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 この間教育テレビの未来の技術に関する番組を見ていたら、放射線濃度の高い場所では、半導体を使用したフラッシュメモリーは役に立たなくなってしまうと言っていたのですが何故なのでしょうか?番組では放射線が電子に影響を与えるとか言っていましたがそれ以上のことは説明してくれませんでした。
 それとそれ以前にフラッシュメモリーというのがよく分からないのでそちらもお教えいただければ幸いです。

A 回答 (3件)

まずフラッシュメモリについてですが、これはMOS-FETと呼ばれる構造になっています。


Mは金属(Metal)、Oは酸化物(Oxide)、Sは半導体(Semiconductor)の略で、FETは電界効果トランジスタというものです。イメージ的には、トランジスタの上にコンデンサが乗っかったようなものだと思ってください。

このメモリがDRAM、SRAMなどと違う点は電源がないときでもデータを記憶したままでいられることです。

どうしてそんなことができるのかというと、(この辺はちょっと記憶があやふやなのですが)酸化膜に高い電界をかけて電荷を注入すると、電荷が金属と酸化物の界面付近に蓄積されます。それによって金属と酸化膜、酸化膜と半導体の界面付近が特殊な電気状態となります。その状態をFETで読み取っているのですが、この電荷状態が電源に関係なく保持されるので、データを記憶したままでいられる、ということだったと思います。(多分)

ところで、放射線には物質にあたると電子を飛び出させたりする性質があります。
放射線が酸化物にあたると、電子が飛び出すことで電荷が失われたり、また電荷がなかったところに電荷が現れたりします。そのため、データエラーを起こしやすくなってしまうのです。
これが、フラッシュメモリが放射線環境に弱い理由です。

肝心のメモリの動作原理の説明があやふやで申し訳ありません。
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この回答へのお礼

 詳細な回答ありがとうございました。ものを知らないので分からない部分が多々ありますが、調べて理解できる様にしたいと思います。

お礼日時:2001/02/07 07:46

ちょっと前にこういう議論やってました。

ご参考まで。

参考URL:http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=25238
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この回答へのお礼

 ありがとうございます。高卒の私には難しい議論でしたが、勉強になりました。私が見た番組の中ではNASAが「エウロパ・オービター計画」における放射線対策として、「ホログラフメモリー」というクリスタルにレーザーで立体的にデータを記録させるシステムを開発していました。小型・大容量で、放射線云々を抜きにしても私たちの生活にも恩地をもたらしそうです。

お礼日時:2001/02/07 06:57

以下のサイトは参考になりますでしょうか?


小生も別のTVで見たように記憶がありますが・・・?

更に検索すればあるとおもいますが、ご参考まで。

参考URL:http://www.hotwired.co.jp/news/news/technology/s …

この回答への補足

 ポイントあげられなくて御免なさい。

補足日時:2001/02/16 22:56
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この回答へのお礼

 ありがとうございました。今までマイクロチップが放射線に弱いなんて全然知りませんでした(みんな知ってるのかな…)。普通の環境下でも結構深刻な問題になっているのですね。

お礼日時:2001/02/07 07:12

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