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アメリカは世界最大の軍事力を保有していると言われていますが、イラク戦争が始まってから4、5年が経過し
泥沼化しているように思われます。
世界最強なのにどうしてこのような状況になってしまっているのでしょうか?

A 回答 (3件)

今回の戦争は『戦闘には勝ったが、戦争には負けた』と言われてます。



その原因は
1.電撃作戦によって、バクダッドまであまりにも早く到達してしまったため、細く伸びた戦線が横ヤリを受けてしまっています。

2.イラク国民の多様性をあまり理解していなかった。

抑圧されていた人々を解放する時には
段階的に自由を与えるべきだったのではと思います。
いきなり、紳士が「君たちは自由だ」といったところで
好き勝手放題にになるのは自明の理。

今、イラクではシーア派vsスンニ派だけではなく
同じ宗派の中での部族間争いが激しくなってしまって
まさに戦国時代になっています。

3.これに加えてシリアやイランから原理主義テロリストたちが入っており、バトルロワイヤル状態です。

というわけで、紳士的な戦後政策が誤りだったのではと思います。
フセインと変わらないじゃないか!と非難を浴びるかもしれませんが、アメリカの武断的な統治が望まれます。
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アメリカの軍事力は史上最強、天下無敵なので、イラクに軍事侵攻し、フセイン政権を崩壊させ、アメリカの望む民主政権を樹立させることができました。


しかし、強い軍事力で強制的にできるのはそこまでです。その後の治安維持には、軍事力というよりは、よりソフトな警察力が必要です。
たとえれば、蝿や蚊をたたきたい時に、金槌を持っていても、何の役にも立ちません。
アメリカ軍は、軍事行動をするための武器を持ち、そのような訓練をしてきたので、警察行動については素人で、ノウハウも経験もないので、戸惑っています。
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戦争の戦う相手が特定でき、その相手がまとまって一箇所(軍事拠点)にとどまっていれば、相手を戦力的には負かすことはできるでしょう。


所が、戦争と関係の無い一般の民衆の中に分散して戦う相手が存在すれば、敵と民衆の識別ができず、民衆を犠牲にしないで、敵だけを負かして制圧することが不可能だからでしょう。
民衆が全滅してもよければ、敵と戦って敵も降伏させ全滅させることは可能でしょう。しかし罪の無いイラクの一般民衆を大量に犠牲にすれば、国際世論が米国を非難し、また、イスラム世界全体が、米国に敵対意識をもち、宗教対立を導き、戦後復旧の協力が得られないでしょう。
ベトナム戦争も同じですが、一般民衆の中に交じり合って戦うゲリラ戦は、双方の兵士の死者が増加するだけです。
米国の本当の狙いは、中東の石油資源を米国系メジャーの資本下に収める
ことです。大儀名分は、大量破壊兵器を隠し持っていて、国際テロ組織を送り出しているとの理由でテロ支援国家のレッテルをはって戦争を起こしただけのことかと思います。米兵にとって、イラクの民衆とゲリラの区別が付かず、民衆の犠牲が多くなって、余計反発が多くなって自爆テロを仕掛けられるのでしょう。宗教間の派閥勢力(クルド、スンニ派、シーア派)間の勢力争いにアルカイーダのような戦闘組織が入り乱れる中で、米国も米軍も敵を識別して戦い、一般人を一人も犠牲にしないなら、民衆の心を取り込むことができるかと、思いますが、ただでさえ、宗教・派閥勢力間の対立があって、米軍は民衆からはよそ者(異教徒)の扱いで、民衆の支持が得られない所が、スパッと戦後統治ができないのでしょうね。
米露中が中東の石油資源の支配権を相変わらず狙っていますので、いつまで経っても解決しないでしょうね。米兵の死者が増加し、イラクの治安が一向によくならない状態が続き、戦費が底なしで増え続け、フセイン政権との戦争戦死者より、イラク占領下での戦死者の方が多くなって、米国民も今のイラク政策に嫌気がさしてきているかと思います。ベトナム戦争の二の舞になるような気がします。
敵味方の線引きができない戦争はいくら世界最強の軍事力をもってしても勝利といえる成果は得られず泥沼状態が続くだけでしょう。最後が民族自決(自分たちのことは自分たちで解決させる)に拠るしか、無いでしょう。イスラム宗派間対立、クルド民族とイスラムの民族対立、イスラムとイスラエルの対立、大国の勢力争いや石油利権にかかわる利害などが複雑に絡み合っていますので、軍事力だけでは解決不可能ということだと思います。
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