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ある教科書に、「円高ドル安だと、労働賃金が外国よりも高くなってしまう」とありました。
この理由が分からないのですが、何方か教えていただけないでしょうか。御願いします。

A 回答 (2件)

こんばんは。



これは中学校の数学(もしかしたら算数)の問題です。(失礼)

具体的な例を挙げましょうか。
ケースA(円高ドル安) 1ドル100円
ケースB(円安ドル高) 1ドル125円

賃金が20万円だとすると、それをドル建て賃金に直すには、

A(円高ドル安)
?ドル : 20万円 = 1ドル : 100円
つまり、 
?ドル/20万円 = 1ドル/100円
? = 20万円 × 1ドル ÷ 100円 = 2000ドル

B(円安ドル高)
?ドル : 20万円 = 1ドル : 125円
つまり、
?ドル/20万円 = 1ドル/125円
? = 20万円 × 1ドル ÷ 125円 = 1600ドル

ドル建てでは、Aの方がBより高くなることをおわかりいただけたでしょうか。


もっとも、アメリカだけが外国ではありません。
アメリカドルが下がったのではなく、円全面高であれば、どこの外国から見ても、日本の賃金は上昇したことになります。
一方、米ドルの全面安であれば、日本に対してだけではなくほかの国々にとっても、アメリカの賃金が下落したことになります。
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以前は、特に東南アジア諸国はそうだったのですが、ドルペッグといって、ドルと自国通貨を連動させるような仕組みになっていました。

だから、円高ドル安になれば自動的に例えば対韓国なら円高ウォン安になるわけです。アジア通貨危機まではこの仕組みが続いていました。

日本企業は当然円建てで考えますが、円建てで見ると、円高になれば外国の給料は、現地通貨では変わらなくとも安くなります。したがって、外国の賃金は相対的に安くなります。つまり、日本国内の賃金は相対的に高くなってしまうのです。
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