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スーパー抗原って普通はT細胞を活性化して結果放出するサイトカインによって色々な弊害をおこすものですよね.
しかし,スーパー抗原の投与が逆に細菌の感染,特にリステリア菌といった細胞内寄生菌から身体を守るという話を聞きました.これは何故なんでしょうか?免疫学を最近学びだしたもので,どうかくわしく教えてください.

スーパー抗原(あるいは,スーパー抗原の治療薬としての応用)について色々検索してみたのですが,これだ!っと思えるようなサイトも全然見つからなくて困っています.
スーパー抗原について,くわしく(できれば図説)説明されているサイトがあれば,是非教えてください.サイトがなければ,参考図書などでもOKです.よろしくお願いします.

A 回答 (2件)

 アトピー性皮膚炎の患者は細菌やウイルスに感染しやすい一方で、麻疹や水痘、単純ヘルペスウイルス感染症のカポシ水痘様発疹症などに罹ると、その湿疹が改善あるいは治癒することが観察されています。


 このことは、これらの感染症で感染防御に伴う免疫応答Th1の誘導によって、Th2優位のアトピー性皮膚炎の制御が可能であることを示唆しています。
 動物実験で、Th2型優位の炎症反応の存在が感染初期から表皮でのウイルスの増殖の促進を誘導するようであり、特異的免疫反応の抑制状態の関与は少ないことを示唆する結果が得られています。
 潜在感染巣から放出されるスーパー抗原、細菌由来の毒素、菌体成分、代謝産物などは免疫系を介してあるいは直接アトピー性皮膚炎の病像に影響を与えていることが推察されています。
 アトピー性皮膚炎では、いくつかのウイルス性皮膚疾患が重症化、あるいは頻発することがよく知られています。その背景としてアトピー性皮膚炎でのTh2型優位の炎症反応の存在、皮膚バリアー機能の低下などがウイルスに対する易感染性を招くと考えられています。

・Th1細胞とTh2細胞は相互に抑制し、両者は一定のバランスを保っている。

・Th1細胞は細胞性免疫を亢進し、逆にTh2細胞は液性免疫を亢進する。

・Th1細胞優位では、結核、リステリアなど防御に細胞性免疫の関与する感染症に抵抗性であり、Th2細胞優位では易感染性となります。また、細胞性免疫の関与する臓器特異的自己免疫疾患の発症にはTh1細胞優位が、また、液性免疫の関与が大きい全身性自己免疫疾患やIgEの関与する気管支喘息などにはTh2細胞優位が関与するとされている。


※これだ!というサイトはありませんでした。書籍についても「生物間の攻撃と防御の蛋白質」、288ページ、5145円、がありましたが、お知りになりたい情報が書かれているか不明です。
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この回答へのお礼

返事遅れてどうもすいません.
やっぱり免疫学って難しいですね.僕も自分なりに論文とか検索して探してみたのですが,やっぱりこれだってものがみつかりませんでした.
スーパー抗原のアジュバントとしての可能性が知りたかったのですが・・・.
しかしながら,大変参考になるご意見ありがとうござます.僕もまだあきらめず頑張って調べます!

お礼日時:2002/10/15 19:37

以下の参考URLが参考になりますでしょうか?


「スーパー抗原」
http://www.bc-cytometry.com/reagent/TCR_relation …β
(スーパー抗原とVβ clonality)
http://www.jmedj.co.jp/booksrch/books/ISBN4-7849 …
(臨床医のための免疫キーワード100)
http://www.med.kindai.ac.jp/immuno/qanda.htm#q2
(免疫学 Q&A)
Q2とQ10を参考にしてください。

ご参考まで。

参考URL:http://micro.fhw.oka-pu.ac.jp/microbiology/toxin …
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この回答へのお礼

返事送れて申し訳ありません.
ちょっぴりですが,参考になりました.わざわざ調べていただきありがとうございます.

お礼日時:2002/10/15 19:39

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