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色盲の男子は日本人では5%の割合で生まれる。
(a)女子は何%の色盲が生まれるか。
(b)女子の中で色盲ではないが、色盲の遺伝子を持った人は何%いるか。

答えは(a)0.25%、(b)9.5%なんですが、なぜそうなるのか分からにので考え方を教えて下さい。
お願いします。

A 回答 (3件)

色盲といってもいくつかタイプがありますが、この場合はX染色体に乗っている赤緑色盲ですね。


男子はX染色体が一本、女子は二本ですので、赤緑色盲因子が乗ったX染色体をもった男子は必ず発症しますが、女子は赤緑色盲因子が乗ったX染色体がたまたま二本そろったときにだけ(ホモ接合)になったときだけ発症します。

男子の赤緑色盲の頻度が5%ということは、集団の中で赤緑色盲因子の乗ったX染色体の頻度が5%ということです。赤緑色盲X染色体が5%の頻度であるから、男子のうち赤緑色盲X染色体をもつものが5%現れるということだからです。逆に正常型Xの頻度は1-0.05=0.95、すなわち95%です。

X染色体のうち5%が色盲因子をもつわけですから、女子の場合、二本のXが両方それになる確率は0.05 X 0.05 =0.0025 すなわち0.25%です。

色盲を発症しないけれど、X染色体の片方が赤緑色盲因子をもつ(ヘテロ接合)である確率は、全体から正常型Xのホモ接合の頻度と、赤緑色盲因子をもつXのホモ接合を引いたものですから、
1-{(0.95x0.95)+(0.05x0.05)}=1-(0.9025+0.0025)=0.095 すなわち9.5%です。

別解として、女子でヘテロ接合になる確率は
X染色体の一方(Aとする)が正常型でもう一方(Bとする)が色盲因子を持つ確率
0.95x0.05=0.475
と、Aが色盲因子を持ち、Bが正常型である確率
0.05x0.95=0.475
を足し合わせたもので0.095とすることもできるでしょう。

なお、これは例題として単純化されていて、実際はこのように男子の色盲頻度から計算された頻度より、女子の色盲頻度はずっと少なくなります。
なぜなら、X染色体上にある色覚遺伝子は二種類あって(それぞれ緑の感知と赤の感知に関係する)、男子の赤緑色盲の頻度はそのうちどちらか一方でも異常であった場合の総和ですが、女子の場合は同じ種類の遺伝子がホモ接合になったときだけ発症するからです(片方のXが緑感知の異常因子、もう一方が赤感知の異常因子をもった二重ヘテロ接合の場合、色覚は正常)。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
読ませていただいて、よくわかりました。
本当にありがとうございます!

お礼日時:2008/01/10 22:36

それだけしか書いていないのなら分かるわけがないですね。

問題が不適切です。
前提として、
・色盲に関係する遺伝子はX染色体上にある。
・この遺伝子が正常に働いていれば目は正常。
ということを知っておいてください。
(もっとも、色盲の原因はこの遺伝子の他にもあると思いますが。その意味でも問題が不適切)
その上で、X染色体を2つ持っている場合、この遺伝子を2つ持つことになるので、どちらか片方でも正常なら目は正常となります。

あとは単純な劣性遺伝の計算です。
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 色盲になる遺伝子は、劣性で、X染色体上にある、ということだと思います。

で、男子はX染色体が一つしかなく、ここに色盲遺伝子があれば色盲になる、ということなので、すべてのX染色体のうち、5%=5/100 が色盲遺伝子を持つことになります。

(a)女子はX染色体を2つもっていますので、両方とも色盲遺伝子を持つ確率は、5/100 × 5/100 で 0.25%になります。

(b)一方のX染色体が色盲遺伝子を持ち、他方が持たない場合を求めるので、5/100 × (1 - 5/100) ですが、一方が持たなく、他方が持つ確率も同じなので、結論はこの2倍で 9.5%になります。
 
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2008/01/10 22:38

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