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普通、造船所というのは海の近くにあるものだと思います。
しかし、造船に欠かせない「溶接」は、湿気などを嫌うものですよね?
水素、酸素、窒素は大気中に多く存在しますが、溶接の大敵であるはずです。
海の近くなんて錆を発生させやすい環境だと思うのですが、溶接の際に何か特別なことをしているのでしょうか?
それとも、その程度の湿気などは造船には関係ない(影響ない)のでしょうか?

また、雨天の中、野外で作業をする時や湿気の多い時期におこなう溶接の湿気、雨対策等を教えてください。

A 回答 (5件)

>これはどういう事でしょうか?どういった事に問題なのでしょうか?環境汚染とか?



ある意味環境汚染ですね
溶接時にワ-クが熱を持ち防錆油が燃焼し発煙するためです 
作業環境汚染かな
溶接欠陥にはあまり影響有りません
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こんにちは


#1様と同様な回答ですが・・・ 
不活性ガスの中でやりますので問題ありません コストの関係で溶接方式は主に半自動のガスメタルア-ク溶接(脱酸元素を含んだワイヤ-を自動で送りそれらを囲むようにCO2、Ar+CO2、などをシ-ルドガスとして使用)が主体で 連続した同形状などの場合にロボットを使用し コスト掛かりますので船級協会などから指定された所(例えばメインエンジンの主要部)のみTIGでやります
環境上多少のサビは避けられなく 薄らと錆びたぐらいは問題ありません それより気にするあまり防錆油などを塗布したほうが問題があります
出来る限りパ-ト毎に屋根の有るところでやり 外部での溶接を少なくするようにしています 外装は天気の良い日を選んび 日程的に余裕無ければ集中的に夜勤でもやります 
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この回答へのお礼

詳しい回答ありがとうございます!
>不活性ガスの中でやりますので問題ありません 
ですよね。質問したあと参考書の図説を見ていて気がつきました。湿気の量に依るのではなんのための雰囲気かわからないですよね。

>コスト掛かりますので船級協会などから指定された所(例えばメインエンジンの主要部)のみTIGでやります
>出来る限りパ-ト毎に屋根の有るところでやり、外部での溶接を少なくするようにしています。外装は天気の良い日を選び、日程的に余裕無ければ集中的に夜勤でもやります 
さすが専門家の方ですね!費用との兼ね合いで方法を変えるとか、納期に間に合わせるためには夜勤もやむをえないあたり、社会の厳しさ(?)が伺えます

>それより気にするあまり防錆油などを塗布したほうが問題があります
これはどういう事でしょうか?どういった事に問題なのでしょうか?環境汚染とか?

お礼日時:2003/08/15 16:35

こんにちは。

#1ですが正確ではなかったようなので補足します。

おそらく、TIG溶接であろうと書きましたが、物が大きいだけにアルゴンガス等では
経済性が悪いので炭酸ガス溶接や、機械による自動化の為いくつかの溶接方法が
使われているみたいです。

しかし、ガスかフラックスにより遮断して溶接を行う方法が使われており、造船で最も
一般的なのはMAG(Metal Active Gas)溶接(炭酸ガスアーク溶接)のようです。
参考URLを見て下さい。

○アーク溶接の解説
http://www.jpo.go.jp/ryutu/map/kikai03/1/1-3-1.htm

○MAG溶接の解説
http://www.jpo.go.jp/ryutu/map/kikai03/1/1-3-2.htm

上記HPを読み進めて行くと、ほとんどの溶接法について解説があります。

造船会社のHPを見ると、最近は水中において自動溶接を行うロボットが開発されて
いるみたいです。

あと、通常作業時の雨、湿気対策ですが...
溶接品質をどの程度求めるかによると思いますが、通常の建設現場においては、
湿気は特に行っていないように感じます。
雨などは感電の危険性もあるので屋外で作業を行うべきではないのでしょうが、
電圧は低いので、小雨くらいなら簡単な防護でやっているように思います。

参考URL:http://www.jpo.go.jp/ryutu/map/kikai03/1/1-3-1.htm
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この回答へのお礼

詳しい解説ありがとうございます。HPは勉強になりました!

お礼日時:2003/08/15 16:13

造船とは全く関係ない者ですが、知っている範囲で回答します。



まず、溶接自体はNo.1の方の回答のようにいろいろありますが
ガス雰囲気中での半自動、または全自動溶接であると思います。
(注. 溶接用ワイヤが自動供給される)

従って、ガスによりシールドされるため、空気中の水素、酸素
(塩分も)などの影響を最小限にすることができます。
重要なことは、溶接中に風が吹くとシールドガスが乱され
効果がなくなるため、屋外では溶接中に何らかの遮蔽板を
用意していると思います。

台風などによる、対象物への塩分付着については、溶接前に
水などで洗浄しているのでは、ないでしょうか?

また、雨、湿気などは感電による重大事故が起きる可能性が
あるため、雨天時は屋外溶接作業は行っていないと思います。
湿気の多い日は、ファンで送風して乾燥させる方法など
が考えられます。

最後に余談ですが、造船関係は非常にレベルの高い溶接工が
多いですよ。
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この回答へのお礼

>また、雨、湿気などは感電による重大事故が起きる可能性があるため、雨天時は屋外溶接作業は行っていないと思います。

なるほど!
感電の危険性があるんですね。

お礼日時:2003/08/15 16:17

こんにちは。



造船などは、巨大な船体を極めて正確かつ高品質に溶接しなければならないので
街中で良く見かけるとうな溶接でなく、TIG(tungsten inert gas arc welding)溶接
や、 MIG(metal inert gas arc welding)溶接が使われます。

どちらもアーク溶接の一種ですが、おそらく、TIG溶接が使われる方が多いと思い
ます。違いは、溶接棒を使うか電極ワイヤを使うかですが、どちらもアルゴンやヘリウムと
言った不活性ガス雰囲気中で溶接を行います。
(別にそうした部屋を作るわけでなく、手元にガスを吹き付けるノズルが付いていて、
溶接部にガスを吹き付けながら溶接棒を溶解して接合していきます)
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