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日本の中高生の理科や数学の学力が世界的にみて相対的に低下しているため、理科の授業を初等教育で増やすことを文部科学省がするみたいですが一つ質問があります。
大学院の博士課程を出ても研究職につけない人が多くいると聞きます。それなのに理科の得意な小学校から高校までの生徒を増やす意味はあるのでしょうか?東大の先生が小中学生の理科離れが心配というのは何か違和感を覚えます。東大では生徒が高校までにどんなカリキュラムを受けてこようが東大にはいりさえすれば世界的な研究者は育ってきたでしょうからです。工学部を希望する生徒がはなはだ少ないのなら問題でしょうが、企業のニーズにこたえるだけの技術者になるべく学生数は十分だと思うのですが。要するに、高校までの理科は概しておもしろくなく、結局ものになるのは大学に入ってからの勉強を経てからであり、また企業や大学の研究職につきたくてもつけない理系の学生はわんさといるという現状で、理科の平均点が下がったといっても何か国力にさしさわりがあるのかということなのです。

A 回答 (3件)

理科的思考というのは、知的職業において必要不可欠の能力です。

文系の職業である裁判官や弁護士であっても、理科的な考え方である抽象化や一般化、演繹、理論適用などは日々の仕事の中で必須です。

 また、ただ単に大学のポストが埋まればよいというのではなく、できる限り質のよい人間が職に付かないと、大学の教育レベルの低下ということも招きます。競争がほとんど無いというのはいかがなものかと思います。

 高校の理科がつまらないというのは確かに一理ありますが、例えば医学部では教養で物理・化学・生物全てを学びますし、高校の理科の知識は全て要求されます。これは科学というのはどれか一つで成り立っているのではなく、あらゆる分野の基礎的知識があらゆる分野を貫いて必要とされているということです。

 結局、理系の人間の数を心配しているだけではなく、日本国民全体の理科的思考レベルの質が心配されているとお考えください。
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この回答へのお礼

よくわかりました。そうなると、理科的思考レベルの質の中身を小学校中学校や高校で問い直さなくてはいけないのでしょうね。理系の生徒は大学でそういう中身を受講できても文系の生徒は高校までがチャンスでしょうから。しかし、こういうことはずいぶん前から言われていますが、大学入試問題対策の問題演習をするか(決して本質がわかっているとはいえない)、遊びのような実験(手品)のどちらかになってしまっているようです。

お礼日時:2008/01/02 23:10

学問のレベルはピラミッド型になるので小中学生のレベルが落ちると必然的に大学のレベルも落ちますよ。



それ以前にも、小学生の4割が天動説を信じているとか、人は死んでも生き返るとか信じる小学生がいるのを聞いてどう思います?
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この回答へのお礼

ピラミッド型というのはわかります。天動説うんぬんはもちろん大変です。今の理科の授業を増やすなら、こういう面の知識を増やす必要があるのでしょうが果たしてどうなのでしょうか?

お礼日時:2008/01/03 12:34

ファラディやニュートンの基本的な自然科学的な考え方を理解できる能力は大学で急に養成されるものではなく、自然科学に親しむ=暗記力万能ではない、=自分で考える力を持つ人間を育てる必要があるからだと感じています。

暗記でものは解決しないのだと思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。ただ、今までの教育を受けてきた有名大学の博士課程の学生はこの基本的な考え方を理解できるだろうし、そう人の人数も研究職の席以上だと思うのですが。野球をだれもかれも小さいころからやらせてもプロ野球の人数は決まっているようなもんではないでしょうか。

お礼日時:2008/01/02 23:04

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