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アメリカ大統領選挙について教えてください。毎度のことながらアメリカ大統領選挙は難しくて理解に苦しみます。ヒラリーさん、オバマさんが今、どのような状況あるのかをやさしく解説したサイトはご存知でしょうか?よく「○○州でヒラリーさんが勝利し~」とニュースで言っておりますが、それがどのように影響してくるのか、そして、最終的にどのような結末を迎えるかなど詳しく知りたいです。サイトでなく文章で説明していただいても結構です。よろしくお願いします。

A 回答 (5件)

理解に苦しんで当然です。

これを理解しよう、させようと思ったら一冊の本が必要になるくらいです。
何故かというと、
1.そもそも選挙のシステムが日本とは全然違う
2.州によって、選挙の仕組みや方法が全然異なる
からです。特に2があるため、日本と違って「選挙とはこういうものだ」と一律に言うことが出来ないのです。

ものすごく例外はある(というよりも例外だらけ)のですが、一番日本人に理解しやすい典型的な例を一つだけ挙げます。

前提として、今行われている「選挙」は民主党も共和党も、自分の党の内部で、大統領候補として選出してもらうための、代議員を集める選挙だと言うことを確認してください。

1)まず、大統領指名予備選挙は、政党内部の選挙のはずなのに公営選挙(税金でやる)です。投票所も学校などが使われます。

2)選挙権のある人は、色々です。アメリカは日本と違い、年齢で自動的に選挙権が来るわけではありません。登録制なのです。だから立派な成人なのに、投票を一度もしたことのない人なんて、いくらでもいます。で、とても奇妙なのは、登録の際に「自分の支持政党」を申告する必要があるのです(「支持政党無し」でも良いのですが)。

3)例えば、あなたが民主党支持で選挙登録をしておくと、今回の大統領選挙の民主党予備選挙に、選挙権が出るわけです。これを税金でやるというのが不思議ですよねぇ。スーパーチューズデーに学校に行ったら、体育館が民主党の投票会場になっていましたよ。面白いのは、州の役職state attorney なども一緒に投票することです。玄関前で、オバマの支持者が小さなビラを配っていました。

4)さて、あなたは地域の学校に投票に出かけます。一体何に対して投票するかというと、これまた実に州によって、党によって色々なのですが、例えば
・代議員の名前を投票する
・「大統領候補にこの人を指名します」という代議員「名簿」に投票する
・大統領候補者名(オバマ、ヒラリーなど)を投票する

というような方式があります。
2番目の場合は、確実に、「代議員獲得数」となるわけです。1番目の場合も、事前に誰を支持しているかは分かりますから、これも自分の「代議員数」にカウントできます。

5)この投票で党大会の代議員(delegate)が決められるわけですが、3番目の場合、つまり大統領候補者の名前を直接投票する方式の場合は、獲得投票の割合に従って代議員数が比例配分される(民主党はそうです)こともありますし、単に人気投票(代議員選出とは無関係)の場合もあります。

*ここでもややこしいのは、仮に比例配分で選出されたとしてもその代議員が、党大会で確実にその候補に投票するかどうかを、拘束する州と拘束しない州があるのです。また、民主党と共和党でも全然違います。

6)それでも、まぁ、選ばれた代議員の顔ぶれを見れば「この人はオバマ支持だな」とか「ヒラリー支持だな」というのは分かりますから、マスコミはそれも含めて、獲得代議員数として数えます。

その他にも、選挙で選ばれない代議員というのもいます(連邦議会議員など)が、こうした人達が集まって、党大会で、最終的に自分の党としての大統領候補者を決める、という流れです。

党大会での候補者指名選挙は代議員が投票者ですから、自分支持の代議員の数が過半数を超えれば、その人が例えば民主党なら民主党の正式な大統領候補として、今度は大統領選挙そのものに臨む(実質的には民主党と共和党の対決)ということになります。

イメージとしては自民党総裁選挙が一番近いです。ただ、それを公営でやっていること、有権者が必ずしも党員とは限らないこと、などが違うところでしょうかね。

で、今まで書いたことは民主党を中心にした、比較的理解しやすい事例でして、共和党はまた違いますし、州によっても選挙方法が違う、そもそも党員集会の話は全然していない、など例外だらけです。

同じアメリカ人同士でも、支持政党が違ったり住んでいる州が違ったりすると、仕組みが違うため、混乱することもあるようですよ。

ここまで日本と違うと、お互いの常識がかけ離れているため、本当に相互理解をすることが難しいです。
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#4の方がアメリカ合衆国についてポイントを衝いた説明をされています。

 これに少し追加させて頂きます。 

(1) 州の選挙人は総取り/今は民主党、共和党とも党の候補者を決める予備選挙中です。 州選挙で一票でも多く取れば、そこの選挙人は全部その候補者のものとなります。 どの候補者も選挙人の多い州の選挙に力を入れるのは当然です。 

(2)共和党の候補者/首位を独走中のマケイン候補(McCain)がほぼ決定しています。 そのため、共和党の予備選挙はもうひとつ盛り上がりに欠けています。 しかし、これは決して共和党の候補者が魅力に欠けているからではありません。 他の候補が次々と降りてしまったからです。 

ヴェトナム戦争で捕虜になり、厳しい拷問の中を生き抜いた精神力の持ち主です。 たとえて言えば、北朝鮮に拉致された方が苦難の中を帰国され、その政治家に転向、首相に推されるようなものです。 

(3)民主党の候補者/予備選挙の当初は圧倒的にヒラリーさんが有利と思われていましたが、ここに来てオマーハ候補が逆転し、トップに立ちました。 これは故ジョン・F・ケネディの弟であるロバート氏がヒラリーさんからオバーマ氏に乗り換えたためと言われています。

(4)大統領選挙の見通し/予備選挙では民主党ばかりが目立っています。 しかし、元々共和党は選挙が上手な政党です。 いくらメディアが民主党に肩入れしても、いざ本選ともなれば白人男性であるマケイン氏は大変に強力な候補であることに変りはありません。 ヒラリー対マケインならマケイン、オバーマ対マケインなら五分と五分。 

(5)日米関係はこれからどうなるのか。/どちらの政党ともイラクからの撤退の方向に動くでしょう。 アメリカが、最も強い関心を抱いているのは、エネルギー問題であることは明らか。 レアメタルはあっても石資源のない北朝鮮に興味はありません。 民主党候補が勝てば、目は内側に向けられ、日本はますます孤立の道を辿ることに。 
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テレビで取り上げられているのは民主党の大統領候補者の選出選挙であって、大統領選挙そのものではありません。

そして各州ごとに勝ち負けを決めていき、その州の人口によって票数に差があります。つまり、州の数では勝っても、票数では負けているということもあります。従って、ニューヨークやロサンゼルス、シカゴなどの大都市がある州で勝てば有利です。

一方、なぜ民主党だけが報道されているかといえば、女性と黒人の争いだからで、どちらが選ばれても史上初だからです。(日本のマスコミが本当にそれを理解して報道しているかは疑問ですが)

アメリカって自由民主主義の国といわれていますが、男尊女卑、白人第一主義の国なのです。だから今まで誰も女性と黒人の大統領が出なかったのです。レディファーストっていいますが、裏返せば男尊女卑だからなんですね。完全に男女平等ならレディファーストの必要はないのですから。

また、一部では民主党でどちらが選ばれても、白人男性である共和党のマケイン候補が最終的に大統領になるとも言われています。日本であまり報道されないから知名度は少ないですが、実際は白人男性というだけで有利だとされています。つまり、女性でも黒人でもだめだからです。意外ですが、アメリカってそういう点は日本以上に保守なんです。

もし民主党のどちらかが大統領になったら、アメリカとしては画期的な歴史的変化なんです。
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今は民主党と共和党の予備選挙を行っているのです。


この予備選挙で代議員の過半数をとった候補者が8月の党大会で
党の代表に決定し、11月の大統領選で戦うことになります。

分かりにくいのは予備選挙と党員集会があること。
共和党と、民主党が同じ州で投票をする州とそうでない州があること。
また、過半数をとれば代議員を総取りできる州と、
得票数に応じ代議員数が割り当てられる州が混在することです。
そのため、CNNや他のテレビ局で代議員獲得数が異なります。

予備選挙は
今年に入りアイオワ州を皮切りに開始しました。
ヒラリーが先行しました。
そして全米10州以上で一気に選挙が行われた2月5日の
スーパーチューズデーでオバマ氏が州の数では勝ったものの、
代議員数の多い(人口の多い)カリフォルニア州で勝ち、
結果としてヒラリーがリードしていました。
※共和党はマケイン氏が勝利を収め、2位の候補が撤退しました。


激戦の民主党は、今日の首都決戦でワシントン州
をはじめ3州でオバマ氏が勝ちました。
これでスーパーチューズデー後、7州連続でオバマ氏が勝利し
オバマ氏が代議員数で逆転しました。
獲得代議員数は、オバマ氏が1208人とクリントン氏の1185人
差はわずかです。

予備選は今後も各州で続き、
3月4日にはカリフォルニアに続く大票田のテキサス州があります。
ここでヒラリーは巻き返しを図ろうと、陣営の建て直しをして
います。

しかしまだ、民主党の候補者選びの段階です。
ヒラリーかオバマのどちらかが8月に指名され、11月の本選で
マケインと戦うのです。
ヒラリーはイラク戦争の開戦を支持した事実はネックと言われています。またオバマ氏の経験不足の声もあります。
マケインはイラクに今後もずっと米軍を駐留させる考えです。
そうした点を考慮し、国民は投票するのです。

http://www.yomiuri.co.jp/feature/20080115-899563 …
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 自信なし。

参考まで。

 アメリカは事実上、民主党と共和党の二大政党です。それぞ
れの党から一人ずつ大統領候補を出して、どちらかが大統領に
なる、というワケです。
 民主党の大統領候補Aさん。
 共和党の大統領候補Bさん。
 AさんとBさんのどちらを大統領にするか選挙で決めます。

 で、今はAさんやBさんを決める「指名争い」という選挙を
しているのです。
 ヒラリーさんとオバマさんは民主党なので民主党の大統領候
補に選ばれたい(つまりAさんになりたい)ワケで、今おたが
いに譲らず争っているワケです。○○州ではヒラリーさんとオ
バマさんのどっちをAさんにしたいのか?という選挙をして、
これが今どんどん決まっていっているところです。数字の上で
は互角、勢い的にはオバマさん優勢です。

 ちなみに共和党も大統領候補・Bさんとしてふさわしいのは
誰か。誰を大統領候補として指名しようか、という指名争いを
しています。こちらは大体「Bさんとしてマケインさんで決ま
りだろう」というかんじになっています。
 いずれヒラリーさんとオバマさんのどちらかがAさんの座を
勝ちとって、民主党からの大統領候補となります。
 あとは、AさんとBさんとどちらを大統領にするのか、11月
に決めます。
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