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日銀総裁の決定に際し、民主党は与党の推す武藤副総裁に反対していますが、今まで新聞を読んでもハッキリと理由が書いてありません。

民主党はどうして反対しているんですか?いつもの通り与党の足を引っ張っているだけなんでしょうか?教えてください。

A 回答 (9件)

> いつもの通り与党の足を引っ張っているだけなんでしょうか?



その通りです。

いくつかの理由を後付のように出していますが、民主党は単純に「反対だから反対」と言っているだけです。早く言えば、ガキがだだをこねているのと大差ない世界です。

もし民主党が武藤氏に対して No と言うのであれば、その理由をはっきりと示すべきですが、今のところ「財務省出身だから」という以上の理由は聞こえてきません。なぜ財務省出身ではダメなのかについて、何も言っていないのです。

「**という政策的な意見を持っているから反対である」
という理由で反対であれば、与党側も話し合う余地も妥協し合う余地もあるでしょうが、誰を持ってきても言を左右にして反対と言っているだけで対案もないので、話し合いも妥協点もありません。


結局、政権を寄越せとごねているだけなのです。



因みに、財務省出身だからダメといっていますが、速水総裁の前は松下総裁(94-98)で、大蔵省(現財務省)の出身です。その先々代に当たる澄田総裁(84-89)も大蔵省出身です。

面白いことに、大蔵省出身の総裁の時期は比較的景気がよいです。
澄田総裁のときは、86 年 11 月から 91 年 2 月までの景気拡張期(バブル景気)の時であり、松下総裁のときは、93 年 10 月から 97 年 3 月の景気拡張期に当たります。
要するに、財務省出身ということで何か悪いことが起こるような要因は、今のところ客観的には見当たりませんね。

彼らが特に財政と一体となって政策運営をしたということもありません。一体となって活躍したとされるのは例えば速水総裁ですが、彼は日銀生え抜きです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます!

ズバリこれが答えなんだろうと思いました。下の方の話を聞いていると民主党にもやり方があってやっているのかな?と思ってしまいましたが結局は後付の理由しかないんですね。

全く民主党はガソリンのときもそうだけど国益を全く考えませんね。
ありがとうございました。

お礼日時:2008/03/12 21:00

 予算案の強行採決をしなければ、民主党も武藤総裁で合意の流れだったはず。

反対のための反対と言っても間違いないでしょう。

 ただ、財政と金融の分離と言うのは、それなりに意味があります。

<純粋に金融と財政の分離問題の実例について>

 バブル期直前、景気が過熱して株・土地が大幅に値上がりの気配を見せた時、日銀内部では公定歩合の早期引き上げを行い、景気拡大を抑える意見が多かったのですが、大蔵省出身の澄田総裁などが政府の意向に沿って公定歩合の引き上げを遅らせました。

 当時は、300兆円を越える国債を減らすために、行政改革・歳出削減が緊急課題となっていたのです。

 公定歩合の引き上げを遅らせたため、景気は過熱し土地の値上がりや株の値上がりと、取引の激増によって税収は大幅に増え、国債の新規発行と償還額が均衡し、累積国債の増加が止まりました。
 大蔵省は財政改革完了と言い出し、竹下内閣はふるさと創生資金、一兆円をばら撒きました。

 日銀が公定歩合を上げなかったことで、行政改革を行なわないでも(=官僚の首切りはなく、天下り利権放棄しなくてもすむ。)見かけ上国家予算が均衡したのです。

 結局、このときに行政改革しなかったために、20年も日本の官僚無駄遣い体質が生き延び、国民はバブル崩壊後のデフレ経済と小泉路線での首切りの憂き目に会いました。

 尚、バブル経済はその後の長期不況と一体のもの(一体でない場合は、経済成長です。)で、税収の大幅増は、後の税収の大幅減と一体になっています。
 つまり、バブルとは先の消費を先取りしているだけで、税収も未来の税収を先取りしてしまう形になります。

 過去を見ると大蔵省(現財務省)出身の日銀総裁のとき、景気がよくなる傾向がありましたが、その次の日銀出身の総裁がバブル化を押さえる(=景気が後退する)役割を負わされる傾向があったように思われます。
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ANo.4です。



自分の書いたものを読み直して、少し分りにくいかな、と思い、もう少し焦点を絞って書きますね。

会社の派閥抗争に例えると、わかりやすいと思います。

日銀には昔から、「生え抜き派」と「財務省からの天下り派」という、二つの「勢力」があります。
二つの勢力は、日銀総裁を交互に出すことで、折り合いをつけていました。
この時、副総裁は反対派が出すので、「たすきがけ人事」といいます。

ところが、ここ2代ほど、「生え抜き派」が総裁のイスをとってしまっています。
これには、「財務省からの天下り派」が接待疑惑スキャンダルで揺れていて人材を出せなかったこともありますし、小泉首相の「日銀のことは日銀生え抜きの人たちで」という「裁定」もありました。
しかし小泉首相は退陣して、しかも福田氏が首相になってから、守旧派が元気になりました。
それで、「財務省からの天下り派」が、
「昔からのしきたりで、今度はウチが総裁を出す番だろう」
ということになったのです。

自民党の政治家は、財務省の役人に後ろからネジを巻かれて、走りまわっているだけです。
実際に日銀総裁のイスは、財務省最大最高の天下りポストですから、役人たちの眼の色も変わります。

私に言わせれば、日銀周辺は人材の宝庫なのですから、自民党は複数の総裁候補者のリストを民主党に突き付けて、「好きなのを選べ」といってやればいいのです。
それができないのは、自民党の目的が、「人を選ぶ」ことではなく、「財務省の天下りポストを確保する」ことだからです。
武藤氏を下げて、別な財務省OBの名前を出す訳にはいきません。

ことの是非は別として、自民党は、武藤氏でがんばり過ぎると、それが通らなかった場合、党内の求心力が維持できず、福田氏が政権を放り出すことになるかもしれません。
というか、実際に、議席数が足りませんから、通らないでしょう。
こういうのを「ドツボにはまった」といいます。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

正直最初のほうがわかりやすかったです・・・(申し訳ない)

でもそういう見方をすれば見えてしまうんですよね。他の方の回答を見てみると、財務省大蔵省のOBの方が景気がよくなるっていうジンクスがあるようだし(もちろん所詮はジンクスですが)天下りの諸問題もそう見当たらないようです。

でもありがとうございました。

お礼日時:2008/03/12 21:07

> いつもの通り与党の足を引っ張っているだけなんでしょうか?



その通りです。
与党のあまりにも幼稚な政権運営を見て、
ここで足を引っ張れば与党を潰せると思ったからです。
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この回答へのお礼

>その通りです。
与党のあまりにも幼稚な政権運営を見て、
ここで足を引っ張れば与党を潰せると思ったからです。

ありがとうございます。いつものやり口ですね。国民のための政治と銘打っておきながら小沢は結局自分のことしか見ていないんですよね。

お礼日時:2008/03/12 21:02

> 日銀総裁の決定に際し、民主党は与党の推す武藤副総裁に反対していますが、


> 今まで新聞を読んでもハッキリと理由が書いてありません。

 多分、そう感じるのは、財政と金融を分離したい理由が、判然としないからだと思います。民主党が反対する理由は、財政と金融を分離が出来ないからだと大方のマスメディアは、報道していると思いますが、紋切り型の様にその理由が書かれていません。

 理由としては、日銀への国債の引き受け、金利の引き上げに対して日銀の独立性を保ち得ないと考えているからでしょう。今でさえ、財政法で原則禁止されている、国債の引き受けを実質は、「量的緩和」で引き受けています。

以下、財政法の抜粋です。
> 第五条  すべて、公債の発行については、日本銀行にこれを引き受けさせ、
> 又、借入金の借入については、日本銀行からこれを借り入れてはならない。但し、
> 特別の事由がある場合において、国会の議決を経た金額の範囲内では、この限りでない。

 何故、財政法でしばりがあるかと言えば、大東亜戦争で戦時国債の発行をしましたが、それが戦後のハイパー・インフレを引き起こしたのを反省して、こういうしばりを入れたのです。

 確かに武藤氏が、政府の要求を突っぱねるだけの日銀の独立性を発揮できれば、財務省出身であろうが、問題ないと思いますが、野党はそうは思えないから反対しているのでしょう。

■財政法
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S22/S22HO034.html

■日銀の量的緩和とは?
http://allabout.co.jp/career/economyabc/closeup/ …
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

確かに武藤さんが本当に財政と金融の分離を保てるっていう保障はどこにもありません。自民党も反省すべきところは多々あるんですがなかなか直りませんねぇ。。。

ありがとうございました。

お礼日時:2008/03/12 20:57

大きく分けて、3つあります。



1.もともと日銀総裁は、日銀生え抜きと財務省(大蔵省官僚)で、交互に出すという不文律があり、55年体制以降、半世紀、それでやってきました。
ところがいろいろな経緯で、ここ何代か財務官僚から出ていません。
財務官僚にしてみれば、省最大の天下りポストが失われては大問題なので、自民党の政治家に、うしろから猛烈にネジを巻いています。

2.ここ数年の金融政策の大失敗があります。
ここ数年の景気上昇局面で、日銀は金利をあげなければいけませんでした。
実際に日銀の理事たちは、繰り返しそうした方向性をリークしていました。
ところが、実際には上げなかった。
なぜかというと、経済に無知な自民党の政治家たちが、「金利を低く押さえれば景気は拡大する」という幼稚な思い込みで、日銀の意向を抑え込んでしまったからです。
なぜ抑え込めたかというと、現在の福井総裁が例の村上ファンドの問題で政府に借りを作ってしまったので、「いいなり」になってしまったのです。
その結果として、最近の物価上昇と株価下落が起こりました。
現在、景気は停滞しつつあり、金利を下げなければならないのですが、上げるときに上げていなかったので、下げる余地がありません。
日銀が、市場に対して何もメッセージを送れない、という情けないことになりました。
口先でいくら「日銀の独立性を守る」と言っても、財務官僚がトップでは、政治家のいいなりにならざるを得ない、だからダメだ、ということです。

3.与党のメンツの問題があります。
55年体制以降、自民党は基本的に与党で、半世紀以上、議会を牛耳ってきました。
ところが今回は、泣こうがわめこうが、思い通りにならない。
日本新党の時代も、これほど露骨に自分たちが否定されたことはありませんでした。
感情的に、これは耐えられないことです。
意固地になっている側面があります。
福田首相個人にしてみれば、これが通らないと、党内の求心力を維持できない、つまり解散につながるかもしれない、という恐怖感はあると思います。

ですから、今回の件は、決して、「政争の具」になっている訳ではありません。
ただし、そんなふうに見えるのは事実です。
先日、TVで経済評論家が、「民主党の説明が極めてヘタだ」といっていました。
私も、稚拙だと思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

そういう見方をするとそう見えてきます。わかりやすかったです。ありがとうございました。

お礼日時:2008/03/12 20:54

全ては政局にしたいからです。



昨年12月の時点で武藤氏はあきらめたとの観測が新聞紙上にありました。
小沢党首が反対しているとの情報が漏れてきたからです。
しかし、その後、大蔵省出身者にはこだわらないと方向転換しました。
これは武藤氏でOKとのサインです。
これで、武藤氏は前向きになったと言います。

しかし、民主党は賛成・反対とも態度を明確にせず、
衆議院で予算案を強行採決されたこともあり、反対しているのです。
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この回答へのお礼

わかりやすい説明ありがとうございます。

今日の新聞でも小沢が反対して武藤さんはあきらめていたっていう話が書いてありました。

全く民主党にはあきれてしまいますね。
ありがとうございました。

お礼日時:2008/03/12 20:52

いつからか、大蔵省、財務省などの官僚からは日銀総裁は出さないという不文律が出来ていました。


日銀の独自性が失われるからです。
過去に大蔵省と日銀と結びついてバブルを起こした経緯があります。
それをまた与党が崩そうとしている事に警戒感を示しているのです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

そんなことがあったんですか。しりませんでした。ありがとうございます。

お礼日時:2008/03/12 20:50

大蔵省出身だからです。


日銀総裁はだいたいそのような方々から選出されているようです。
民主党が反対する理由はそれだけなんです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。やはりそうですか。

今日の新聞を読んだらそのように書いてありました。ここ最近見出ししか読んでいなかったので、もしかしたら最初から書いてあったのかもしれません。

ありがとうございました。

お礼日時:2008/03/12 20:49

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