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最近新聞を見ていると、「不良債権処理」と「株式の含み益」がセットになって
よく出ています。株式の「含み益」ってなんなんでしょう。どうしてそれが、不良債権処理と関係が有って、3月末に銀行の経営破綻につながるのでしょう?。どなたか教えて下さい。宜しくお願いします。

A 回答 (3件)

「含み益」の定義については、すでに回答されている方のおっしゃる通り、銀行の保有する株式の記帳価額(簿価)と実際の市場価額(時価)の差です。

銀行がその株を買ったときより値上がりしていれば「含み益」、値下がりすれば「含み損」となります。

これがなぜ不良債権処理や銀行破綻に関係するかというと。
銀行は不良債権、つまり焦げ付いて回収し損ねた借金の損を、何年もかけて事業の利益と保有資産の売却で埋めようとしてきました。その財源のひとつが「株の含み益」。株価が回復したところで保有株を売り、出た売却益で損を埋めるのです。
概ねの銀行は、この3月末の株価がある程度は回復するとみて不良債権処理計画をたてていました。多分日経平均で16,000円から18,000円くらいを目してたんではないでしょうか。
ところが最近の株価低迷で含み益は激減。保有株を売っても考えていたほどの益は出ません。それどころか売れば損になることも・・・。この状態で会計基準が時価評価になり、保有株が3月末の時価で評価されるとバランスシート上も債務超過になってしまう恐れがあるのです。
銀行の経営者や当局が、3月末の株価に異常なまでに神経を尖らせているわけがお分かりになりましたでしょうか?
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この回答へのお礼

眼から鱗が落ちるほど、分かりやすい解答ありがとうございました。新聞で異様に
ぴりぴりしてる訳も分かった気がします。ありがとうございました。

お礼日時:2001/03/11 14:24

金融機関などの企業は、投資目的や取引関係で色々な企業の株式を持っていて、帳簿上は取得価格(買った時の価格)で計上されています。


含み益・含み損というのは、その保有している株式を、ある時点の時価で計算して帳簿上の金額と比較し、帳簿価格よりも多ければ「含み益」少なければ「含み損」といいます。
特に、金融機関は取引先の株式を多額に持っていますが、
株式市場が低迷している今、今まで沢山有った「含み益」が大幅に減少しています。
と、云うことは利益が減ったわけですから、不良債権を償却するだけの体力が無くなってしまい、それが、銀行の破綻につながるわけです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。バブルのツケを清算するのは、まだまだ時間と犠牲が必要なんですね。

お礼日時:2001/03/11 14:27

今まで、会社が持っている株の価値は、買った時の値段で計算していたのを、その時の価値で計算する様に変更するのです。


買った株の値段が下がると、損するけど、今までなら、売るまでは損したとは計算されない仕組みだったのです。
でも、ホントは損してるので、「含み損」と言うのです。(得してれば、「含み益」)
今は、全般に株価が低くなってるので、みんな損してるはずで、それが3月の決算で数字に出てしまうのです。
それで、破綻する銀行も出るかもしれないって、みんな心配してるけど、まだ、「金庫株」とか裏技を考えている様子なので、どうなるか?わかりません。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
ところで、金庫株ってほんとに
やっちゃうんでしょうかね。掟破り
のようなきがしますが・・・

お礼日時:2001/03/11 14:25

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