。
Aクラスは、他社の研究者から見ると床がスカスカなので、いろんなものをつめて、特に実験用のコンピュータを積みやすいなということはあったようですけど。

繰り返しになりますが、水素の燃料電池車はありえません。

水素貯蔵、水素製造の革命的な技術革新が起きれば別ですが、私は、それれより2次電池の技術革新のほうが早いと思っています。
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過激な否定論を述べているわけではありません。


事実を言っているのみです。このネットでは議論はエチケットに反します。

過去の説明に補足説明をします。ラップトップにリチウムイオン電池が搭載されているのに、車には、まだリチウムは十分に応用できていません。一方で、燃料電池は化学電池としては最高の電池です。但し、ラップトップにも使えないような、最も高額な燃料電池を、自動車用に使えるわけがないというのが、現実的な解です。
自動車メーカーというのは非常に厳しいコストの中で生きています。研究開発費は用意できますが、量産のための費用は、トヨタ、GMといえども出せないのが現実です。

今、自動車メーカーがやらなければいけないのは、本当に燃料電池が、どこまでのポテンシャルを持っているかということです。この自動車の開発に、カリフォルニア州の政治的な思惑が絡んできたのです。CARBの過去の公聴会の資料をすべて見てみれば、燃料電池車の政府交渉の経緯がわかります。GoogleでCARBを検索してみてください。

これが、燃料電池車を含めた代替燃料全般を20年以上前からマネジメントをし、そして実際に燃料電池の実証プロジェクトをサクラメントで見てきた人間の結論です。

先日、私はすべての自動車メーカーの開発責任者に、公の席で、何年の量産を念頭に開発しているのかということを質問しました。答えは、ダイムラーも含めて20年以上先の量産が前提です。これは自動車メーカーの常識では、今、現実解がないということを示しています。

社会システムが燃料電池を前提に動かれるのが、困るのです。特にオイルなどを含めたエネルギー供給メーカーが、ビジネスとしての水素供給に、微妙な探りを入れてくるのに苦労しています。
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あまり過激な否定論が出たので、一応擁護論を・・・。


現在トヨタ・ベンツといった自動車会社が燃料電池車開発を諦めている訳では在りません。2000年頃には2010年に生産台数XXといった言い方をしていましたが、これは改質器を伴って水素以外の燃料を給油し、そこから水素を取り出して燃料電池に回し、モーター稼動電力を発生させるタイプが念頭に入っていました。つまり反論内にある水素充填の問題点が存在しないタイプの話でした。例えばベンツAタイプの形はそのためにデザインされたものですが、現在は当分改質器の出番は当分無い様です。
ご存知の様に自動車業界は実現出来る環境対策の実現に追い回されており、彼らの念頭にある新基軸の10に対して燃料電池は1程度と言うのが実情です。燃料電池車は「水素型での発売で一旦のケリをつけた」ため、取り敢えずはブレークスルー技術待ちという扱いなのでしょう。
最近両者の次世代自動車の話を聞きましたが、2030年ごろの本格生産と言うのが大まかなスケジュールだったと思います。
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売られるわけはありません。



国土交通省の指定申請を取ったのを、マスコミがはやし立てただけです。
現在、燃料電池自動車はフリートテストという段階に入って、実際にどういう便利さがあって、どういう問題があるのかということを、検証するために公道走行行っている状況です。公道走行を行うためには、安全性が確認されなければなりませんから、道路車両運送法で決められた保安基準にのっとり、自動車会社が指定申請を取得したのです。
実際に公道で走行するためには、自動車会社以外の人にも乗ってもらわなければきちんとした評価はできないので、リース販売を行ったわけです。但し、原価は天文学的な値段ですから、その原価で販売するわけにもいかない。又、ただで供与するわけには行かないということで、ガソリン車に近い価格でリースを行っています。

燃料電池自動車の時代は絶対に来ません。燃料電池が来ると考えているのは、(1)まったくの素人の人か、(2)開発だけやって、後で難しいことを証明をしようとしている開発者か、(3)来ないと分かっていても、読まれるから記事にしている新聞社などです。

専門家は、信じてはいません。もし専門家といっている人間で、燃料電池の時代は来るといっている人がいたら、その方は、はじめたばかりの素人か、燃料電池の開発費で飯を食っている研究者か、上記(2)の方です。

燃料電池車のできない理由を以下にあげます。

http://adnirer.blog.ocn.ne.jp/blog/2007/09/post_ …
http://adnirer.blog.ocn.ne.jp/blog/2007/09/post_ …
http://adnirer.blog.ocn.ne.jp/blog/2007/10/post_ …
http://adnirer.blog.ocn.ne.jp/blog/2007/10/929_f …
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