プロが教えるわが家の防犯対策術!

一時期、CCCDが発売されていました。
著作権の保護の啓発という意味ではひとつの方法だと思いますが、
その割にはCCCDをせっせと発売したメーカーもあれば
全く発売しなかったメーカーもあったようです。

21世紀に入ってからはどこのレコード会社もCD売上げがガタ落ちだというのに、この差は何故なのですか?

A 回答 (4件)

「この差は何故」という点に関してa~eの5点ほど。



東芝EMIやエイベックスが強力に推進したのですが、音質が落ちるため、音楽評論家の萩原健太氏は、CCCD導入の検討がされていた当時、抗議の記事をよく書いてました。
a.各社が音楽関係者などのこうした意見を参考にした可能性はあるでしょう。

導入当初からCCCDでの販売を拒否した方に、宇多田ヒカルなどがおります。
b.レーベル所属アーティストの違いにより、各社の判断が異なったかもしれません。

ちなみに、導入当初の頃の私のCDウォークマンでは、見事に再生しませんでした。そのため、一時期CDを不買することに決めました。音量を上げすぎているとスピーカーは壊れるかも知れないと感じた事も。
c.メーカー各社が社員にCCCDのサンプルを持ち帰らせ、再生テストを行ってもらい、その調査結果を参考にしたかもしれません。

CCCD導入メーカーは、不況によるCDの売上落ち込みを、CDのコピーの容易さによる売上減少と考えて導入したようですが、読みが見事に外れたように見えます。
d.売上減少に対する認識の違いも、各社で対応が異なる要因です。

そもそも、CDを買わない人は、1.レコードからカセットで我慢、2.中古CDを買う、3.どんな手段を用いてもレンタルCDからコピーする、かもしれません。それに所得が低くなったことが要因かも知れません。
結局、音質が落ちるCCCDを不買すると決めた人など勘案すると、CCCD導入の売上減少抑制効果は、なかったと思います。
(wikipediaのCCCDの説明には、導入後、エイベックスのCD販売は2割程度落ち込んだとかかれている。)

それからこの種のコピープロテクト技術は常にいたちごっこになりがちなので、メーカーがこんな事に予算をかける暇があるなら、より安くCDを販売できる体制を強化した方が、得をしそうなものですが、再販価格維持のせいで、主要レーベルの国内CDの価格競争がないんですよね。
e.最初から製品差別化などの販売戦略で、CD売上減少に歯止めをかけられると考えたメーカーがあったのかもしれません。

日本は、著作権保護団体が極めて強く、消費者団体が極めて弱いため、他の西欧諸国と比べても割高のCDを買わされている印象があります。
主要国で音楽に再販価格維持を行っているのって日本ぐらいではないか。
(wikipediaの再販売価格維持に、表があります。)
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この回答へのお礼

詳細に有難うございました。
どんなにコピー制御をかけたところで「売れないものは売れない」「売れるものは売れる」ということでしょうね。

>それに所得が低くなったことが要因かも知れません

確かにそうですね。自由に使える金が減れば、衝動買いをやめ、「何が何でも買いたい」CDしか買わなくなりますから。
そもそも発売からたった1か月前後で古くなるようなヒット曲をいちいち新品で買ってたらキリがないようにも私は思います。
メーカーの思惑通りにCDを買っていったら、どこの家もCDで埋もれてしまうでしょう(怖)。

お礼日時:2008/02/21 10:00

余談ですがこんなの見つけました。


http://no-musiq-no-life.cocolog-nifty.com/blog/2 …
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この回答へのお礼

有難うございました。そのサイトは以前拝見したことがありますよ。

お礼日時:2008/02/21 09:53

去年以降、CCCDってまだ発売やっているんですか?


日本では、東芝が盛んにやってましたね。
CDってアナログ・レコードに比べたら取り扱いが
カンタン、軽量で小さい。音楽がアナログよりもお手軽に
扱われるようになったという傾向はあったと思います。

PCのマックでCD焼きなんかされてコピーが手軽に
出来るようになったら、レコード会社としては危機感を
感じるというのは否定出来ないでしょう。
日本でミリオン・セラーがバンバン出始めたのは、タイ
アップ商法が定着し始めてから。そのバブリー的な売上
数字をスターとしての【普通】の売上とされて、アーチスト
側にノルマ的に要求されるというのも、ミュージシャン達
はキツイと思います。
CDがパソコンとつるんでいるみたいな時代、これはいいのか
、悪いのか?便利というのは確実にいえるでしょうが。
CCCDは、確かフランスで訴訟沙汰になってましたよ。
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この回答へのお礼

そうですね。PCは便利な反面、使い方を間違えれば怖い道具なのかもしれません。

>そのバブリー的な売上
数字をスターとしての【普通】の売上とされて、アーチスト
側にノルマ的に要求されるというのも、ミュージシャン達
はキツイと思います

かつて槇原敬之が移籍先のソニーで、自分の作りたい歌よりも売れる歌を作ることを強要された結果、自分のペースが狂ってしまい、ストレスから覚せい剤に手を出すようになってしまったという話を聞いたことがあります。確かにソニー時代のマッキーの作品はそれまでとはどこか雰囲気が違い、妙に売れ筋を意識した作品になっていたように思いました。

お礼日時:2008/02/05 22:11

CCCDは音が悪くなります。


そのためアーティストが自分の楽曲に関してCCCDでの販売を拒否した場合があるようです。
またCCCDは音楽CDではありません。
そのため再生できないプレーヤーが発生したり、最悪プレーヤーを壊してしまうことがあったようです。
また音楽レーベルのCDの売り上げは落ちてますが、トータルでは売り上げが伸びてるそうです(着うたとか楽曲のネット販売とかで)。
これらを全般的に考慮して、各レーベル間で差が出たのでしょう。
なお現在は各レーベルとも、廃止の方向にあるようです(一部レーベルは除く)。
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この回答へのお礼

CCCDは問題が多いんですね。
それにコピー防止効果もほとんどないみたいですし、これだけ非難されれば導入する意味がないですね。

お礼日時:2008/02/05 22:13

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