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私の父が火曜日に緊急手術をしましたが未だに目が覚めていません。
担当医は
いつ目が覚めてもおかしくない
といわれます。
昏睡状態と麻酔が覚めない状態の違いについておしえてください。

A 回答 (3件)

>紋扼性イレウス・・・やはり危険な状態でしょうか?



術前の状態が悪すぎたのか、術中の状態もぎりぎりだったのか。腹部手術で、術後に意識が回復しないとなると(3日以上)、どこかしらで脳の障害が生じた可能性があります。「いつ覚めてもおかしくない」という担当の先生の言葉を信じて様子を見る手もありますが、術中に脂肪(脳)塞栓が起こっている可能性もあり、術中・術後に肺梗塞が起こっている可能性もあり、1週間以上覚めないとなると、脳障害は確実であり、回復には長期間を要するでしょう。
脳障害、脳虚血、肺塞栓、脂肪塞栓、などをキーワードとして、担当の先生に聞いてみてください。面談をしてもらいましょう。
今夜(金)の状態はどうですか?
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この回答へのお礼

詳しい回答ありがとうございました。

術前の状態が悪すぎたのか
察知の通り危険でした。夜(金)の状態は
あくび せのび 手を動かす などをしました。

お礼日時:2008/02/09 16:28

 まず、このような場所で、ご家族の方からの説明のみでお父様の病状について具体的な判断を行える医師は、おそらく居りません。

直接患者さんを診察しないと、責任ある発言はできないからです。そこで、あくまで一般論としてのみお答えさせていただきます。これが、そのままあなたのお父様に当てはまるというわけではないことを、まずご了承ください。

 現在の麻酔薬は、昔と異なり作用持続時間がかなり短くなっております。適切な量を使用した場合、多くの患者さんで数分~数十分で効果が無くなります。ただし、麻酔薬の種類によっては効果の消失に患者さんの代謝能力が関係する場合があり、その場合は時に覚醒に数時間を要する場合もございます。さて、一方今の全身麻酔はバランス麻酔という方法が一般的です。昔は一つの麻酔薬だけで「意識の消失、痛みの消失、体動の消失、有害反射の消失」が得られると思われていたのですが、今はそれぞれの目的別に別々の薬をバランスを見ながら使用して、結果として麻酔の状態を作り出しています。ですから、「麻酔薬は切れたが鎮痛目的で使用した麻薬がまだ残っている」という状況もありえます。ただ、それにしても一日も経てばだいぶ効果は薄れてくると思います。
 麻酔後に覚醒が悪い場合、最も考えられるのが脳の障害です。その中で一番多い原因は、手術中の低血圧による脳障害と、低酸素血症による脳障害です。手術中は様々な原因で血圧が低下します。麻酔科医の役割は、実は麻酔を行なうことだけではありません。麻酔そのものや手術によって起こる、様々な生体の変化(血圧や心拍数、尿量他臓器の機能の変化)を調整し、患者さんに不利益にならないような範囲でそれらを維持することがもっと大切な役割なのです。そのために各種モニタ類や薬剤を駆使して生体の変化を最小限に抑えるように努力をするのですが、患者さんや手術の状況によってはどうしても血圧が大幅に下がってしまったりすることがあります。その状態が長く(と言っても、5~10分程度)続くと、脳への酸素供給の減少から脳に障害が残る可能性があります。血圧が正常でも、血液の中の酸素の量が少なければ同様に「脳の低酸素による障害」が起こり得ますが、現代の麻酔ではパルスオキシメータという器械が標準的に用いられており、何らかのアクシデントでもない限り高度な低酸素は未然に防ぐことができると思います(実際、この器械の出現によって、麻酔の安全性がかなり高まりました)。また、患者さんの状態によっては、普通と思われる血圧においても脳の血流が低下したり、脳の血管が詰まってしまったりということも起こりえます。そのような場合は、手術後に脳を検査(おもにCT)することによって、診断がつきます。

以上、まずはご参考まで。
お父様の一日も早いご回復をお祈りいたしております。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
先生からは長期戦になるといわれました。

明るい情報では、あくび 手が動く 足が動く データでは異状がみられない などです。

お礼日時:2008/02/09 16:38

昏睡状態は、脳に障害があって目が開かない=意識の状態が悪い(意識障害)状態です。


緊急手術は、脳の病気ではないですよね。もし脳の病気で緊急手術を受けた場合には1ヶ月位は覚めない=意識が回復しない、こともありますので、経過を見るしかないでしょう。もし、脳以外の病気で手術を受けたのでしたら、麻酔から覚めないというのは、麻酔薬が身体の中から十分に抜けきらずにいて、睡眠効果が継続している状態です。麻酔を切ると、通常は、6時間くらいで麻酔作用は低下し、覚醒してきます。24時間以上経過しても目が覚めない=覚醒しない、場合には、脳の障害が合併している可能性があります。または、肺梗塞といって、肺の動脈が閉塞して、肺で血液内に酸素が十分に移行しない状態ができて、動脈血液内が酸素不足に陥っている危険性もあります。
脳障害があるなら、CTやMRIである程度のことが分かるかも知れません。48時間以上覚醒しなければ、その危険性があります。
肺梗塞なら、危険な状態であり、脳だけでなく体中の臓器に酸素不足が生じており、生命の危険があります。この場合は、肺梗塞が改善しなければ何日も生きられず死に至るでしょう。
脳の手術でなくて、金曜日になっても覚めないならば、受け持ちの先生に十分な検査(脳のCTやMRI、動脈血ガス分析、など)を実施してもらって、病態の説明を受けて下さい。

この回答への補足

病名は紋扼性イレウスです。もう3日たってます。
やはり危険な状態でしょうか?

補足日時:2008/02/08 17:31
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