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 昨日発売のAERAの臨時増刊「職場のうつ」を読んでいましたら、うつ病にもいくつか種類があり、典型的なうつ病、いわゆる「定型うつ病」の場合は、食欲、睡眠欲、などが、どれも一日中落ち込むが、そういった概念ではとらえきれない「非定型うつ病」が増えているとありました。
 それは、食欲が落ちるどころか過食に走ったり、過眠したりするのが特徴だそうです。社会生活の適応度もそれほど悪くなく、一見すると周りからわかりにくいが、実は不安を抱え、人間関係の苦しみのるつぼにいるときに発症する時が多いそうです。
 これまでは、神経症や人格障害などと診断されることが多かったが、最近、米国などで、これまでのうつ病とは違うアプローチで治療され、その割合も米国では、うつ病全体の4割を占めるとあります。
 私自身も、最初に大うつ病エピソード、それから、気分変調症と患い、今はよくわからないのですが、過食で過眠傾向があり、目覚めたときは気分がよく夕方にうっとおしくなり、典型的なうつ病とは違うなあと思っています。
 非定型うつ病について、情報を下さい。

A 回答 (1件)

まず現時点で「非定型うつ病」という概念がきちんと確立していないことに注意する必要があります。


すなわち、“「定型うつ病(=内因性うつ病)」とは異なるうつ病”は全て“非定型的なうつ病”な訳で、「非定型うつ病」は単一の病態からなる疾患概念ではないのです。

件の記事の中には、「これまでとは違ったアプローチで治療される」とあるようですが、もしそれが高照度光療法による治療ならば、秋~冬に発症して春~夏に軽快することを繰り返す「季節性感情障害(SAD=冬期うつ病)」のことを指していると思われますし、MAOI(モノアミン酸化酵素阻害剤)による治療ならば他の「非定型うつ病」を、SSRI(選択的セロトニン再取込み阻害剤)ならば若干神経症性の(言い換えれば性格的な)要素を含む軽症うつ病を指すのかもしれません。

ただ間違っていけないのは、大うつ病エピソードで始まり、気分変調症、非定型うつ病と症状が変遷してきたからといって、それが必ずしも“疾患”が変化してきたことを意味するものではないということです。
精神療法や薬物療法によるこれまでの治療やそれに反応してきた自分の精神状態、そして自分を取り巻く生活・社会環境が、単にもともとの病像を修飾したことにより変化したに過ぎないという可能性もあります。

このあたりは、主治医の先生とよく相談されることをお勧めします。
私は出典となっているAERAの記事を読んでいないので、適切な回答になっていなければごめんなさい。
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この回答へのお礼

いつもご回答を頂きありがとうございます。ご指摘の点は主治医とよく相談したいと思います。本当にありがとうございました。

お礼日時:2002/10/16 09:45

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