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アダムとイブをはじめ、神話や聖書の中には近親相姦の話って多いですよね。何故なのでしょうか?

A 回答 (9件)

遺伝的な話しは他の方が言われてるので、メンタルな面の話しをします。


心理的にも近親相姦を描く必要性があるからこそ神話では描かれてます。
といっても僕も100%は解っていません。
ただ、近親相姦は自己愛です。ある種の依存です。なので完璧な人間で、純粋に人の役に立とうと思っている人以外は、全員心の中に近親相姦的要素があるということです。
それは自己愛そのもので、完全な存在(真の自立)からの、崩れの度合いそのものです。
ある意味で、極論ですが、アル中も近親相姦も同じです。
つまり人はネガティブさを埋める行為としてそういうことをします。
その、近親者といっても、人類は皆近親者です。ただ近いか遠いかの差だけです。
なにが理由で結婚できる範囲を3親等4親等と分けてるかというと、確率の問題であって、そこに内容的境界線はありません。つまり2親等でも100親等でも、濃淡の差はあっても、本質の差はありません。
うまく言えませんねー。
つまり人の根源的ネガティブさー克服すべき不完全さと問題点が象徴として現れているとーそれは世間で近親相姦といわれる物だけじゃなく、同じ性質は、完全な物以外には全員当てはまる物だ、という話しです。(近親相姦といわれていない結婚にも近親相姦的要素はあるという話しです)
まだまとめ切れてなくてすみません。僕自身もう少し考えを推し進める必要性を感じてます。
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この回答へのお礼

非常に参考になりました!
ありがとうございます!

お礼日時:2008/02/19 08:41

No8のものです。


付け足していいでしょうか?

近親相姦と近親憎悪は、基本的に同じ構図です。これは自己愛か、自己嫌悪か、という構造と全く同じです。
他人ーーー近親相姦~近親憎悪
自分ーーー自己愛 ~自己嫌悪

という構図になります。
この図が何を意味してるかというと、投影によって、自分と他人はつながっている、あるいは同じである、ということです。

あと自己愛は誤解を招くので、ここの自己愛は、自分だけが良ければ他人は死んでもかまわない、という気持ちで、正しく自己を愛する気持ちとは別物です。真剣に自分と向き合い自分を肯定し愛する気持ちはすばらしいですが、この自己愛は、悪い意味での自己中心的、という意味です。

論理的でなくてすみません。ぴんと来てもらえたらいいのですが。
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近親結婚は遺伝学上、障害者が生まれる可能性が高いことがわかったから、近代、忌避されるようになっただけです。

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実際に人間の生活の場において多かったからでしょう。


実際の営みの反映が神話にも現れただけだと思います。
近親相姦・血族結婚が「罪」や「禁忌」の対象になったのは、長い経験の末に生物的不具合が発生することを学習し教訓にしたからであり、根源的に抑止する理屈も摂理も存在しないのですから、自然であれば、避けられない現象なのです。

なお、外典だけでなく、旧約聖書そのものの中にも、アダムとイブを始祖とする血統以外に、他の血統(他民族)が存在したことになっており、中近東の神話世界がアダムとイブを始原とする人類の系統だけではなかったことは明らかです。
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この回答へのお礼

神話や聖書に限らず現実を反映したということですか。

アダムとイヴ以外にも血統があったんですね。
ありがとうございます!

お礼日時:2008/02/19 08:39

女系社会だからじゃないかしら


って、書こうと思ったら
既にANo.3さんが回答されていました。

あえて、一見無関係そうに見えて
実は読んで分かりやすく面白い参考文献として
以下をおススメします。
●京極夏彦:著「絡新婦の理」
http://kotora.ameblo.jp/kotora/entry-10013634821 …
http://www.amazon.co.jp/%E7%B5%A1%E6%96%B0%E5%A9 …
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この回答へのお礼

ありがとうございます!
ぜひ参考にさせていただきます!

お礼日時:2008/02/19 08:37

近親相姦と言うと卑猥ですが、血族結婚は、高貴な血を維持するために、あるいは更に純化するために、普通のことでした。

異系の血の導入を拒否したのでしょうね。
神話の世界のみならず、世界の王室すべて(多分例外なく)ある話です。日本も例外ではありません。
古くは、エジプトの王家は姉弟で結婚しました。
スペインハプスブルグ家はその悪い結果の代表事例です。
中世、強勢を誇ったカール5世、フェリペ2世のスペインは血族結婚の末、最後は白痴の王で子孫を残せませんでした。
その後、スペイン継承戦争が起こり、フランスのブルボン家がスペインを領有することになります。
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この回答へのお礼

西洋史も好きな自分にとっては興味深い内容です。
ありがとうございました!

お礼日時:2008/02/19 08:36

母系社会だったから。



tomb 墓って意味です。
womb 子宮って意味です。

どちらかがどちらかの派生語だと思います。

同じ子宮から出たら兄弟になります。

で、女神崇拝がありまして、同じ女神を信仰していたら、その女神の子宮から生まれた者となり、兄妹になるんです。
たとえ実の兄妹じゃなくても。
母親も父親も違っても、同じ女神を信仰していたら、兄妹になるんです。


で、今の父権社会になる前は、母権社会で、聖書にもそれと思えることが記録されていますが、女性から女性に相続が移っていってたんですね。
で、小さな集団が、強大な母権社会から権力を分けてもらうために、異民族の男は、認めてもらわなければならないんです。
認めてもらうと、祝福され、その母権家系の娘を嫁にもらえるんです。
すると、祝福されたので、権力も得られるってわけです。

それをヒエロスガモス つまり聖婚と呼び、女神の地上の体現者の母系から女性をもらうことで、権力、財産、子供を授かる。

だから王は妹と結婚するって話になるんです。
王として認められたことで、同じ子宮から出たものとして認められ、その権力ある母系から嫁をもらえたわけで。
これが一つの理由。

もう一つの理由は、他の方が言っているように、物語にするとき、最初の人間以外人はいなかったってことになると、兄妹で結婚するって話にならざるを得ないんじゃないかと。

ですが、外典にはエチオピア人をエヴァは見て「あの黒い人たちはなにもの?」ってカインに聞いたくだりがあったと思います。
つまり、既にその時点で自分達以外の民族が存在していることを、外典には認める記述があるってことですね。


ちなみに、何故ユダヤ人は割礼をするのかですが、やはり女神崇拝が関連していると思えます。
エジプトの王の家系の息子のみが、割礼をしていたようなんです。
割礼すると、受精率がよくなるらしく、子沢山になる、つまり 祝福されるってわけです。
で、世襲制を主張したため、王家の息子のみに割礼をしていたようなんですね。

で、女神が祝福したと母系家系が認めないと、その家系に母権家系の嫁が来ない。
それで、もらえるように、宗教ってものを作り、崇めていたんじゃないかと。

その後、母権は倒され、風習だけが残ってしまった。
で、モーセは名前からして、エジプトの王家の血筋のようなんです。
そのモーセがパレスチナに移動し、割礼を王家以外の人もするように規定したんじゃないかと。
つまり女神崇拝があったと思えるんですが、母権社会は倒されてしまい、風習だけが残ってしまったんじゃないかと。
だからどうして割礼をするのか、もともとの理由を知らずに、昔からのしきたりだからと割礼をしているんじゃないかと。
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この回答へのお礼

大変深い内容をどうもありがとうございます!
そういう思想もあったんですね。

お礼日時:2008/02/19 08:34

アダムとイブが人類の発祥であれば、アダムとイブの子が3番目の子であり


・・・n番目の子である訳です。
近親相姦しなければ、次の子は生まれない事になると思っているのですが、こんな考え方は不自然でしょうか?
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この回答へのお礼

いえいえ、十分参考になりました!

お礼日時:2008/02/19 08:33

アダムとイブが近親相姦に当たるかどうかは、かなり疑問ですが、一応、聖書の言うことを真に受けると、当時は、世の中に人間がそんなにいなかったので、数を増やすには血縁同士で交わるしかなかったのです。

基本的に、人の数を増やすことを最優先していた、ってことですね。で、なんで、数を増やしたかったかというと、神様がそうしろと言ったからです。神話については、わかりません。
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この回答へのお礼

なるほど、結局そこに帰結するということですね。
回答ありがとうございました!

お礼日時:2008/02/19 08:32

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