プロが教えるわが家の防犯対策術!

昨年まで田んぼだった土地を埋め立てて、一戸建てを建設中です。
先日あるHMに地盤調査をしてもらったところ、5m前後のところに自沈層があるとのことでした。
ただ、3mのところにN値=6.0と強い地盤があるので、それで耐えれればいいが、できれば5.75mのところまで鋼管杭をうってベタ基礎を行うので、180万ほどかかるとのことでした。
(鋼管138.8mm 6.7m×50本と記載があります) 
他のHMでも同様にしていただいたところ、一番安くできるのは、
タイガーパイル工法という摩擦でもたせる方法で、4.5mまで40本 コンクリートのなかに鋼管杭を入れる?方法)150万とのことでした。
素人からすると4.75mくらいのところに軟弱地盤があるのだったら、それ以上の深さまで杭を打ったほうがいいのではないか、とも思いました。
地盤補強には全くわからないので、詳しい方教えてください。

A 回答 (4件)

10の重さのものを支えるとします。


支持杭は先端だけで10の力を受ける(本当の事を言うと、摩擦も効くが通常計算しない)杭ですので、ですから、軟弱地盤には止められません。軟弱地盤を抜いて硬い層に止める必要があります。5mの杭だったら上から1mずつ、0000「10」です。
摩擦杭は周面の摩擦で力を分散させる杭です。地盤によっては先端にかかる力よりも周面の摩擦力の方が大きいです。周面の摩擦力をとるためにわざと硬い層を抜いて、軟らかい層に止める事もあります。先端と周面で受ける力トータルで10の力を支える杭です。5mの杭だったら上から1mずつ、22222(12322でも何でもいい)で10を支える杭です。

それと、よく「支持杭の方がいいよ」。と言う人がいますが、それはボーリング試験を深くまで、現場内で複数個所やった場合の事です。SWS試験なんて、先端がたまたま大きい石に当たっただけで固い層とみなしたり、ちょっと固い層があればそこで十分だとみなす事が多い簡易試験方法です。止めた後、10cmで軟らかい層があるかもしれない。そんなところに支持杭を打ったら長期的に層が抜けて家が傾きます。また敷地の中で地層が乱れてて、所々支持層まで入って無い事だってあります。
某スーパーゼネコンですら現場ボーリングを1箇所しか行わなかったばっかりに、地層の傾斜に気付かず施工を行い、杭が支持層まで入っていなかったので施工中にビルが傾き、ジャッキ上げして何億と大赤字を出した現場があるんですから。
SWSのような地盤調査で、どれだけの厚みがあるか分からない層に支えさせるよりも、確実にあると分かっている層で摩擦力を見たほうがいい場合もありますよ。とはいえ、摩擦杭でも圧密という問題が残りますが、この話は専門的になりすぎるので割愛します。

全然話は変わりますが、今年の干支がキャラクターの某ランドは摩擦杭でアトラクションを支えています。上に乗っかる荷重に支持杭ではペイしなかったんでしょう。あそこは硬い層までが深いですし。

上記長々となりましたが、結論は支持杭信仰は良くない、と言う事です。実際の調査結果を元に、近隣の地盤データが豊富なプロの話をよく聞いて決めてください。
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この回答へのお礼

いろいろとありがとうございます。とても参考になりました。

お礼日時:2008/01/31 11:07

タイガーパイル工法で検索すると仕組が


図解で載っていると思います。

いずれにしても150万もの大金を出す
わけですから業者に詳しく聞いてみては
どうでしょうか?
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 地盤改良はけちけちせず行うべきだと思います。


 地盤のことは何の責任もとれないこのような質問コーナーに質問する主旨の問題ではないと思います。
 参考にすることすら危険だと思います。
 疑問点はあなたの施工を実際にする会社に安心できるまで、しつこいぐらい聞けばよいでしょう。
 万が一の際にはどのような保障になるのかもあわせて施工会社に聞いておきましょう。
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家の面積や重量にもよるので、一概には言えません。


が、自沈層であれば、摩擦ではとまらないことになりますので、30万程度の差額であれば基礎杭を深く打っておくに越したことはないと思います。
ちなみに、杭がもたなかった場合、家が傾くことになります。いちおう直す方法はありますが、180万では収まらないでしょう。
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