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はじめまして。今高校二年で、経済について勉強しています。
金融政策での「預金準備率操作」についてわからないことがあります。
我々一般人が銀行に預金した時には、一定期間立つとその預金が増えていますよね。これが信用創造であり、預金準備率によって発生します。
ところで、この預金準備率が上がると、我々の預金したお金は更に増えるのですか、それとも準備率を下げると更にお金は増えるのですか。
準備率と言うので、それは銀行に固定しておくためのもので、あとのお金を他の誰かに貸すということになるのですよね。ということは、準備率が低いほうがどんどん銀行が他の人にお金を貸してくれるので、自分の預金は増えると言うことですよね。違うのでしょうか。

それから、預金準備率という言葉の違いについてです。
我々一般人と民間の銀行との間での「預金準備率」と、日銀と民間の銀行との間の「預金準備率」は同じものを指すのですか。教科書ですとよく分かりません。

詳しく説明していただける方、ご教授願います。

A 回答 (1件)

> 我々一般人が銀行に預金した時には、一定期間立つとその預金が増えていますよね。

これが信用創造であり、預金準備率によって発生します。

まず、これが間違い。

預金したお金は、誰かに貸し出される、というところは良いと思います。つまり、貸出を受けた人がいるわけです。

借りた人は、そのお金をただ持っているわけではありませんから、家を建てるか車を買うか、ギャンブルに使うか工場を建てるか、とにかく何かに使います。すると支払を受ける人が出てくるわけです。

この支払を受ける人は、次に使うかも知れませんが、全部は使わずに一部は銀行などに預けられることになります。ということで、何人かの手を経て、貸し出されたお金は銀行に戻っていきます。銀行に戻ったお金は、一部は預金準備として貸し出されませんが、残りはまた貸し出されます。
以下、同様のプロセスを繰り返すことになります。

すると、最初に預けられたお金よりも沢山のお金が、結果的に世の中に貸し出されることになります。最初の預金自体は増えません。増えるのは世の中に出回るお金の額です。預金準備率が低ければ貸し出される割合が多くなりますから、準備率が低い方が信用創造される額は増えます。

これを「信用創造」というのです。別に預金に利息が付かなくても構いません。



> それから、預金準備率という言葉の違いについてです。

銀行は預金を全部貸し出すのではなく、一部をとっておかなければなりません。この分を預金準備率といい、日本では法律で決められた額(銀行の大きさによって違う)を日銀当座預金に預ける必要があります。

一般人と民間銀行の間での「預金準備率」という言葉は存在しません。預金準備率とは、あくまで銀行が預金の一部を貸し出さないで持っている割合のことで、法律に従って日銀に預けられる割合のことです。因みに足りなくなると銀行が潰れます(例:拓銀)。
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