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ドボルザークのチェロ協奏曲が大好きで,これまで数回演奏を聴きに行きました。
第一楽章の第一主題は,まずホルンの独奏で始まりますよね。
ところが,国内のオケを聴きに行ったら,3回中3回まで音がはずれてしまって
いるようで,随分がっかりしてしまいました。
(もちろん国内で5本の指に入るオケばかりですよ。)
ベルリンフィルで聴いたときは,期待通りの演奏で大喜びでした。

ホルンを演奏したことがありませんので,まったくわからないのですが,
奏法上あるいは,フレーズ的に難しいのでしょうか。
それとも,指揮者が意図的に音が割れるような演奏を求めているとか???

詳しい方どうぞご教授ください。

A 回答 (2件)

まず、第1主題でなく副主題のことだと思いますが(57小節目からのホルンのソロ)、音域的にはそれほど高音域というわけではありません。


恐らく62小節目のオクターブ上がるところが一番の難所ではないかと思い、指摘の個所もここかと思います。
ホルンは管楽器(オケ全体)の中でも一番難しい楽器といえ、日本人でも千葉馨以外は海外で通用する奏者はいないといわれるほどです。(カラヤンがベルリンフィルに欲しがっていた)
アマでもプロでもホルンのパッセージになるとなぜか緊張してしまいます。
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この回答へのお礼

大変参考になりました。質問してみて大変よかったと思いました。
おっしゃる通り副主題の誤りでした。
確かに62小節めの箇所が該当するようです。
いきなりでだしでつまずくこともあり,いつもはらはらドキドキしてしまいます。

管楽器奏者は,他の弦楽器などと違って,非常に狭き門ですので,
よほどの優秀な方しかオケに入れないのでしょうが,それでも
ホルンは難しい楽器なのでしょうね。

どうもありがとうございました。

お礼日時:2002/10/21 05:06

 同じ金管奏者(トランペット)として、またホルンにあこがれるものとしては、そのホルン奏者に心から同情申し上げる次第です。


 金管楽器は、構造上、同じ運指で幾つもの音が出ます。特に高音域になると、非常に近い音が出るようになってしまいます。
 そこで、何かの弾みで狙った音と違う音が出てしまうと、俗に言う「外れた」ということになってしまいます。
 ホルンなどの金管楽器にとって、高音域のソロは鬼門です。

 それで、そういう難しいフレーズがあると、本番では異常に気張ってしまい、なおさらミスしやすくなってしまいます。
 たぶん、奏者自身が一番落ち込んでいると思うので、あまり外したことを責めないでいてください。
 逆に、見事「当てた」ときは、拍手喝采を惜しまないでください。

 似たような緊張感があるほかの楽器のフレーズとしては、ブラームスの交響曲第1番第4楽章前半、ppのトロンボーンコラールがあげられます。
 トロンボーンとしてはかなり高い音域で丸裸、しかもそこまでの約30分間、音をほとんど出さないという、過酷な譜面です。
 かのウィーン・フィルのトロンボーン奏者が、そこの前でアップになったときに非常に緊張していた、という話があるくらいです。

 ちなみに、ホルンとオーボエは、もっとも難しい楽器としてギネスに載っているという話を聞いたことがあります。
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この回答へのお礼

丁寧なご回答深く感謝致します。とても勉強になります。
ふだんCDで何気なく完全な演奏だけを聴いている身としては
改めて演奏者の方のご苦労が分かった気が致します。
どうもありがとうございました。

お礼日時:2002/10/23 06:56

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