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クラシックやジャズでも、 「前衛音楽」 と称されるジャンルがありますよね。

従来の音楽の手法から離脱した新しい方法を取り入れた作品だと思うのですが、どれも共通しているのは 「一般人にはとても聴きづらい事」 だと思います。

事前知識や解説など無しに、いきなり聴いた場合、極めて耳障りな単なる雑音にしか感じない時もあるように感じます。

でも、これも音楽なんですよね?

そこで質問なのですが、もし過去の大作曲、たとえばバッハやモーツァルトに最新の現代音楽を聴かせたとすれば、一体どんな反応、どんな評価を下すと考えられるでしょうか?

それとか、ジャズの世界でも山下洋輔氏の前衛的な作品を、例えばルイ・アームストロングなど過去の大演奏家に聴かせた場合はどうでしょうか?

「何だ、これは? これでも音楽か!」 とボロクソに言うでしょうか? それとも 「初めて聴いた手法なので、うまく表現出来ないが、すごく斬新で革命的な作品だ。 素晴らしい!」 と絶賛するでしょうか?

音楽には全くの素人なので、分かりやすく教えて頂けると助かります。

A 回答 (2件)

バッハの時代は、音楽に急激なクレッシェンドがあるだけで人々は衝撃を受けただろうし、モーツァルトの時代は短調で曲を書くことが十分生々しい表現だっただろうし、ハイドンはベートーヴェンがハ短調のピアノ三重奏曲を書いただけで「ピアノトリオの書き方としてよくないので出版すべきでない」と酷評していました。


ベートーヴェンは減七の和音をガンガンに使って激しい感情を表現しようとしていましたし、今で言うと「使い古された」「その程度」のことが十分革新的な表現でしたでしょうから、音楽でこんな表現をするなんておそらく彼らは想像もしなかったでしょう。

多分彼らが現代の革新的な音楽を聴くと「こんなの音楽じゃない」と思うでしょう。ワーグナーが「トリスタン和音」で曲を書いたとき、今で言えば「あの程度」の和音で人々は理解を示さなかったのですから、ましてや現代の不協和音を聞いたら彼らは怒り狂うと思います。
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この回答へのお礼

有難うございました。
なるほど、今では使い古された手法でも、当時の人々には革新的な表現として、ある種の抵抗があったんですねえ。
もし今の現代音楽を聴かせた場合は 「???」 という反応がありそうですね。
お話を伺って、音楽の世界でもひとつの表現方法が当たり前の手法になるのには大変な時間がかかると感じました。

お礼日時:2008/01/30 09:44

多分人それぞれ



懐の広い人や感性の強い人は「衝撃」を受けるでしょうし、頭の固い人は当然「これは音楽とは言えん」と反発するでしょう
人によっては、「自分の音楽とは無縁だが、技術的に面白い」と判断する人もいるでしょう

大作曲家・大演奏家といってもその辺りの差は結構あると思います

また、感想の比率はどうかと考えると、反発する人が多い気がしますが、相当な演奏家だと感性が当然高いはずなので受け入れる度量は広そうな気がします

タラレバは難しい・・・
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この回答へのお礼

有難うございました。
仮定の質問にお答え頂き感謝します。
一口に大作曲家といっても、人それぞれに感じ方が違うだろうという事ですね。
納得です。

お礼日時:2008/01/30 09:36

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