アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

このあいだバッカスのT-MASTERっていうテレキャスを買ったんですけど、弦高を低くしたくて試みたんですけど、どの部分を動かせばいいか分からないんです、教えてくださいお願いします。

A 回答 (4件)

そのギターであれば、サドルの脇についているイモネジを、おそらく付属してきているはずの細い六角レンチで回すことによって弦高を調整します。

弦ごとに独立したサドルがついているものであれば、そのサドル一つ一つの先の方の両脇に、1対のイモネジがあって、サドルを支えていると思います。テレキャスターの伝統的な2本の弦を一つのブリッジサドルが共有するタイプでも、ブリッジサドルの端端にこちらも1対のイモネジがあって、サドルの高さを稼いでいると思います。これらを回せば、サドルの高さが変わって弦高も調整できるはずです。
なお、サドルの高さを変えるときには、そのサドルにかかっている弦を緩めてから調整するのが良いでしょう。弦を緩めずに調整しようとすると、弦がサドルを押し付けてしまっているために調整がやりにくくなると思います。

また、弦高の調整に関しては、その前にネックの反りの状況が適正であることを確認した上で行うのが良いでしょう。ネックの反りの状況は弦高に影響しますし、反りに異常がある状況でサドル高のみで弦高を調整しようとしても、局所的に弦高の異常が生じて、一部のポジションで音詰まりやビビリが発生したりすることも考えられます。
ネック反りの状況については、チューニングを整えた状態でチェックします。チューニングをした状態の弦は結構な力でネックを引っ張るため(.009-.042のスーパーライトゲージの場合、6本合計で約40kgf前後の力がかかります)、弦を張っていない状態と比べるとネックが動きます。演奏時の状態で適正な状況にあることが望ましいので、ネック反りはチューニングをきちんと整えた状態で見る必要があります。
ネック反りを判断する方法としては、ブリッジからヘッド方向を見通し、目視で観察するという方法もありますが、こちらの方法で判断するのは勘が頼りになる部分もあります。また、この時にギターをバイオリンのように構えてしまうと、ヘッドの自重でネック反りの状況が微妙にかわったりすることもありますので、ギターの構え方にも工夫が必要です(ギターを逆さまに立てるような状態で持って見下ろすようにするなど)。これ以外の方法としては、特定の弦について、その1フレットと最終フレットをそれぞれ両手で押さえ、中間付近(9~12fあたり)のフレットトップと弦との間の隙間を見る方法があります。こちらの方法では、フレットトップと弦との隙間が名刺一枚程度であれば理想的な状況と判断し、それより開きが大きければ順反り過多の傾向、隙間がまったくなければ逆反りというように判断します。これらの傾向をチェックして把握した上で、トラスロッドで反りの状況を補正するのが良いでしょう。
また、弦高を変更した場合は、できればオクターブ調整もチェックしておくのが良いでしょう。テレキャスターの3連サドルの場合は、厳密なオクターブ調整は構造上期待できませんが、それでもチェックしておくのが望ましいと思います。


なお、弦高調整の際に、無闇にネックを意図的に逆反り方向に向かわせるのは、状況によってはギターに不具合を呼びこむ可能性があるため、お勧めしません。トラスロッド調整は、あくまでも弦の引っ張りによって動くネックの状況に関して、チューニングを整えた状態でその反りが適正な状況でバランスするように、ネックの弦に引っ張られる力に対抗する力の加減を調整するものと捉えるのが良いでしょう。
弦高を下げるために逆反りにするのは、一部のポジションでの音詰まりを誘発したり、局部的にビビリが生じたりするなど、ギターの状態を不安定にする可能性があります。ネックの状況に関しては、チューニングを適切に合わせた状態で、できるだけ真っ直ぐな状態か極めてわずかに順反り方向に引っ張られてたわんでいる状況が望ましいと思います。トラスロッド調整に関しては、その状況を保つための手段に限定することをお勧めします。
また、トラスロッド調整に関しては、下手をすればネックに損傷をもたらす危険性のある調整でもあります。急激に派手に回したりすると、ネックの木材が変化に対応できずに指板が割れたりすることもありますので、調整するとしたらゆっくりと少しずつを基本として、慎重に対応することをお勧めします。自信がなければ、専門家の手に委ねるのが良いでしょう。
もし、ローポジションでの弦高が高すぎると感じるようであれば、その場合はネックを逆反りに向かわせるのではなく、ナットの溝の深さを調整して弦高を合わせるのが妥当です。弦高は弦を支えている支点の高さを変えることで調整するのが基本といっていいと思います。ですので、サドルの高さの設定の他、ナットの溝の深さも直接的な影響のある要素になります。ただし、ナットの溝切りに関しては、基本的には専門的なスキルと専用の道具が必要な調整になります。ヘタにいじるよりは、リペアに出して調整してもらう方が良いでしょう。
いずれにしても、サドルの高さの調整だけで理想的な弦高が得られなかった場合には、リペアに出して専門家の手でチューンアップしてもらうのが妥当です。

あと、ギターの調整に関しては、ESPのサイト内にあるカスタマーサービスのビギナー向け講座というページは参考になると思います。こちらも参照してみると良いかも知れません。
http://www.espguitars.co.jp/customer/advice/advi …
あるいは、ギターのメンテナンスについてのみ解説した教本なども出ていますので、そうした本を頼りにするのも良いかも知れません。

参考になれば。乱文失礼しました。
    • good
    • 3
この回答へのお礼

ほんとに詳しくお答えいただいてありがとうございます!

お礼日時:2008/01/07 16:12

トラスロッドを逆反り方向に回して、微調整をブリッジのサドルネジで行う方法を、数回繰り返してベストな弦高にして、最後にオクターブ調節をして完成させるのですが、根気と時間がかかります。


今までに、友人のEGt.・EBa.を含めて相当量しました。
おかげさまで?、調節中の試弾にクロマチックスケールを多用するため、ベースの指弾き、ギターのオルタネートピッキングの早弾きが上手になりました。

サドルのネジで、弦高が好みまで下がらない場合や、下げるとビビリが出て今より下げられない場合は、リペアショップで調節してもらってください。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございます!

お礼日時:2008/01/07 16:13

トラスロッドを逆反り方向に回して、微調整をブリッジのサドルネジで行う方法を、数回繰り返してベストな弦高にして、最後にオクターブ調節をして完成させるのですが、根気と時間がかかります。


今までに、友人のEGt.・EBa.を含めて相当量しました。
おかげまで?、調節中の試弾にクロマチックスケールを多用するため、ベースの指弾き、ギターのオルタネートピッキングの早弾きが上手になりました。

サドルのネジで、弦高が好みまで下がらない場合や、下げるとビビリが出て今より下げられない場合は、リペアショップで調節してもらってください。
    • good
    • 0

ブリッジのコマ(サドル)を支えている2本のビスがあります。


これを小さな六角レンチで回して上げたり下げたりします。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございます!

お礼日時:2008/01/07 16:14

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!