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25000分の1の縮尺の地図で
▲の記号がついている山の高さは
最も近くの等高線+10mと考えればいいのですか?

ある問題集の問題に
500mの太い等高線
その次に細い線が2本あって
その中に▲の印がありました

解答ではその山は530mの高さとなっていました

A 回答 (4件)

細かいことですが,念のため2点確認したいのですが,


まず,「25000分の1の縮尺の地図」というのは,国土地理院が発行している地形図ですか?

かりにそうだとすると,地形図の記号に▲というのはありませんので,これは出題者が書き込んだ記号だと考えていいでしょうか?
似た記号に三角点があります。ご存じかと思いますが,これは△の中に・が書いてあり,横に標高が書かれていますので,標高を問う問題にはなりませんね(出題者が消せば別ですが)。

以上,とりあえずYesだとして話を続けます。

等高線が閉じていれば,くぼ地でない限り内側のほうが高くなっていますので,太線が500m,その中が510mと520mとなります。
この場合,520mよりは高いが,530mは描かれていないので530m未満というべきでしょう。

>「等高線から数えればおよそ530mとわかる」と断定でした。
>sanoriさんの解説をふまえると530mと断定するのはおかしいと思います。
>あまり良い問題ではないと考えればいいのでしょうか。

確かにそうですね。
この場合,問題よりもむしろ答え方と解説がまずいと思います。
いくら「およそ」がついているからといって,530mと断定するのはちょっと行きすぎでしょう。
521m前後の高さで頂上付近がほぼフラットになっているかも知れませんし,あるいは本当に,限りなく530mに近い地点があるかも知れません。
従って,正解は「520mを越え530m未満」といった答え方になるかと思います。
(これも細かいことですが,520mの等高線が輪になって描かれているとき,最高点の高さが520mジャストというのは,人工的に平坦にならさない限り,ちょっとありえない気がしますので「以上」ではなく「を越え」にしました。)
また,場合によっては#1さんが書かれているように,頂上にとがった岩山か何かがあって,そこだけ530mを越えているが,あまりにも狭いので等高線は省略,ということもあり得ますが,そこまで言い出したら出題できないので,それは考えないことにしてもいいかと思います。
なお,これもご存じかも知れませんが,先ほど書いた「くぼ地」(凹地=おうち)の記号は,次の3通りです。いずれも,中に行くほど標高が低くなります。
1.内側に向かって矢印を書く(小さいもの)
2.等高線の内側に短いひげを付ける(やや大きいもの)
3.実際に標高の数値を書く(さらに大きいもの。火山の火口などで時々見かける)
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#2です。

ちょっと補足します。

実際に地形図を手にしてあちらこちらの山に登った経験からいうと,山頂の形(断面)は実にさまざまです。
ただ,大まかな傾向としては,標高が高く岩場だらけの山はてっぺんのぎりぎりまで同じ傾斜だったり,どうかすると最後のひとのぼりが一番きつかったりします。
一方,標高の低い山は全般に,頂上付近はわりとなだらかになっていることが多いです。
しかし,これはその山を作っている地層(岩石)の種類によっても変わってきますし,一概にこうだと決めつけるわけにはいきません。上で書いた傾向と逆の例もたくさんあります。

国土地理院のサイトで実際に地形図を見てみましょう。
(500mちょっとの山が問題になっているので,あまり高くない山にしました)
たとえば,こちらの岳山(だけやま,広島県)をご覧下さい。
http://watchizu.gsi.go.jp/cgi-bin/bl.cgi?b=34385 …
三角点は738.6m,その横に741mという標高が書いてありますが,これが最高地点です。
740mの等高線の形や大きさからすると,最高地点はもっと西側にありそうですし,高さももうちょっといきそうですが,そうではなく,この山は740mを越すとほぼ平らになっているのです。

かと思えば,こちらのモッチョム岳(屋久島)は,
http://watchizu.gsi.go.jp/cgi-bin/bl.cgi?b=30152 …
最も内側の930mの等高線ですら,ほとんど点ぐらいの大きさしかないのに,最高地点はさらに10m高い940mとなっています。
(なぜ940mの等高線が描かれていないかというと,2つの可能性があります。1つは,四捨五入で切り上げて940になったから。もう1つは,切り捨てて940になったのだけれども,あまりにも小さくなりすぎるので省いた。)

こんなふうに山頂部の形はバラエティに富んでいるので,ご質問の問題の場合も,520mの等高線の内側がどうなっているかは,実際に現地に行くなり空中写真測量をするなりして調べないと何とも言えません。
また,上で述べたような知識や登山経験を,地理の問題集の読者に期待するのはちょっと無理というものでしょう。

確実に言えることは,520mよりは高く,530mよりは低いということです。
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この回答へのお礼

丁寧な解説ありがとうございました。地図は国土地理院のものではなく出題のための簡易なものです。ご紹介いただいたサイトでしっかり勉強します。

お礼日時:2008/03/13 09:08

再び登場。



図を見てみないので、的確な説明になっているか、若干不安ですが、
山頂とその周りの等高線との距離によると思います。

(等高線は本当は曲線ですが、以下の図では直線ということでご容赦を)


周りの等高線の間隔と▲の位置関係が

500---------------------------------

510---------------------------------

520---------------------------------
         ▲
520---------------------------------

510---------------------------------

500---------------------------------

という感じであれば、▲は、だいたい525と考えることができます。
つまり、横から見たとき、山頂付近がだいたい二等辺三角形に見えると仮定するわけです。



周りの等高線の間隔と▲の位置関係が

500---------------------------------

510---------------------------------

520---------------------------------

         ▲

520---------------------------------

510---------------------------------

500---------------------------------

という感じであれば、だいたい530と見てよいと思います。
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こんばんは。



カルデラの話をするとややこしいですが、
そうでなければ、▲の場所は▲の周囲にある等高線よりは標高が高いことになります。

ただし、+10mとは限りません。

そのケースでは、等高線を「素直に」読めば、▲の標高は520以上530未満ということになります。
しかし、530の等高線を描くスペースがないとか、530以上の領域の面積が極端に狭くて、等高線がほとんど点になってしまうなどの理由で、530の等高線が見えていないということなのでしょう。
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この回答へのお礼

とてもわかりやすい解説ありがとうございました。

問いは「およそ何メートルですか」で、解説には「等高線から数えればおよそ530mとわかる」と断定でした。
sanoriさんの解説をふまえると530mと断定するのはおかしいと思います。
あまり良い問題ではないと考えればいいのでしょうか。

お礼日時:2008/03/11 23:10

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